彼女がいる人を好きになってしまった。 ~自分の気持ちとの向き合い方~

好きになった人には、すでに彼女がいる。

胸がキュッと締め付けられる。
誰にも言えない切なさ、後ろめたさ、でも…諦められない想い。

それを抱えたまま毎日を過ごすのは、とても辛いことですよね。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

まず知ってほしいのは、あなたの気持ちは決して「悪いもの」ではないということ。
人を好きになる気持ちは自然なことです。
その気持ちを抱えること自体に罪はありません。

目次

なぜ彼女がいる人を好きになってしまうのか

「いけないとわかっているのに、どうしても心が惹かれてしまう…」
そんな恋心を抱えたとき、心の中ではどんなことが起きているのでしょうか。

たとえば、こんな場面を思い浮かべてみてください。

職場にいる彼。
誰にでも優しいけれど、ときどき自分にだけ見せる笑顔や言葉がある気がして…
気づいたら心がざわついている。
でも、彼にはすでに彼女がいる…。

「やめなきゃ」と思うのに、余計に気になってしまう。
この揺れ動く感情の裏には、いくつかの心理的な背景が隠れていることがあります。

1. 手に入りにくいものほど特別に見える心理

私たちは、簡単に手に入るものよりも、
制限があるものを強く求めてしまう傾向があります。

心理学では「心理的リアクタンス(reactance)」って呼ばれる現象があるんですけどね、
人は「これは禁止」「これは手に入らない」と制限されると、かえってその対象への欲求が強くなるんです。

たとえば、「ダイエット中に食べちゃダメと思うほど食べたくなる」というのも同じ仕組み。
本来の魅力以上に「禁止」や「制限」がスパイスになって、その対象が特別に見えてしまうんです。

恋愛の場合なら、
彼女がいる人や既婚者など「簡単には手に入らない相手」に惹かれるのは、
相手の魅力そのものだけじゃなくて、
「制限されているからこそ強く求めたくなる」という「特別感」の心理が働いている、ってことがあるんです。

2. 満たされていない想いに触れる

「私をもっと見てほしい」
「特別に大事にされたい」

そんな願いが、彼のちょっとした優しさによって刺激されることがあります。
だからこそ、心が強く揺さぶられてしまうのです。

私たちは誰でも「大切にされたい」「理解されたい」「特別な存在でありたい」という根源的な欲求を持っているんです。これは人間関係の中で自然な感情。

だけど、過去に十分に満たされなかった経験があると、その欲求は心の奥でずっとくすぶり続けやすいんですね。

そうした中で、彼のちょっとした優しさ、
たとえば話を真剣に聞いてくれる、気づかってくれる、笑顔を向けてくれる、など
そんな小さな行為が、心の奥にある「まだ満たされていない想い」に触れてしまうんですよね。
まるで「乾いた土に水がしみこむ」みたいに。

だから本当は、彼そのものが特別なのではなく、
彼の言葉や態度を通して「自分の願いが満たされるかもしれない」と感じた瞬間に、心が強く揺さぶられるんです。
これが恋に落ちたように感じる心理の背景にあったりもします。

つまり「彼じゃなきゃダメ」ではなくて、
「私の心の奥に、ずっと見てほしい願いがある」というサインなんです。

3. 自己肯定感との関係

「私なんて」と思いやすいときほど、無意識に「叶いにくい恋」を選んでしまうことがあります。
それは「失っても仕方ない」と心のどこかで思えるから、逆に安心して気持ちを寄せられるのです。

でも本当は…
その感情の奥には、「もっと自分を大事にしてほしい」というサインが隠れているのかもしれません。

自己肯定感が下がっているとき、人は「自分は大事にされる存在だ」という感覚を持ちにくくなるんです。
だから頭では、安心できる恋を望んでいるはずなのに、
心の奥の無意識の層では「どうせ私は選ばれない」「最後には傷つく」と思い込んでしまっている。

すると、心の奥でこんな心理が動くんだよ。

「安全な恋」より「失っても仕方ない恋」の方が楽に感じる
もしフラれても、「やっぱり私には無理だった」と自分を納得させられる。だから逆に気持ちを預けやすい。

「勝ち目がない」恋だからこそ、自分の不安がむき出しにならない
本気で向き合う相手を選ぶと、自分の弱さや不安が丸見えになる。だから最初から「難しい恋」を選ぶことで、自分を守ろうとする。

「私なんて…」の気持ちと矛盾しない恋を選んでしまう
自己否定の感覚に合致した相手を好きになることで、自分の中の矛盾が減る。

でもね、ここで大事なのは
「彼が特別だから好きになった」のではなく、
「自己肯定感が揺らいでいる心が、その恋を特別に見せている」という視点なんです。

この背景をもう一歩深く見ると、
「もっと私を大切にしてほしい」
「安心できる愛を受け取りたい」
という本当の願いがあるのに、
それをまっすぐ信じられない心の状態とも言えるんです。

だから「彼じゃなきゃダメなんだ」と思ったときこそ、
実は「私が私を大切にすることから始めたい」というサインだったりもするんです。

自分の感情を整理してみる

ここで大切なのは、感情を否定しないこと。
「こんな気持ちを持ってはいけない」と思う必要はありません。

自分の気持ちを否定せず、感情を整理する方法をお伝えします。
良かったら一緒にやってみてくださいね。

一気にやろうとしなくても大丈夫です。
ステップを小さく分けてやってみましょう。

1. まずはそのまま感じる

彼を思うと胸がぎゅっとする。涙が出そうになる。ザワザワする――。

ただ「今、こんな気持ちになっているんだな」と気づくだけでOKです。

2. 感情に名前をつける

「切ない」「悔しい」「孤独」「羨ましい」など、
ぴったりの言葉を探してみましょう。

最初はしっくりこなくても大丈夫。
とにかく“言葉にする”ことが大切です。

3. ノートに書き出す

「○○って言われて嬉しかった」
「でも彼女がいると知って悲しかった」など、

できるだけ具体的に書くと、気持ちの整理が進みやすくなります。

4. 感情を俯瞰して眺める

書き出した気持ちを見返すと、
「私は彼に対してこんなに寂しさを感じているんだな」
「私が欲しいのは、特別に大事にされることなんだな」と、

自分の心の本音に気づけることがあります。

この流れを踏むと、ただ「苦しい」だけだった気持ちが、少しずつ輪郭を持ち、
「私は今、こういう理由で苦しいんだ」と理解できるようになります。
それが、次の一歩を踏み出す大事なヒントになるんです。

自分を大切にすることが未来の幸せに繋がる

この恋に振り回されながらも、自分を大切にする意識を持つこと。
それが、未来の幸せな恋に繋がる第一歩です。

あなたの気持ちはあなたのもの。誰かの状況や都合で自分自身を責める必要はありません。
「今はこの恋を抱えながら、自分を大切にする」と決めてあげるだけで、少しずつ心は軽くなっていきます。

そうは言ってももちろんたくさん葛藤を感じると思います。
いつでも、抱えきれない想いを話に来てくださいね。

あなたがより幸せに、より楽に穏やかな日々を過ごせることを
心より応援し、サポートしています。

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