夫を男として見られなくなる問題

夫婦という関係になった時、「何だか夫を男として見れなくなった」という話をよく聞きます。これは結婚していらっしゃるご夫婦からは、比較的よく聞くご相談。この問題があると、セックスレスにも陥りやすく、一度セックスレスに陥ると、なかなか相手をまた男女という目で見ることが難しくなりがちです。なぜ、こんな現象が生まれるのでしょうか?

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

目次

なぜ私はこんな気持ちになったんだろう?

夫を男として見られなくなったのは、一体いつからなのでしょう…?

いつの間にか、徐々に、気付いたら…

現実としては、こんな感覚なのかもしれませんよね。

でもきっと、きっかけの出来事とか、パターンって、私たちは気付いていないだけかもしれないけれど、持っているんですね。

生活の変化や役割の変化

結婚後や子どもの誕生によって、夫婦の関係性が「恋人」から「家族」や「共同経営者」のような役割にシフトしてしまうことがあります。この変化が急激だったり、お互いにその移行に気づけていないと、「夫=男」ではなく「父親」「サポート役」として見えてしまうことがあります。

母親になると、女性は、ホルモンバランスの変化や「子どもを守らなければ」という本能的な意識が強まり、「恋愛モード」よりも「守るモード」に切り替わります。そのため、夫への意識が一時的に薄れるのは自然なことです。

そうなると、女性側は自分が母親になり、夫を子どもの「父親」として同じ父母の役割として見ているけれど、夫側の心理的ポジションは父母としてではなく、1人の男性と女性で見ていたりして、ここでお互いの見ている役割が違ってくることに気付かず、すれ違い始めたりします。

お互いがすれ違いに気付いていないので、お互いわかってくれないマイナス感情を抱える形が出来上がってしまうことは多く発生しているのではないでしょうか。

セックスレスになっている場合、誘う方も断る方も、お互いが、自分は男として、もしくは女として、相手に必要とされていない、喜ばれていない存在だ、と感じ、否定されている痛みをかなり大きく抱えているケースが多いので、改善しようとすると勇気が要るかもしれませんが、自分から相手に心を開いていくことで改善されるケースは多々あります。

お互いの関心の薄れ

結婚当初はお互いを魅力的に見せようと努力していたのに、長い付き合いの中で気を使わなくなったり、自分を磨くことをやめてしまうと、「ときめき」が薄れてしまうことがあります。たとえば、夫が身だしなみに無頓着になったり、優しさが減ったりすると、「異性として見る」気持ちが徐々に薄れることがあります。

結婚生活が長くなると、自然体でいることが心地よくなる一方で、「男と女」としての魅力を感じ続ける努力をどうバランスするかが課題になりますよね。

これは見た目だけの問題ではなく、「夫を男らしいと感じる」「妻を女性らしいと感じる」というのは、お互いの態度や行動、内面の魅力からも影響を受けています。むしろ、結婚生活が長くなると、見た目以外の部分がより大きな意味を持つことが多いんです。

外見と内面のバランスが取れているという状態が、人をより魅力的に見せてくれます。

例えば、夫が問題を冷静に解決したときや、いざというときに行動力を発揮する場面に「男らしさ」を感じる女性は多いです。

逆に、妻が細やかな気遣いや家族を守る姿勢を見せると、夫が「女性らしさ」を感じることもあります。

見た目という点で言えば、「たまにオシャレをしている夫を見てドキッとした」「久しぶりにメイクをして出かける妻が魅力的に見えた」というように、見た目の変化は新鮮さを感じさせてくれる大切なポイントです。

大事なのは、見た目だけで「男らしさ」「女らしさ」をキープするのは難しく、内面や行動とのバランスが取れていることが重要です。

信頼の揺らぎや失望

過去に夫の言動が期待を裏切ったり、不誠実だと感じる出来事があると、それがきっかけで心に壁を作ることがあります。小さなことの積み重ねでも、「夫を男として見る」気持ちが損なわれることがあります。

浮気や暴言といった問題。また、小さな失望の積み重ねも、心に壁を作る大きな要因になります。そして、その壁が厚くなると、自分の弱みを見せるどころか、相手を異性として見る気持ちすら薄れてしまうことがあります。

浮気や暴言などで信頼を失った場合は回復するのが簡単ではないということが容易に想像がつきそうですが、「感謝されない」「頼りたいときに頼れない」という状況は、夫婦の信頼関係を少しずつ侵食していきます。そして、その原因の一つに、夫や妻の多忙さもあったりします。こういうケースは長年の積み重ねで少しずつ信頼を失い、気付いたころにはお互いが固く心を閉ざしていたりもするので、少しずつ少しずつ溶かしていくことがおススメです。

例えば、夫が仕事で忙しく、家にいる時間が少ないと、自然と会話やスキンシップの時間が減ります。その結果、相手の考えや感情が見えづらくなり、すれ違いが増えます。

家にいる時間が決して短いわけではなくても、疲れている夫が「話を聞く余裕がない」「家事や育児に参加できない」という状況が続くと、妻は「自分だけが頑張っている」という孤独感に苛まれることがあります。これが感謝されないと感じる一因になります。

また、夫に頼りたいタイミングで「忙しいから無理」と拒絶されると、その経験が積み重なり、「どうせ頼れない」と思い込んでしまうようになります。この思い込みが、心の壁を強化するきっかけになります。

夫が親のような存在になった瞬間

夫に頼りすぎたり、逆に妻が夫をサポートしすぎてしまうことで、夫婦であるはずの関係が、親子のような関係になってしまうことがあります。積み重ねで、夫が「男」ではなく「保護者」や「子ども」に見えてしまいがちです。

日々の中での小さな我慢や期待のすれ違いが積み重なり、夫婦間のバランスが崩れていくことが大きな要因になりやすいです。

ただし、相手を親や子どものように感じているという時、あまり自覚が無いことの方が多かったりします。

夫婦関係では、自立と依存の適切なバランスが重要です。このバランスが崩れると、以下のような状況が起こりやすくなります。

片方が相手に過剰に頼りすぎると、もう一方が「負担」や「親の役割」を感じてしまいます。たとえば、妻が夫に「全てを支えてほしい」と期待しすぎると、夫は重圧を感じ、妻もその期待が満たされないと不満がたまります。

逆に、相手に頼ることを避けすぎると、夫婦の間に孤独感が生まれます。たとえば、「忙しい夫には頼らない方がいい」と妻が一人で頑張りすぎると、夫は「自分は必要とされていないのか」と感じることがあります。

親との関係を夫婦間に持ち込むとこのような自立と依存のバランスを崩しやすくなってしまいます。と言っても、親との関係を夫婦間に持ち込んでいる、という自覚は殆どの場合無かったりするので、自分では気付きにくいかもしれません。

気持ちの根底にあるもの

きっかけは人それぞれ、状況によりけりで「夫を男として見られなくなった」という現実がありますが、私たちの心は頭で考えていることと実は真逆のを望んでいたりするのですよね。

夫を男として見られなくなり、困っていることがあるからこそ、きっと今この記事を読んでくださっているのではないでしょうか。

好きじゃなくなってしまった、とか
夫が性的な関係を求めてくるけれど、私はもう夫を男として見られないから気持ち悪い、とか
結婚生活を続けているのがしんどくなってしまった、とか
夫に心を開けない、とか

これらの感情の元になっているものは「怒り」なのではないでしょうか。怒りは、一見すると感情の一つに過ぎないようですが、実はその裏に、期待や願望が満たされなかったことへの深い失望感や、心が傷ついたことへの防衛反応が隠れています。

言ってみれば、怒りって、心の「SOS」なんですよね。

諦めとか失望とか、心を感じないように固く蓋をしている感覚があったとしても、そこには「助けてほしい」という想いがとても強くあったりします。

子どもの頃から、頑張って早く大人にならなきゃ、と自分の足で立とうとしてきた人ほど、「助けてほしい」という想いを人に伝えることってとても苦手で、そんなことをしてはいけない、って思う自分の心のブレーキが固く引かれているんです。

でも本当は、

ひとりではもう苦しすぎる
繋がりを感じられないことが寂しすぎる
ひとりで頑張るのはもうムリ

って気持ちを抱えながら、崖っぷちにいるような感覚になっているのではないでしょうか。

人は誰かを愛したら愛されたいと思うものですし
誰かを理解しようとしたら同じように理解されたいと思うものです。

心を通わせたい、と思うんですね。

パートナーならなおさらのこと。

あなたが夫を男として見られなくなっている時、夫側も妻との心の繋がりが薄れている感覚を感じているはずです。

パートナーはバランスを取り合うものですからね。

夫を男として見られなくなることが悪いことではないけれど
2人の間の繋がりがお互い感じにくくなっているのだとしたら
何か解決策を探っていきたいですね。

良かったら一度ご連絡くださいね。
一緒に解決策を探っていきましょう。

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