甘えるな!と感じた時に起きていること

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。

私はこんなに気遣ってあなたのこと考えてるのに
何であなたは私のこともっと私のこと気遣ってくれないの!?

私に甘えるな!!!!!

なんて思ったことはありませんか?

私は…お恥ずかしながら…
ずーーーーーーーーーーーっと長い間、思っていました。

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目次

ニーズとは

私たちは誰しもが欲求を持っています。

ニーズ、と言ったりします。

人間の三大欲求は、食欲・性欲・睡眠欲、だと一般的に言われています。程度の差は人それぞれ違うでしょうが、誰しもが持っています。

眠い時に、「もう眠いから寝る」って多くの場合、そんなに抵抗なく伝えられたりしますよね。
その欲求を持っていること自体、別に恥ずかしいことでもないし、誰しもが持っているだろう、と想像できることでしょう。

わかりやすい欲求は伝えやすいです。

ニーズにイライラする

眠い時に眠れないと、気分や体調がよくなかったりしますよね。
ニーズが満たされないと、人は不満を感じます。

我慢が多かった人はニーズを上手く表現できなかったりします。

それどころか、ニーズを抱えていることにすら気づかなかったりします。

特に一人で頑張ってきたような自立的な人は、ニーズというものに嫌悪感を感じていたりすることが多いです。
だから、依存的でニーディーな人がとても苦手だったりします。

それは自分自身のニーズも嫌って抑圧しているから。

そして、甘えている人に対してイライラしたり、
何でこんなこともできないんだ、と腹が立ったりします。

なぜニーズが悪いものになっているのか

私たち人間は、誰しもがニーズを持っているのです。

そしてそれは決して悪いことではないのです。

頑張っていればどこかで休むことも必要です。

ニーズを嫌う必要がないけれど、抑圧して悪いものだと思う。

それはきっとニーズを我慢して抑圧せざるを得なかった理由があったんだと思うんですね。

寂しい時に寂しいと言えなかった、とか。
お母さんに甘えたかった時にお母さんが忙しくて甘えられなかった、とか。

我慢する必要があったのでしょう。

今もまだその我慢は必要なのでしょうか?

我慢して抑圧していれば、その分、ニーズを出してはいけない、と禁止がかかります。
禁止がかかると、それは逆に欲求を強めてしまうことになるんです。

例えば、
「メロンパンのことを考えないでください!」
と言ったら、今あなたの頭に浮かんでいることは何でしょう…?

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メロンパン…ですよね。

それと同じように、ニーズを出してはいけない、と思うと、ニーズに意識が向きます。でも、出してはいけない、と自分で禁止をかけているので、ニーズを出すことは悪いこと、と自分の中で判断します。

そして自分はニーズを我慢して抑圧して出さないようにと禁止をかけているのにもかかわらず、別の誰かが平気でニーズを出してくるならば…

腹が立って当然です。
イライラして当然です。

ニーズの取り扱い

ではどうするか。

ニーズはあっても良いんです。

問題は出し方です。

「どうしてこれしてくれないの!?」
「やってって言ったじゃない!?」
「なんでわかってくれないのよ!?」

なかなか今まで自立して自分ひとりでやってきた人にとって、
お願いをする
って、結構苦手だったりするんですよね。

負けた気になる!

そう、本当に、そうなんです。

なんか悔しい。
そして…恥ずかしい!

だから、乱暴に、ぶきらぼうに、わかってくれない相手が悪い!と相手を責めてしまう。

自分で言わなくてわかってもらえたら楽ですもんね。

でもここはあえて、

お願いをする

です。

「これ、手伝って欲しいんだけど、お願いしてもいいかな?あなたに手伝ってもらえると、ホント助かるの!お願いします。」

「この前頼んだの、やってもらってもいいかな?あなたこれ確かすごい上手よね。引き受けてもらえると嬉しいな。お願いします。」

「実は私、こんな風に思っていて、あなたに上手く伝わると良いなって思うんだけど、ちょっとだけ話聞いてほしいの。いい?」

自分のニーズを認めて上手にそのニーズを相手に伝えられるようになると、イライラはガクンと減ります。

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最後に

我慢してニーズを抑圧しているのにはそれなりの理由があるでしょうから、その辺りは心の痛みになっているのだとしたら、癒していくことをお勧めします。

そして、ご自身にニーズがあるということは、相手にももちろんニーズはあるものです。
お互いがお互いのニーズを認め合い、受け入れ合えるととても楽な関係性でいられます。

ご自身がどんなニーズをお持ちか、よくわからないけれど、甘えてくる人にはやっぱりイラつく!なんて時は、是非一度ご相談くださいね。

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