カウンセリングサービスの青山リナです。
自分の良いところ、自分で知っていますか?
自分の良いところって、なかなか自分ではわかりづらいんですよね。
鏡を見てみると、こんなところにシミが…こんなところにしわが…なんて、マイナスに感じるところって不思議とよく目についてしまったりするんですけどね。
カウンセリングでお話しを聞かせていただいていると、大体多くの方、ご自分の良いところって、なかなか出て来なかったりします。
特に、面談で、お顔を見てお話ししていると、例えこれかな?って思うことがあったとしても、なんだか恥ずかしくって言いづらい、なんてこともあるかもしれません。
そんな心の動き、感情の動き、全部含めて、私には目の前のクライアントさんの、美しさと優しさと、それと同時に、どれほど頑張って我慢されてきたか、って見えるんですね。
子どもの頃から、我慢されることが多かった方って、実はとても優しくて、思いやりがあって、そして強いのです。
その強さは、力とか硬さとか、そういうものとは全く違う、いわば柳のような強さです。しなやかで強い。そんな強さを持った方の、優しさと思いやりは、それはそれは…とても大きくて深いのです。
ただ、それゆえに、ご自身を我慢させ、耐えさせ、押し殺して犠牲にしてしまっている部分もあるのだと思うのです。
だから誤解してしまうんですよね、優しさが仇となる、とか、弱いと思われむげに扱われる、とか。
そんな想いを抱えている方に、伝えたいことがあります。
① 自分を犠牲にするやり方、そろそろ手放しても良いのでは?
あなたが3歳の時に着ていた服、今はもう着られませんよね。
同様に、子どもの時に自分を我慢させて、親に対していい子をやってきたそのやり方。以前は確実に成功していました。
でももう、大人になった今、昔と同じやり方を続けるのは難しいです。だって自分が一番苦しい状態になっていますよね。そしてね、あなたの大切な人は、そもそもあなたを苦しめたいわけじゃないはずです。
今までやって来なかったやり方、新しいやり方かもしれません。
最初は勇気が要りますよね、とっても。だって成功するかどうかもわからない、って感じますからね。
でも、あなたには、その勇気も、それを成功させる力も必ずあるんです。
その根拠は…
② 自分の価値を受け取り直す。
その根拠は…
あなたが、今、生きていること。
愛して欲しい、愛されたい、そう思う気持ちは誰にでもあります。
私たちって不思議なもので、「なんで愛してくれないの?」「愛してよ!」って言っている時の自分があまり好きではないのですね。
「なんで愛してくれないの?」「愛してよ!」って言っている時、大体イライラしているか、悲しい気持ちになっているか、誰も私を愛してなんてくれない、って思っているんですね。
でもね、不思議と、「愛したい」って思っている時、イライラとか、悲しい気持ちとか、愛されないって思い、吹っ飛んでいるんですね。
それはきっと、どこかでわかっているんでしょうね、
「私には愛することができる」ということを。
「私には相手を幸せにする力がある」ということを。
そしてそれが、あなたの本来の才能であり、本来の姿であり、あなたの喜びではないでしょうか?
そんなことを深く考えなかったとしても、ちゃんとあなたの心はわかっているんですよね。
あなたの笑顔を見たい人がいる。
あなたの笑顔に癒される人がいる。
あなたの笑顔に勇気づけられる人がいる。
あなたはそんな存在だってこと、もう一度しっかり受け取ってみてください。
それが無いと、自分を我慢させたり犠牲させたりすることは、ずっと続きます。
まるで、自分で自分に罰を与えているように。
あなたに必要なのは、自分への罰ではなく、
「私は、私を幸せにする!」って想いです。