カウンセリングサービスの青山リナです。
「自分に厳しく、人に優しく」
なんてことを、一般的には言われたりしませんか?
私も個人的に、今までいろんな人に言われてきた気がします。
親に、よく言われたような気がします。
一般的に、私たちは、多くのことに対して
人に厳しく、自分には甘く、接しがちだ、なんて言われたりしますよね。
でも実は、心理学の世界に足を踏み入れて私がとてもびっくりしたことは
私たちは、自分にとても厳しい
ということでした。
信じられますか?
私たちは、実のところ、自分にとても厳しいのです。
例えば、ダイエットをしようとして、でも誘惑に負けて美味しいケーキに手を伸ばしてしまったとしますね。
表面的には、自分に甘いから我慢できないんだ、って言われたりしますよね。
だけど、ケーキに手を伸ばしてしまった自分に対して
こんな意志の弱い自分はダメだ
我慢すらできないなんて、なんてダメなんだ、私は
こんなんだから太るんだよ、ダメな私
なんて自分にとことん罵声を浴びせていませんか?
そう、実のところ、私たちは、とてもとても、自分に厳しく
多くの場合、知らず知らず自分をとことん責めて
自分に対して罵声を浴びせ、暴言を吐き
自分を散々傷つけて悲しませているんです。
人にやられたら、訴えて裁判でも起こしたくなるくらい。
それが如実にわかるときは、人を責めてしまった時。
人を責めてしまう時、というのは、もうこれ以上自分を責められなくなった時なのです。
だって人を責めている間は、自分を責めずに済みますからね。
でも、多分ほとんどの場合、人を責めて閉まった後、またそんな自分を責めてしまうんですけどね。
そしてもう1つのケースは、自分が被害者に感じる時。
これも、実は自分が被害者になると、相手が加害者になる、という構図が出来上がるんです。
そして、相手が加害者になったら、責められるべきは相手だ、と感じるので、自分は責められずに済む、と表面的には感じるんです。
だけど、深層心理的には、私が被害者になることで、私が相手を加害者にしてしまった、という自己攻撃が始まるんです。
私たちって、どれほど自分に対して厳しいんでしょうね。
もうちょっと、自分にも優しくしてあげたいところですよね。