インナーチャイルドとは|大人の私を動かしている小さな自分の話

仕事はちゃんとやってるし、普段の生活は結構自立しているはず。

なのに…
恋愛になると急に「捨てられたらどうしよう」なんて不安になるのが止まらない。
母親と電話しただけで、なぜかぐったりする。

そういうとき、あなたの中で動いてるのは、たぶん「大人のあなた」じゃないんです。

もっと小さな、ずっと前から心の奥にいる、もうひとりのあなた。

心理学では、それを「インナーチャイルド」と呼んだりします。

聞いたことはあるけど、正直よくわからない。
なんだか怪しい言葉に聞こえる。

そう感じている方もいると思います。

今日はその「インナーチャイルド」について、できるだけ噛み砕いてお話ししてみますね。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

目次

インナーチャイルドって、ざっくり言うとなに?

インナーチャイルドって、実は医学的にきっちり定義された言葉ではないそうなんです。

人によって、本によって、ちょっとずつ意味が違ったりします。

このブログでは、インナーチャイルドを「心の中の小さな自分/抑圧された感情の心」として扱っていきますね。

大人になる成長段階で、私たちは「泣いちゃダメ」「我慢しなさい」「いい子にしてなさい」と、いろんな感情を抑えることを求められてきました。

そうして抑えられた感情は、消えてなくなったわけじゃなくて、心の奥にそのまま残っています。

それが、ワタシの中の「小さなワタシ」。

いわゆる、インナーチャイルドです。

ところで、なぜ「子ども」の姿でイメージするんでしょうか。

それは、感情というものが、子どもみたいに傷つきやすいから。

怖がったり、怒ったり、すねたり、寂しがったり。理屈じゃなくて、その瞬間の気持ちで動きます。だから「小さな子ども」としてイメージすると、扱いやすくなるんですね。

その子は「傷ついた子」だけじゃない

インナーチャイルドの話をすると、「傷ついた子」「泣いている子」のイメージが強いと思います。

確かに、心理カウンセリングの場面でフォーカスされるのは、傷ついた側のその子であることが多いです。

でも、本当はもう一人いるんです。

のびのびした、生き生きした、本来のワタシ

子どもの頃、何かに夢中で時間を忘れたこと、ありませんか。お絵描きとか、本を読むこととか、お人形遊びとか。

何かを見て、胸が躍ったこと。
誰かが大好きで、ただただ嬉しかったこと。
泣きたい時に、迷わず泣けたこと。

あれも、ワタシの中の小さなワタシだったんです。

大人になる過程で、傷ついた子が奥にしまわれるとき、一緒にこの「のびのびした子」もしまわれてしまうことがあります。

「泣いちゃダメ」と一緒に、「はしゃいじゃダメ」も言われてきたから。

だから、インナーチャイルドと向き合うって、傷を見るだけの作業じゃないんです。

奥にしまわれてた、もう一人の生き生きしたワタシを、もう一度外に出してあげる作業でもある。

そう思うと、ちょっと希望が見えてきませんか。

その子が顔を出す瞬間

ワタシの中の小さなワタシは、ふだんは静かにしています。

でも、ある瞬間に、ふっと顔を出してくる。

たとえば、こんな時。

  • 恋愛で「もしかしたら捨てられるかも」と感じた瞬間
  • パートナーや上司に、強い口調で何か言われた時
  • 母親と話したあと、なぜか理由もなくぐったりする時
  • SNSで誰かの幸せそうな投稿を見て、胸がモヤッとした時
  • 「自分なんて」という言葉が、自分の中から勝手に出てきた時

こういう「大人として処理しきれない反応」が出ているとき、ワタシの中の小さなワタシが顔を出していると考えられます。

大人のワタシは、頭ではわかってるんですよ。「彼はそういうつもりで言ったんじゃない」とか、「SNSは切り取りだから比べても意味ない」とか。

でも、心はもう勝手に反応してしまっているんですよね。

それは大人のワタシが弱いんじゃなくて、奥にいたその子が「ちょっと待って、これ、あの苦しかったときに似てる」って反応しているんです。

見える化すると、感情と距離が取れる

感情って、本当は見えないものですよね。

見えないものは、扱いにくいんです。

「もやもやする」「苦しい」「悲しい」と感じても、それがどこから来ているのか、何の感情なのか、自分でもよくわからないことがあります。

そういうとき、その感情を「小さな子どもの姿」としてイメージしてみる。

すると、急に扱いやすくなるんです。

「あ、今ワタシの中の子が、すごく怖がってるな」

「あ、すねちゃってるな、この子」

「ずっとがんばってたんだね、この子」

そう見てあげると、感情に飲み込まれそうな瞬間に、ふっと一歩引けるようになります。

感情と一体化していると、その感情に完全に支配されてしまいます。

でも、「ワタシの中にいる、その子の感情」として見てあげると、ワタシと感情のあいだに、わずかな距離ができるんですよね。

その距離が、自分を取り戻すためのちょっとした余裕になるんです。

これは、感情に振り回されないための、けっこう大事なスキルだったりします。

「強い自分」でいる人ほど、その子を認められない

ここから少し、踏み込んだ話をしますね。

実は、インナーチャイルドが傷ついている人ほど、自分の弱さや不完全さを認めるのが苦手だったりします。

ココロのことじゃなくて、足を怪我した、って思ってみるとわかりやすいかもしれません。

小さな傷なら、多少の痛みはあっても、あ~怪我しちゃった、って思って直視することも大して怖くもないですよね。

でも、傷口がパックリ開いてしまっているような傷だとしたら…考えただけでも直視したくないって思いませんか?

これと同じで、ココロも、傷が深ければ深いほど、見るのが怖ろしく感じるんですよね。

「ちゃんとしてないワタシ」「できないワタシ」「迷惑をかけるワタシ」を認めてしまったら、これまで積み上げてきた「ちゃんとしてる自分」が崩れる気がしちゃうんです。

だから、自分のダメな部分を、必死で否定する。
なかったことにする。
「ワタシはこんなんじゃない」って言い聞かせる。

そして、ここからが少し切ない話なんですけどね。

自分のダメな部分を認められない人は、他人のダメな部分も認められなくなるんです。

人の弱さや不完全さを見ると、なぜか苛立ってしまう。
批判したくなる。
「なんでこんなこともできないの」「ちゃんとしてよ」って思ってしまう。

それは、その人のことを本当に責めたいわけじゃなくて、自分の中の同じ部分を、ずっと責め続けてきたからなんですよね。

自分に厳しい人は、他人にも厳しい。よく言われる話ですけど、これってインナーチャイルドの観点から見ると、すごく筋が通っています。

「自分は強い」「ちゃんとできる人間だ」と思っている人ほど、内側の小さな子の存在を、見ないことにしてる。

強さで武装している、とも言えます。

でも、その武装って、本当はその子を守るためのものじゃなくて、その子を隠すためのものになってしまっていることが、多いんです。

その子の存在を認めたら、強い自分像が崩れる。だから、見ない。

その結果、その子はずっと心の奥で、誰にも気づいてもらえないまま、傷ついた姿で、たったひとりで、ずっと耐え続けて待っているんです。

その子を「責める」と、どうなるか

ワタシの中の小さなワタシが顔を出した時、つい大人のワタシはこう思ってしまいます。

「またこんなことで傷ついてる、情けない」
「いい歳して、こんな反応する自分が嫌になる」
「もっとちゃんとしなきゃ」

でも、これをやればやるほど、その子はもっと傷ついていきます。

考えてみてください。怖がっている子どもに「怖がるな、情けない」って言ったら、その子はどうなるでしょう。

もっと縮こまって、もっと声を出せなくなって、心の奥のさらに奥に隠れてしまいますよね。

そうすると、表面上はその子の気配が消えるから、大人のワタシは「片付いた」と思うんです。

でも、片付いたわけじゃなくて、もっと奥に押し込んだだけなんですよね。

そして次にトリガーが引かれた時、もっと激しく、もっと厄介な形で顔を出してきます。

失敗したことの「対策」を考えるのは、理性的な大人のワタシの役割。

そこは、大人として冷静に考えればいい。

でも、感情の心まで一緒に責める必要は、本当はないんです。

「またやっちゃった、対策考えよう」と「またやっちゃった自分はダメだ」は、別の話。

混ぜないでいられるようになると、ずいぶん楽になります。

育て直すって、ワタシを大切にすること

じゃあ、その子と、どう付き合っていけばいいんでしょうか。

答えは、シンプルなんです。

責めるんじゃなくて、理解して、優しくする。

「そっか、怖かったんだね」
「がんばってたんだね」
「気づいてあげられなくて、ごめんね」

そうやって、その子の気持ちを言葉にしてあげる。

心理学では、これを「育て直し(リペアレンティング)」と呼んだりします。

自分で、自分の親を、もう一度やり直す。

子どもの頃に十分にもらえなかったものを、大人になった自分が、自分自身に与え直す。

そう書くと大げさに聞こえるかもしれないけど、たぶんこれって、「自分を大切にする」「自分を愛する」って言葉の、本当の中身なんじゃないかなって思うんです。

「自分を大切に」って、よく言われますよね。

でも、抽象的すぎて、何をすればいいのかよくわからない。お風呂にゆっくり浸かることなのか、美味しいものを食べることなのか、頑張った自分を褒めることなのか。

そういうのも、もちろん大事です。

でも、もっと根っこのところで言えば、自分の中の小さなワタシを、ちゃんと育て直してあげること

それが「自分を大切にする」の正体なんじゃないかな、と思っています。

その子の声を聞いてあげる。
怖がっていたら抱きしめる。
喜んでいたら一緒に喜ぶ。

そうやって少しずつ、その子との関係を作り直していくんです。

強くなることが、幸せじゃない

世の中には「強くなれ」というメッセージが、たくさん流れています。

「自立しなさい」
「他人に振り回されない自分になりなさい」
「ちゃんとしなさい」。

それはそれで、大切なことかもしれません。

でも、強くなることが、幸せに直結しているわけではないんです。

むしろ、強くなろうとして、内側の小さな子を置き去りにしてしまったら、どんなに外側はちゃんとしていても、内側はずっと寂しいまま、になってしまいます。

ワタシを幸せにするために必要なのは、強くなることじゃなくて、ワタシの中の小さなワタシと、仲直りすること

その子の存在を認めて、一緒に生きていくこと。

それが、

自分を愛するということ
自分を大切にするということ
ワタシを幸せにするということ

なんじゃないかな、と思っています。

ワタシの中の小さな自分と、一緒に向き合うために

ここまで読んでくださって、「ワタシの中にも、たぶんその子がいる」と感じた方もいると思います。

ただ、インナーチャイルドと向き合う作業は、一人で進めようとすると、つい自分を責める方向に行ってしまうことが多いんです。

「こんなことで傷ついてた自分、やっぱり弱い」とか、「気づいてあげられなかったワタシはダメな親」とか。

そうじゃなくて、ちゃんと優しく、その子と再会していくために。

カウンセリングという場を、使っていただけたらと思っています。

ワタシの中の小さなワタシに、もう一度、光を当てる時間。

一人だと怖いところを、一緒に並んで歩いていく時間です。

ご興味があれば、こちらからご相談くださいね。

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