カウンセリングサービスの青山リナです。
私が運転席で、彼が助手席に乗っている時によく起こる出来事。
彼「北の方だよ。」
私「北?北ってどっち?右?左?」
彼「北は北でしょう。」
私「いや、どっちよ、右?左?」
皆さんはありませんか?
男性(パートナー)と話が全然かみ合わない、ということ。
話がかみ合わない、と自覚があればまだ良いんです。
だってかみ合っていないってことがわかっていますから。
そもそも、かみ合っているかどうかすら自覚が無く、
私のことバカにしてる!
と思っているケースが97%くらいなのでは?と私は感じています。
例えば上の会話例
会話がかみ合っていない時はこう感じます。
私「彼は私が方向わからないのに北とか言って、意地悪してるの?私が方向すらもわからないってバカにしてるんでしょう!」
彼「北は北だろう、右とか左とか、向いてる方向で全然違うじゃないか。なんで話をややこしくするんだよ。」
頭の中で考えていることが全然違うんですよね。
女性は傾向として、感情、気持ちの話をすることを好みます。
だから、とりとめのないことをあーでもないこーでもない、と着地点が無いこともあります。でも会話の目的は着地点ではなく、あなたと私の気持ちは同じですか?ということが知りたい、感じたい、ということが多いんですよね。そこで安心感を感じるのです。
対して男性は、答えを出す、ということを優先的に考えます。プロセスよりも結果。着地点が確実に必要なのです。
そんな考え方から違うとなると、思考回路なんてとんでもなく違いそうですよね。
でも、人間は基本、自分を中心に、自分の経験値や自分のパターンを元に考えますから、私がこう思っていることは相手もそうに違いない、と考えるのです。
方向の話をするなら、進む先が右なのか左なのか。
右とか左とかあやふやなものではなく、東西南北だろう。
というように。
だから、パートナーと会話をする時、気を付けなければいけないのは、私がこう思っていることは相手もわかっているだろう、という推測。多くの場合、あなたが思っていることを、相手はわかっていません。
そのため、ちょっと想像を働かせる必要があるんです。
この人は、どう伝えるのが伝わりやすいのかしら?と。
先ほどの、北ってどっち?という話。
私「北って言われても、私、どっちが北かよくわからないのよね。そこの交差点、右に行ったらいいのかな?左に行ったらいいのかな?教えてくれると助かるわ。」
彼「あの交差点は真っすぐで、その次の信号で左に曲がろうか。そしたらずっと真っすぐでいいよ。」
なんて、お互い自分の状況と相手に望む返事をある程度分かりやすく伝えてあげると、スムーズにいきそうです。
会話が無くても安心できる2人の空間、というのは確かに心地よいですが、いろいろな話をお互いできる状態で、お互いの価値感を尊重し合える関係もまた、素敵ですよね。