カウンセリングサービスの青山リナです。
私が中学生の頃、お菓子を作ることにハマっていました。
分厚いお菓子作り百科、のような本を買ってもらい、誕生日にどんなお菓子でも作れるよう、丸いケーキの型とか、パウンドケーキの型とか、小さなカップケーキの型とか、いろいろなこまごました道具を買ってもらい、お菓子作りに挑んでいました。
本を見ると、仕上がりは似たような感じだけれど、
このケーキは卵黄と卵白と別々に泡立てる
こっちのケーキは卵黄も卵白も一緒に泡立てる
ん~、めんどうだから一緒に泡立ててしまえ!
なんてことをよくやっていた気がします。
まぁ、それなりに形にはなるし、それなりに味も悪くない。
もちろん、本格的に作っている人から見れば、あらら…なんてものがいろいろ出来上がっていたんだと思うんです。
まぁ、そこは子どものご愛敬、ということですよね。
そんなこんなで楽しんでいられるうちは良かったんですね。
それがある日、お友達がクッキーを作ってきた、ということで、お裾分けをいただいたんですね。
そしたら、びっくりするほど美味しい!
サクサクだし、ホロホロしてるし、なんか私が作るのと全然違う!
ショックでした。
あ~、私、上手にできないんだ。私のは全部、失敗作なんだ。
そんな風に思いました。
そう思うと、だんだんお菓子を作るのも億劫になってきたりします。
だってどうせ上手く作れないもん。
だってどうせ美味しくないもん。
だってどうせ失敗するもん。
失敗しない、一番いい方法、それは
最初からやらないこと。
赤ちゃんは生まれた瞬間から歩けるわけではありませんよね。
転びたくない、転ぶのが失敗だとしたら、歩かないこと、なんですよね、極端な話ですが。
でも赤ちゃんは、一生懸命、自分で動くことをしようと頑張りますよね。
1人で立ってみたり、フラフラしながらも、足を前に一歩出そうとして、尻もち付いてみたり。
それって全部、失敗、ではなく、上手くいかなかっただけ。
ちゃんと上手くできるようになったから、今私たちは自分で自分の身体を動かすことができていますよね。
上手くいかなかった経験は、失敗ではない。
上手くできるように、もう一度チャレンジしてみたらいい。
それを応援する人も必ずいるし
その姿に勇気をもらう人も
チャレンジした結果、上手くいったあなたを見て、心から喜ぶ人もいる。
人のためじゃなく、自分のためだけど
周りで見守られて、応援されて、喜ばれるって、すごく自分のチカラになりますよね。
私も、あなたの幸せの応援団に、勝手に参加させてもらいます!