大人の特権を生かして自分を幸せにする　＜自分軸と他人軸＞

子供時代って、親の言うことに従わなければならない、という不便さがありましたよね。

親に○○しなさい、と言われたらやらなければならなかった。
未成年だと親の許可が無いとできないことがあった。
親がお金を出してくれないと叶わないことがあった。

しかし大人になったら、親の判断を仰ぐことなく自分で決めることができるようになります。

これが大人の自由、ですよね。

自由さって、大人の特権なのだと思うのです。

何を選ぼうが、何に時間やお金を使おうが、どんな楽しみ方をしようが、自由。
自分の好きなことを好きなだけ楽しむことができる。

だからこそ、責任って生まれてきたりします。

そして、その責任を取りたくない、という想いが強ければ強いほど、自分で何かを選ぶことに対する怖れや不安が大きくなる、ということもあるのではないでしょうか。

○○するべき！他人軸思考

子どもの頃は大人に言われたことが正しい、と思いますよね。

お母さんが○○しなさい、と言っていた。だから○○しなきゃいけない。自分が好きか嫌いか関係なく、○○しなきゃいけない、という想いを強く持つと、同じようにしていない人に対して、あなたも○○するべきでしょ！と言いたくなる。

この時、自分の心が○○することに楽しみを感じていたならば、○○したらいいのに、楽しいのに、と思えるけれど、自分もイヤイヤやっていると、自分だけイヤなことをやらされているのにあの人はやらずに済んでいる、だったらあなたも○○しなきゃ！するべきでしょ！だってそれが正しいことのはずなんだから！と、より相手に強く押し付けたい気持ちが出てきますよね。

この時、自分がやりたいかやりたくないかで行動しているわけではなく、人に言われて、するべき、しなきゃいけない、した方が良い、正しいこと、など、正誤判断をしているんですね。

あくまでも自分の感覚ではなく、誰かが言った正誤判断。

正しくても間違っていても、自分の責任ではなく、誰かの責任。

他人軸、なんていうこともできます。

○○したい！自分軸思考

反対に、○○したい！他の人が何というかわからないけれど、私は○○が好きだから、○○したい！

これって、自分の心の声を聞いている状態。

親や周りの人からは、もしかすると大反対にあう可能性だってゼロじゃない。だけど、私は○○がどうしても好きで、○○したい、してみたい！

それが上手くいくかどうかはわからない、でも、上手くいってもいかなくても、それは自己責任。

人と意見や言葉に左右されず、自分の心の声を聞いて自分で考え自分で自分の責任を取る状態を、自分軸、なんていうこともあります。

自分軸と他人軸の背景にあるもの

自分軸だから良くて、他人軸が100％悪い、というわけでも無いんです。ただ、自分軸の方が、他人軸よりも振り回される感覚は少ないので、生きやすいのではないかとは感じます。

他人軸になりやすい傾向と特徴

親が過干渉だった

親が過干渉でなんでも親が決めてくれる生活をしていると、自分で決める経験が圧倒的に減ってきます。親の顔色を伺うことも増えるでしょうから、自分の意見よりも親の気に入る意見を優先しがちになります。

また、親の決めたことならば、失敗しても責任は親だと思えるんです。その代わり、成功しても、それほど自信につながらなかったりするかもしれません。

親の中が悪かった

親の中が悪い状態で幼少期を過ごしていると、子どもは家庭内の空気を読む、ということを一生懸命しようとします。結果、親の顔色を伺って行動をすることが頻繁に起こるようになります。

子どもって、とても優しい心を持っています。自分の気持ちを押し殺してでも、親に仲良くいてもらいたい、なんて願いを胸に抱えていたりするものです。

家族の役に立とうと、家族を優先していろんな選択を決めた時、期待が発生します。ここまでやったから、お父さんもお母さんも仲良くしてくれるよね、という期待。

期待通りにいけば、まだ気持ち的には報われた気持ちになりますが、期待通りにいかないと、絶望的な気持ちになってしまったりします。

自分はダメだと感じている

どんな理由にせよ、自分がダメだと感じていると、自分に自信が無く、自分で何かを判断し決断することがとても怖くなったりします。必ず失敗するような気持ちになってしまうのです。

だからこそ、人の意見に左右され、世間一般で良いと言われていることを選び、情報は豊富だけれど、自分の心の声は聞こえていない、なんて状態ができてしまったりします。

他人軸から自分軸への転換

自分がどうしたいのか、何を望んでいるのか、何が好きで何が好きじゃないのか、ということを知ることはとても大きなヒントになります。

良い、悪い、というジャッジをまずは一旦横に置き、自分が心動くものが何なのか。
食べ物・音楽・ファッション・色・形…
小さなことから自分の感覚をもう一度大切に拾っていく、ということを意識してみると自分の心の動きが感じられたりします。

小さな決断からで大丈夫、自分で決める、ということを積み上げていくことで、自分に少しずつ自信を取り戻していけます。

他人軸になっている時、というのも、誰かを優先している自分の優しい気持ちがそこにあったこと、これを忘れず、そんな優しい自分自身をしっかり評価してあげたいですよね。

どんな形であれ、あなたの幸せに繋がる結果になる
そう考えると、自分で選んで自分で責任を持つことも、怖いものではなく、
楽しくワクワクする未来に繋がっていると思えるのではないでしょうか。

あなたの輝かしい未来を心から応援しています。