カウンセリングサービスの青山リナです。
夫婦やカップルで喧嘩をすると、どうしてこんなことになった?というところまで発展することがあります。
小さな原因だったはずのことが、音信不通の状態になってしまったり、何日も長引く喧嘩になってしまったり、しまいには、別れ話に発展したり。
渦中にいると、私何かしたかしら?なんて思うけれど、第三者的な立場で見ると、そりゃそうなるよね、なんてことが見えてきたりします。
これは、多くのケースで起こることで、第三者的な立場で見ると、客観視して見られるけれど、渦中にいると、自分の感情もそこにあるので、相手にまで気が回らない、ということが起こっても全く不思議ではない、ということなのです。どちらが良くて、どちらが悪い、というお話しではありません。
そもそも、男女の間で大きな違いがある、ということも要因の1つです。
例えば、喧嘩すると、感情的になりますよね。
逆に、感情的にならなければ喧嘩にはなっていないのだと思うのです。
お互い嫌な思いはしているかもしれませんがね。
男性は、多くの場合、女性と喧嘩のような状態になっても、感情を高ぶらせたり、表に出すようなことをあまりしません。機械的に処理するような形でもめ事を収めたい、そうすべきだ、と思っていることの方が多いようです。
女性は、男性とは逆に、喧嘩という感情が揺さぶられる状態になっても、機械的に処理しようとは思わない場合が多いようです。できる限り話をして、コミュニケーションを取りたい。その方が安心する想いが強いのだと思うのです。
男性と女性の育てられ方や、社会的役割が違う、という環境の中では、このような男女差が出やすいようです。
ですので、そもそものベースとして、カップル間で何かしら意見の違いが起きたり、喧嘩のような形になる時に対する対応の仕方が、男性が良いと思っていることと、女性が良いと思っていること、真逆なのですよね。
だから、女性は、喧嘩するのも、もちろんしなくていい喧嘩はしたいなんて望まないでしょうけれど、これも一つのお互いを知るためのコミュニケーション、だと捉えていることがあります。しかし、男性が機械的に処理しようとすることにより、冷たさを感じたり、関わりを断たれたような気分になり、無価値感に襲われたりします。
そして、男性も感情が揺さぶられることってあるんです、もちろん。
それは、男性の機械的に処理できるキャパが超えてしまった時ですね。いざ男性の感情がキャパ越えしてしまうと、突如、攻撃的になります。そしてこれは、男性本人が、一番避けたいと思う結果だったりします。途端に巨大な罪悪感と自己嫌悪に見舞われるからですね。
これを理解しておくだけでも、いざ喧嘩になった時に、相手の対応にオロオロしたり、悲しんだり苦しんだりと、振り回されなくて済むかもしれませんね。
その上で、ご自身がどうしたいのか、何を本当は望んでいるのか、「私は…」という視点で、もう一度その関係性を見てみると、向かう方向性がわかりやすくなりますよ。
素敵なパートナーシップを応援しています。