カウンセリングサービスの青山リナです。
20代の頃って、若い時に結婚したい、なんて思う反面、まだ恋愛を楽しみたい、という思いがあったし、実際ひとつ恋が終わったとしても、その時はショックで悲しかったけれど、もう誰とも出逢えないんじゃないだろうか、というような焦りはあまり無かった気がします。
でも、年齢が上がるごとに、出逢いの機会が減少したり、出逢っても、何か上手くいかない、というような、お互い自我が強くなっているような感覚を覚えたりはしませんか?
相手との関係性を構築するのが困難に思えたり、面倒に思えたり、なんていうことが増えていくような気がします。
35歳を超してくると、まだ30代、というより、40代に近づいてくる、なんて感じ始める境目の年齢ではないかと思うのです。すると女性は特に、恋愛から結婚、結婚したら子供を持つかどうか、なんてことが一気に現実として突きつけられるような気分になったりしますね。
早く決めなきゃ。それどころか、いつまでその選択肢を持っていられるの?こんなはずじゃなかったのに…なんて未来に対する不安や孤独感などが急にリアルに襲ってきたりするのではないかと思うのです。
そんな怖れの中で不安を抱えるより、今は、しっかり絆をつくれる、信頼関係を構築できる、あなたの土台を作っておく、そんな選択肢も、あるのではないでしょうか。
素敵な相手と、素敵な関係を築く土台作り。
大人の恋愛は、過去の失敗や過去の傷などがまだ痛んでいる状態で、それを抱えたまま、次に進もうとしてしまうケースがあったりします。
前の人とお別れした同じ理由で今また上手くいかなくなっている
いつも3~6か月経つ頃に、関係性が暗礁に乗り上げる
そんな場合は、もしかしたら、過去の傷がずっと残ったまま、同じパターンを繰り返しているのかもしれません。
過去の恋愛で、深く傷ついたり、信頼関係を失ったりした場合、新しい関係においても、また傷つくんじゃないか、また信頼関係を築くことに失敗するのではないか、と、怖くなってしまい、相手との距離を一定に保とうとする、心の壁ができてしまうことがあります。
心の壁ができていることに気づいていないと、相手ともっと仲良くなりたい、一緒にいたい、と思っても、ある一定の距離から自分に近づかせることをさせなかったり、自分からも近づくことを拒否します。
すると、現実的には、遠距離恋愛になったり、会う頻度が少なくなったり、ある程度の期間が経つと、相手の嫌なところばかり見えてきてしまったり、…というようなことが起こったりします。
過去の辛く悲しかった失恋を、昇華させてあげる時かもしれません。