自分より他人を優先してしまう

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

自分より他人を優先して物事を考えられるって、とっても優しい心ですよね。

しかしそれが積もりに積もると、我慢ばかりしている、と感じたり、自分ばかりが犠牲になっている、と感じたり、本来優しさから発生しているはずの行動が、自分を苦しめることになっていってしまう、という結果を生み出してしまうとしたら、それは辛いですよね。

人は誰でも、優しさもあれば、誰かに認められたい、という想いも持っているものです。

目次

自分より他人を優先することが辛いわけ

先日、何かのショート動画を見ていたら、こんなのがありました。

3姉妹の真ん中の女の子。

姉妹でケーキを食べていると、上のお姉ちゃんのケーキが自分のよりも大きそうに見えた。
お姉ちゃんズルい、交換してよ!と言ったら、お姉ちゃんには、同じ大きさよ、と言われてしまった。
同じ大きさなら尚更、交換してくれてもいいじゃない、と伝えたら、妹なんだから!と言われてしまった。

下の妹からは、お姉ちゃんケーキの上のイチゴちょうだい!と言われた。
イヤ、あげない。と応えると、お姉ちゃんなのにケチ!と言われたから、渋々あげた。

この真ん中の女の子なら、とても理不尽に感じるだろうな~、と思いました。

上からは妹なんだから、と言われ、下からはお姉ちゃんなんだから、と言われ。

だけど、優しいですよね、妹に渋々でもイチゴをあげちゃうなんて!

あげなきゃいけないわけでも無いし、あげないと優しくないわけじゃない。だけどやっぱりあげちゃう姿って、優しいって思います。

こんなパターンって、きっとあちこちで起こっているんだろうな、って思うんです。
自分は我慢して、誰かに譲ってしまう。

妹が可愛くて可愛くて、妹が食べているのを見ているだけで癒される!なんて想いがもしあれば、イチゴをあげちゃうことも大して苦ではないかもしれません。
自分がイチゴはあまり好きでなければ、イチゴをあげちゃったって全然かまわないでしょう。

だけど、自分も本当は食べたいのに、ちょうだいって言われてしまったから、渋々あげる…これだと、自分も本当は欲しい!という想いに蓋をして、相手にあげる、相手の要求を優先する、という形になるので、これが何度も繰り返されると辛いですよね。いつまで経っても自分ではイチゴを食べられない、自分の欲求は満たされない、という形が作られてしまいます。

いつもワタシばかり損している
いつもワタシばかり犠牲になっている
いつもワタシばかり我慢している

いくら優しい心があろうとも、これでは自分自身が報われませんね。
辛いと思って当然です。

我慢を溜めこむと、やがてそれは溢れて怒りとなります。
怒りは通常何もない状態では起きないのです。

怒りの下には抑圧された感情があるのです。

ワタシだって欲しいのに!って想い。

この場合だと、物理的には、ワタシだってイチゴが欲しいのに!って想いかもしれませんが、感情面ではイチゴというよりは

ワタシも愛して欲しい
ワタシもわかって欲しい
ワタシも助けて欲しい

という心が満たされない想い。

相手に満たして欲しい、という気持ちに多くの場合なりますが、
自分自身にも優しさを向けてもいい、という許可をまずは自分に出す必要があるかもしれません。

人は認められたい存在

人は誰だって存在を認められたい、という想いを持っています。

愛して欲しい、と思うし、愛されると満たされた気分になる
わかって欲しい、と思うし、わかってもらえると嬉しい
助けて欲しい、と思うし、助けてもらえると安心する

誰だって、求めたくなる想いですよね。

しかしこれって、相手が誰でもいいわけではなかったりしますよね。

ちゃんと認めて欲しい相手がいる。

時にはパートナーであったり、母親、父親、目の前にいる相手
相手が誰であれ、認めて欲しいと思っていても、相手から認められるかどうかは、相手次第。
残念ながらそれだけはコントロール不可能なんですよね。

でも1人だけ、認めて欲しいと思えば認めてくれる人っているんです。

それが、自分自身。

他人に認めて欲しいと思っている時、
心の奥の方では、認められていない、と感じていたりします。
だからこそ、認めて欲しい、と強く思う。

自分が認められていない、と感じる時、
実は相手の事も残念ながら認めていないのかもしれません。

そして私たちは、自分の心を自分の心のフィルターを通して目の前に映し出す、というようなことをします。
投影、といいます。

目の前の相手の事を認めていないのだとしたら、
その時私たちは自分自身のことも認めているのでしょうか?

きっとほとんどの場合は自分で自分を認めていない、自分で自分をないがしろにしている状態になっています。

本当に認め合いたい相手がいるけれど
どうもそれが上手くいかず
いつも自分ばかりが我慢して犠牲になって相手を優先している、と感じ
そんな自分に、そしてそう思わせる相手に、ウンザリして苦しいのであれば

まずは自分自身をしっかり認めてあげる

ここを意識してみてはいかがでしょうか。

自分で自分を認められない理由

自分で自分を認められない理由、もしくは、自分よりも他人を優先してしまう理由

特徴的な心理

こんな悩みを抱えている人の特徴として以下のことが代表的に考えられるかと思います。

NOが言えない

断ることが苦手、NOが言えない、という時、本当はやりたくないことも頼まれたから引き受けてしまう、とか、自分はどっちでもいいよ、といって相手に選択権を与えてしまうけれど、後になって後悔する、イヤな気持ちが溢れてくる、なんていうことがあったりします。

断る、NOを伝える、ということに罪悪感を感じたり、相手が可哀想になってしまう、なんて想いを持っていたりする場合があります。

他人とぶつかりたくない

争いたくない、ぶつかりたくない、という想いが強くあると、衝突を避けようとするので、衝突になりそうな時は全部自分で引き受ける、なんてことをやってしまったりします。

もしかすると、過去、何かを断ったことで、相手がイヤな顔をしたり怒ったり、という経験が何度かあったのかもしれません。

相手との関係性を悪くしないために身につけた回避方法なのかもしれませんね。

良い人に思われたい

相手を優先することで、相手から良い人に思われたい、という想いがあることもあります。

誰だって、嫌われるよりも良い人でいたい、という気持ちはあって当然ですし、それ自体が全く悪いとも思いません。

しかし自分を犠牲にして自分を苦しめてまで良い人に思われたい、という想いがあるのだとしたら、一体どうしてそこまで自分が良い人ではない、と思い込んでいるのか、そちらが気になるところかもしれませんね。

相手にも察して欲しい

自分が察して相手を優先している時、相手にも察して欲しい、と思っていることって自覚しているかどうかは別として、意外と多くあったりします。

私がこんなにあなたを優先しているんだから、あなたも少しは私のこと考えてくれたっていいじゃない!

人間関係が持ちつ持たれつ、という意味では、誰しもが思っても不思議ではない感情です。

ただ、人はそれぞれ違う生き物で、考えていることも違えば好きなもの嫌いなものも違う、となると、あなたは相手に察して欲しい、と望んでいる人でも、相手が自分の意見を主張する人であれば、基本的に察してもらうことを基準に考えていなかったりします。そうすると、言われなきゃわからない、ということがあったりします。

特徴的な心理の背景にある理由

上にあげた心理の背景には以下のような理由がある場合が多かったりします。

親のパターン

私たちは何事も親を真似て育ちます。親のパターンが犠牲的だったり自分より誰かを優先してしまう、というやり方をしていると、自然とそれが当たり前だと感じ、疑問を想わず同じようなパターンを身につけていったりします。

そうすると、幼少期から当たり前として自分の中に根付いていることなので、違うやり方をしようとする時に大きな抵抗感が出てきたりしますね。

自分を優先することがなんだかとても良くないことをしているような気持ちになったりすることがあります。

自分を優先することが悪いことだと感じる

先ほどの親のパターンを身につけ、違うやり方をしようとする時に抵抗感が出る、自分を優先することがよくないことだと感じる、というのもありましたが、そもそも自分には自分を優先する資格がない、と感じることもあるのではないでしょうか。

多くの場合は、自分が怒っている時、だったりします。

最初のきっかけは親のパターンが始まりだったのかもしれませんが、その中でだんだん自分が我慢する事を覚えますよね。すると、我慢しただけの対価を求めたくなるものです、特に小さな子どものうちは。

親の躾の中で我慢する事を覚え、我慢したら褒めてもらえる、という時代がありました。

でも徐々に我慢する事が当たり前になって、特に褒めてもらえなくなると、お母さんのために我慢したのに!という犠牲心が湧いてきたりします。

でも親としては、褒めてあげる余裕の無い時もあるでしょうし、褒める褒めないという問題ではなく、大人になってから我慢のできない子になることもその子にとって良くない、と思う愛情からの躾だったりするわけですよね。

子どもも実はどこかでわかっていたりするんですね、そういう親の愛情を。
ちゃんと理解して受け取っていたりするんだけれど、さすがに子どもも自分の我慢を超えると苦しくなって爆発してしまうこともあるかもしれません、こんな自分はダメなんだ、と責めてしまうこともあるかもしれません。

そんな自分の上手くできないところを、責めてしまって、こんな自分を優先してはいけない、というような想いを抱くことって少なくないんです。

罪悪感と呼ばれる多くは、実はこんな風に自分を自分で責めていることがとても多いんです。

もう一度自分の価値を認めてみて

冒頭にも書きました、自分より他人を優先して物事を考えられるって、とっても優しい心だと思いませんか?

どんな状態であれ、それをしようと思えることって、優しい心が根本に無ければ無理だと思うのです。

もしかすると、それが最終的に自分の首を絞めているのかもしれないけれど、それは優しさを使うその使い方を変える必要はあるでしょうけれど、優しさ自体を手放す必要も無ければ、優しさがあること自体が悪いことではないと思うのです。

まずは自分自身がそんな優しさを持っている、ということを認めてあげて欲しいのです。

そして、その優しさを自分にも向ける、ということ。

自分の声を自分で聴いてみましょう。

ワタシは何をしたい?
ワタシは何を望んでいる?
ワタシは今どうしたい?

そういった一瞬一瞬の自分の声に耳を傾けてあげる時間をあえて作ってみる、ということを意識してみてください。

上手くできるかどうかよりも、どれほど自分の心の声に耳を傾けてこなかったか、ということに気付くのではないでしょうか。

そして、あなたがあなた自身を大切にする、あなた自身に優しさを向けることが
実はあなたを大切に想っている人の喜びになるってことに気付いていけると良いですよね。

あなたを大切に想う人は、あなたを苦しめたくも無ければ、あなたを犠牲にしたくなんて無いんですよ。

あなたがあなたの幸せを優先することで
あなたの大切な人も同時に幸せにできるなら
そんな自分は結構悪くない存在だって感じませんか?

あなたはもう自分の幸せを先延ばしにする必要なんて無いんです。

あなたの幸せを、心から願っています。

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