女性として自信がないのは、母親を否定しているから!?

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

ひとりの人間としてなら、自分はそこまで悪い存在だとは思わない。友達もいるし、職場でもそれなりにそこそこやれている。だけど…恋愛となった時、女性としての自信がない。女性としてはちょっと…。

そんな想いがある時、母親との関係性を見直してみると、大きな解決策が隠れているかもしれません。

目次

女としての自分に自信が持てない理由

今まで誰ともお付き合いしたことが無いんです。

今までお付き合いした人はみんな浮気したり、音信不通になったりで、やっぱり私は女性として魅力ないんですよね。

恋愛が上手くいかないご相談で、こんなご相談をいただくことがあります。自分には女性としての魅力がない(足りない)から、恋愛が上手くいかない、男性にフラれてしまう、という内容。

しかし不思議と女性としての自信を持てない皆さんに共通することは、女性の私が見てもきれいで可愛らしい女性ばかりだということ。

なぜ???と思い、自信持っていいと思いますよ!とお伝えしたところで、自信を持てるものでも無いのですよね。だってご自分では、「ワタシは女性として魅力がない」と感じていらっしゃるのだから。

そこまで彼女たちが自分を女性として否定している理由はどこにあるのか。

表面的には、
恋愛が上手くいかないから
男性にヒドイ扱いをされたから
自分の容姿が可愛くないから・女性らしくないから
なんて理由を抱えていらっしゃるのですが

実はこれらの理由は後付けで、本当は別のところに理由があるのではないでしょうか。

自分を女性として受け入れられないのはなぜ?

好きな人とは近くにいたいものですよね。

近くにいたい人と近くにいられない、という状況を作っている(もしくは状況が意図せず出来上がっている)とするならば、それは自分にとっては嬉しくないことのはず。

しかし、好きな人と近くにいられない状況が目の前にあるのだとしたら、なぜ自分を辛い目に合わせるような現実を自分に与えているのでしょう。

これは、自分へのプレゼントではなく、どちらかといえば自分に対する罰、ですよね。

自分に対する罰を自分で与える時、私たちの心の中には自分を罰しなければいけない、自分は罰に値する存在だ、という、自分がまるで極悪人かのような扱いを自分にする心が働いています。罪悪感です。

罪悪感を抱えていると、自動的に「愛されない」ということを自分で無意識に選択しています。

この「愛されない」という選択。いつから「愛されない」ことが自分への罰になったのでしょう。

「愛されない」と誤解した日

子どもって、お母さんが大好きなんですよね。お母さんの愛情が子どもにとっての一番の幸せ。そんな時代が誰にでもあったんです。

しかし、成長と共に、親は親で子どもが社会に出て上手くやっていけるよう、社会のルールを教える躾をしていきます。同時に、母親もひとりの人間。上手くできないことも思い悩むことも、手一杯になることももちろんあります。子どもを愛している想いは変わらずとも、子どもの要求に100%応えることも難しい、という現実も出てきます。

子どもとしては、大好きなお母さんに、あれしてほしい、これしてほしい、自分を全部愛して欲しい、と望みますから、子どもの要求が通らない時、お母さんは自分が嫌いになったのか?お母さんはもう自分を愛してくれていないのか?なんて誤解してしまうことがあります。

小さい頃、妹や弟ができて、出産のためにお母さんが数日いなくなった。お母さんは病院に入院しているんだけれど、子どもとしては、もう自分はいらない子になったのか、なんて誤解をしてしまうことがあります。

小さい頃、両親が喧嘩をしていた。両親の問題なのだけれど、自分がいるせいで両親は喧嘩しているのではないか、自分がいない方が良いんじゃないか。お母さんもお父さんも自分を疎ましく思っているんじゃないか。そんな誤解をしてしまうこともあります。

両親が離婚して、お母さんと2人暮らしが始まって、毎日お母さんは忙しくてイライラしている。お母さんとしてはいろんな不安を抱え、体力的にも苦しくて、上手くできない自分を責めている、という状態ですが、子どもにとっては自分の存在がお母さんをイライラさせてしまっている、と誤解してしまったりします。そうすると、自分はお母さんには愛されるわけがない、と感じてしまってもおかしくありません。

どのケースも、大人になってお母さんが愛してくれていたことはわかっている、わかっているけれど、心にわだかまりや不満もあり、そのわだかまりや不満が解消されない、という場合が殆どです。

誤解が生みだす罪の意識と葛藤

このような誤解がわだかまりや不満としてずっと残っている時、私たちの心の中では、「お母さんに愛されていない」という不満として自分は抱えている、と思うのですが、実は心の奥の方では、

あの時ワタシを愛さなかったお母さんをワタシは許さない!

という怒りとして抱えている状態になっているのです。

私たちの心って、出来事が自分にとって悲しければ悲しいほど、辛ければ辛いほど、もう二度とそんな目には合いたくない、と思うものです。当然ですよね。だからこそ、同じ痛みをもう一度受けてしまうと、二度と自分は立ち直れないのではないか、とすら感じます。

こうして、自分を守る城壁は高くぶ厚くなります。
怒りはこの城壁の役割をしているのです。

しかし、大好きな人との間にそんなに高くぶ厚い城壁を築いてしまうとなると、相手と自分が分断されてしまいます。本来はそんなことを望んでいるはずではないのに。

ここに心の葛藤が現れるわけです。

大好きなお母さんに近づきたい
大好きなお母さんに愛されたい

だけど、何故かお母さんは私の望みを聞き入れてくれない
私が愛して欲しいようには愛してくれない

だから私も、お母さんが望むようになんて愛せない!

こんなループにハマってしまったりします。

こんなに私はお母さんが大好きで、お母さんを助けようとしてきたのに!
こんなに私はお母さんのためを思って頑張ってきたのに!
こんなに私はお母さんに愛されたくて、お母さんを優先してきたのに!


これらの想いが強ければ強いほど、母と自分との間の葛藤が消えないのです。

しかし本来、お母さんが大好きで、お母さんに愛して欲しいからいろんなことを努力してきた、お母さんの顔色を伺ってお母さんに気に入られるように生きてきた。

それほどお母さんが大好きにもかかわらず、
自分で築き上げた高くぶ厚い城壁によって、自分とお母さんの間が断絶してしまっている、ということは意識には無いんですね。

心のエリアでは、この城壁こそが、自分に罪の意識をもたらしている発端なのです。

この城壁の中に自分がいることにより、お母さんからの愛が受け取りづらくなってしまっている、ということ。

そしてこの城壁のを作り上げて、お母さんからの愛を受け取らない形を作ってしまった自分を、自分自身がとても罪深いことだと思い、結果自分で自分を罰する形ができてしまっているということ。

子どもにとっての母という存在

母親という存在は、女性性の象徴でもあります。

女性性、というのは、女性の性質のことを表していて、女性の中にも男性の中にもあるものです。

代表的な女性性を表すもの
母性、調和、受容力、包容力、柔軟性、共感力、柔らかさ、しなやかさ

代表的な男性性を表すもの
父性、決断力、積極性、攻撃性、支配力、分析力、硬さ、強さ

本来、女性性・男性性、の両方をバランスよく持ち合わせ発揮できている状態が、生きやすい、幸せだと感じやすい状態を作ります。

母という存在は、女性性の象徴です。
母親という存在を自分の中で否定したり、母親に対して葛藤を抱えている場合、母親という存在を自分の中に認めることを拒否してしまう、という状態が出来上がります。

すると、自分の中で母親の要素、いわば、女性性の要素を、受け入れたくない、持ちたくない、と拒否してしまうのです。

特に母親の娘、という立場の女性にとっては、母親のような女性にはなりたくない、という想いを自分の中に強く作ってしまいます。

女性である自分を受け入れると、あの母親のようになってしまう、と感じますからね。

母との対立

母親という存在が女性にとってどれほど大きな影響を及ぼしているのか、こんなケースもあります。

お母さんが心配性

お母さんが心配性、過保護、ヒステリック、など、お母さんからの関わり方がイヤだと感じていた場合、お母さんを遠ざけたいと思いますし、お母さんという存在を疎ましく思うこともあります。

お母さんのことを愛しているけれど、距離を置きたい、ああはなりたくない。

お母さんが大好きだった時代があるからこそ、お母さんと距離を取る、ということが、自分にとってなかなか難しく、なにか悪いことをしているような気にもなったりするのです。

お父さんが大好き

お父さんが大好きで、お父さんとの仲がとてもいい女性。お母さんとの関係よりも、お父さんとの関係の方が良い、と感じている女性。

こんな女性は、子どものポジションを手放したくない、と感じ、大人の女性になることを拒否しているのかもしれません。

私たちは誰しもが、初めて恋をする相手は異性の親だと言われています。女の子であれば、お父さん。

大きくなったらお父さんと結婚するの!なんて言っている女の子って、可愛らしいとは思いませんか?

この時点で、潜在意識の中では女の子のライバルはお母さんになっています。そしてお父さんに愛されれば愛されるほど、お母さんに勝っている自分、という形を潜在意識の中で作り上げてしまいます。

しかし現実的には父も母も自分の親で、お父さんもお母さんも大好き。2人の親から愛されるためには、自分が子どもでいるうちは良いけれど、大人の女性になったらお母さんには嫌われてしまう、と潜在意識の中で感じてしまう、なんてことがあります。

お母さんの顔色をうかがう毎日

お父さんとの関係性の中で、お父さんが大好きで、お父さんにも愛されていることがわかっている、だけど、あえてお母さんのいい子でいる、という子もいます。

自分はお父さんに愛されている自覚があるからこそ、お母さんの様子をうかがって、お母さんのいい子でいる、お母さんにベッタリでお母さんに気に入られようとする。

自分がお母さんと一緒にいないと、お母さん可哀想じゃない。という気持ちが働いていたりします。

優しい子ですが、どこかで、お母さんよりも自分の方が勝っている、という感覚を持ち合わせていたりします。

すると、自分が大人の女性になった時、自分も誰かに「可哀想」な存在として見られるんじゃないか、というイヤな想いが出てきてしまったりするのです。

女として自信をもてる自分になるには

大人の女性としての自分を受け入れる、そして自分に大人の女性としての魅力を持つことを許すには、
母親を受け入れる、そして母親の女性としての魅力を認める、ということではないでしょうか。

これをするには、ただ単にお母さんという存在を受け入れよう、と思っても、ものすごい抵抗が出てくるはずです。

びっくりするくらいの怒りを自分の中に感じたり
お母さんの話をしようとすると泣きじゃくって言葉にならなかったり
考えただけでも吐き気がする

なんてことが実際起こったりします。

近しい存在で、愛が深ければ深いほど、反発心も大きく感じるのかもしれません。

まずは今の自分の存在を、自分が認める、受け入れる、どんな自分でも自分を許す、という視点が必要です。

矛盾しているように感じるかもしれませんが、
お母さんが嫌い!と思っている自分さえも、最初はそれでいい、と自分を許し受け入れることをおススメします。

ただし、ここで歩みが止まってしまうと、一番辛く苦しいのは自分自身です。

お母さんに対する本当の愛の想いに自分自身がたどり着き、それを認め受け入れない限り、自分を苦しみから救い出すことは難しいです。

そのためのやり方の1つとして、お母さんに対する感謝の手紙、というのはとてもいいアイディアだと思います。

本人に渡しても、渡さなくても
一度お母さんに対する、愛のこもった感謝の手紙を書いてみてはいかがでしょうか。

女性としての自信がない
もっと女性として自信を持ちたい
お母さんとどう付き合っていけばいいのかわからない

そんな想いを抱えていらっしゃるのであれば
一度お話し聞かせてください。

ひとりで苦しまなくても大丈夫です。

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