良い人をやめても嫌われない

「自分が嫌われたくないから、つい無理をしてしまう」
「いつも笑顔でいて、何でも引き受けてしまう」

そんな自分に心当たりはありませんか?

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

嫌われたくない、とか、良い人でいたい、って、多かれ少なかれ、感じたりするものですよね。

全く人の目を気にせずいられたらどれほど楽なのか、なんて思ったりもします。

ただ、自分の想いをないがしろにして、他人にどう思われるか、とか、嫌われないようにしなきゃ!と頑張り過ぎちゃうと、自分を見失って息が詰まって苦しくなってしまいます。

自分の気持ち、もうちょっと大事にしてあげたいですよね。

目次

「いい人」でいなきゃダメだと思っていた

A子さんは、こんな話をしてくれました。

ある日、友達から頼まれたことで、ふと感じたんです。
私、いつも頼みごとを断れず、いつも無理をしていたんだな、って。
心身共に疲れてる、って。

休日も、ずっと仕事を引き受けてたんです。
いつの間にか、気づけば笑顔を作るのが仕事になっていたんです。

笑顔を作るのが仕事になるまで、頑張ってしまっていたA子さん。

なんでそこまで頑張っていたんでしょう?
A子さんの何がそこまで頑張らせていたんでしょう?

A子さんはこんなことを話してくれました。

「どうして断れないんだろう?」と自分を振り返ると、どこかで「良い人でいなければ嫌われてしまう」と思っていたことに気づきました。

A子さんは、過去に「嫌われることが怖い」と感じた経験があったからかもしれません。
過去の「嫌われることが怖い」と感じた経験が、今の「断れない」という気持ちにつながるのには、いくつかの心理的な背景があります。

1. 承認欲求(人に認められたい欲求)

子どもの頃、親や周囲の大人から褒められた経験が「いい子」でいることで得られた場合、「認められる=愛される」という図式が無意識にできあがります。
すると、大人になっても「相手に認められるためには、自分を犠牲にしてでも相手の期待に応えなければ」と思い込んでしまうんです。

例えば…
小さい頃、親に怒られないように“いい子”でいれば褒めてもらえた。
その記憶が残って、大人になっても『頼まれごとを断る=嫌われる』と感じてしまう。

2. 過去のトラウマや否定的な体験

幼少期や過去に「断ったら怒られた」「本音を言ったら仲間外れにされた」という痛みを経験していると、それが傷として心に残ります。

その結果、潜在意識が「同じ痛みを繰り返したくない!」と全力で守ろうとするため、「断る=またあの嫌な思いをする」と反応してしまうんです。

例えば…
学生時代、友達の頼みを断ったら『冷たい』と言われて距離を置かれた。それ以来、断ることが怖くなった。

3. 「条件付きの愛」を信じてしまう心理

「頑張って役に立たないと愛されない」
「いい人でいるからこそ、ここにいていい」
という思い込みが、無意識に刷り込まれていることもあります。

この考え方の根っこには、「そのままの自分では価値がない」という自己価値の低下が隠れていることも多いです。

例えば…
「何もしない自分は役立たずなんじゃないか」
「頼まれたことを断ったら、もう自分には価値がないと思われるかも」
という不安が先に立ってしまう。

4. 嫌われたくない、という本能的な恐怖

人間はもともと「群れで生きる生き物」なので、仲間から拒絶されること=生存の危機と本能的に感じる性質があります。

現代では命の危険こそありませんが、この「拒絶=危機」という古い脳のプログラムが残っているせいで、無意識に「嫌われたくない!」と強く感じてしまうんです。

例えば…
「断ったら、もう仲間に入れてもらえないかもしれない」「ひとりぼっちになってしまう」という恐怖が湧いてしまう。

「断ったら嫌われる」という感情の背景には、幼少期の経験や心の傷、承認欲求、さらには人間の本能的な恐れが複雑に絡み合っていることが多くあります。

良い人をやめても嫌われない

でも、実は本当に大切な人ほど、あなたが素の自分でいることを望んでいる、って知っていましたか?

例えばあなたの大切なお友達が、体調悪そうにしていたとしますよね。

あなたなら何と声をかけますか?

甘えてないでしっかり働いてよ!」って言いますか?

今日は無理しないでね。あなたのために、ゆっくり休んでね。」って言いませんか?

その言葉は、あなたの大切なお友達だけじゃなく、あなた自身にも向けられる言葉なんです。

本当に大切な人は、あなたが無理して笑顔を作ったり、頑張りすぎることを望んでいないんですよね。
自分を偽らずに過ごすことが、実は最も愛される方法なんです。

「嫌われるのが怖い」を手放す第一歩

では、どうすれば「嫌われるのが怖い」という気持ちを手放せるのでしょうか?

今まで「ノー」を言ってこなかったのであれば、「ノー」を言うのがとても怖い、って感じたりしますよね。

まずは小さなことからで大丈夫です。

例えばお友達にランチに誘われた。
いつもなら乗り気じゃなくてもお付き合いで行くんだけれど…

「誘ってくれてありがとう!今日はちょっとやめておくね。」
「気になるけど、今日は遠慮しておくね!」

と、ライトな感じでNOを伝えてみる練習をしてみるのはどうでしょう。

この時のポイントは、感謝+やんわり断るのセットにすると、罪悪感を感じにくいです。
「今日は」という言葉を入れると、断りつつも柔らかい印象を与えられます。

「ごめんね、今回は無理だけど、別の日なら大丈夫だよ!」
「今はできないけど、〇〇ならできそう!」

という別の選択肢を出すのも断りやすく、罪悪感が薄れます。
「私はこれならできる」と言えると、自分のペースも保ちやすくなります。

「嫌われるのが怖い」と感じたときは、自分が本当に大切にしたいものや人は何かを考えてみてください。
小さな一歩を踏み出すことで、自分を大切にする気持ちが少しずつ育っていくんです。

「良い人」でいることが必ずしも悪いわけではありませんが、それが自分を疲れさせ、心を押し込めてしまっていることに気づいたら、それを手放してみても大丈夫です。
本当に大切な人たちは、あなたが自分に素直でいることで、より深くつながり合えるのですから。

「良い人」をやめても、決して嫌われないし、むしろもっと愛されることを知って、少しだけでも肩の力を抜いてみてくださいね。

怖くなったらいつでもお話し聞かせてくださいね。

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