パートナーが途切れないのに結婚できない｜恋愛が続かない女性の心理

別れても、少し時間が経つとまた次の人が現れる。
周りから見ると、魅力的でモテる女性に見えるかもしれません。

でも一方で、こんな声もよく聞きます。

「毎回、一定期間付き合うと終わってしまう」
「結婚の話になると、なぜかうまくいかない」
「最後の一歩が、いつも越えられない気がする」

もしこれに心当たりがあるなら、
それは“恋愛が下手”だからでも、“見る目がない”からでもありません。

実はそこには、とても共通した心のパターンがあります。

出会いと恋愛初期は、うまくいく

パートナーが途切れない女性の多くは、
恋愛の入り口がとても上手です。

・距離の縮め方が自然
・相手の気持ちを察する力がある
・空気を読むのが得意
・「重くならない」バランス感覚がある

だから、付き合うところまでは比較的スムーズに進みます。

でもこれは、「親密さ」が得意というより、
“相手に適応する力”が高いとも言えます。

相手が求めていそうな自分
嫌われなさそうな自分
居心地のいい自分

無意識に、そんな自分を差し出していることも少なくありません。

関係が安定し始めたときに起きる違和感

しばらく付き合って、関係が落ち着いてくる頃。
ここで、心に小さな変化が生まれます。

・なぜか気持ちが冷めたように感じる
・相手の欠点が急に目につく
・「この人でいいのかな？」という疑問が浮かぶ
・将来の話になると、気持ちが重くなる

この段階で別れを選ぶ人もいれば、
「やっぱり違う気がする」と次の恋へ向かう人もいます。

でもこれは、
相手が悪いからでも、愛が足りないからでもないことがあったりします。

しかし、当の本人はもちろん、

・相手が悪い
・この人じゃなかったらもっと違う展開になっているはず
・私の選ぶ目が悪いのかしら

なんて思ったりするので、実際のところここで
私、同じパターンを繰り返している
と気づける女性はそんなに多くなかったりします。

しかし実はこのパターン、
関係が“本当に近づき始めたサイン”なのです。

「最後のハードル」の正体

では、なぜそのタイミングで止まってしまうのでしょうか。

それは、
親密さが深まることへの無意識の怖れです。

・安心しきってしまうのが怖い
・依存してしまうのが怖い
・本音を出して嫌われるのが怖い
・幸せが続いたら、失うのが怖い

こうした気持ちは、頭では自覚されにくいものです。
だから代わりに、

「なんか違う」
「ときめかない」
「この人じゃない気がする」

という言葉に置き換わって表に出てきます。

それでも、次の恋がすぐ始まる理由

別れたあと、比較的すぐに次のパートナーができる。
それは「切り替えが早い」からでしょうか？

意外とそうではない場合が多かったりします。

・ひとりになる不安
・誰にも選ばれていない感覚
・愛されている実感が消える怖さ

これらに耐えるのが、実はとてもつらいのです。

だから、無意識のうちに
「誰かがいる状態」を保とうとするのです。

これは弱さというより、
これまで一生懸命生きてきた人ほど身につけてきた
心の防衛反応とも言えます。

結婚に結びつかない理由

このタイプの女性は、

・恋人になることはできる
・選ばれることもできる

でも、

「私はこの人を選び続ける」
「この関係に腰を据える」

という段階に入ると、心が揺れ始めるのです。
怖さと不安が押し寄せてくるんですね。

それは、
相手を信じきれないというより、
自分が安心していい、幸せになっていい、と
心の奥で許可を出せていないから。

問題は「途切れないこと」ではない

大切なのは、
パートナーが途切れないこと自体が悪いわけではない、ということ。

本当に抱えている課題はココ。

・私は、誰かと深くつながることを自分に許しているだろうか
・安心しきることを、怖がっていないだろうか
・「選ばれる私」だけでなく、「選ぶ私」でいられているだろうか

恋愛がうまくいかない理由は、
能力でも、魅力でもありません。

多くの場合、
心がこれ以上傷つかないように、
とても健気に守ってきた結果なのです。

もし今、同じパターンを繰り返していると感じるなら、
それは責めるべきことではなく、
立ち止まって自分の心を見てあげるタイミングなのかもしれません。

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