カウンセリングサービスの青山リナです。
皆さん、お金がたくさんあると、嬉しいと思いますか?
あって困ることは無い、とは思いませんか?
この質問に、同意される方もいらっしゃるでしょうし、全然反対のことを感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どちらが正解というわけではないのです。
認知を知ってみる
ちょっと皆さんにやってみていただきたいことがあります。
「お金とは…〇〇である。」
この〇〇に当てはまる言葉を、ご自身でできる限りたくさん書き出してみていただきたいんです。
お金とは、悪である。
お金とは、無くなるものである。
お金とは、キタナイものである。
お金とは…
なんでも思ったものを書き出してみていただきたいのです。
お金とは、私を幸せにしてくれるものである。
お金とは、ワクワクするものである。
お金とは、豊かさを感じられるものである。
などなど
お金に対して、何かネガティブな連想が強いと、お金が無い、とか、お金に苦労する、なんてことが起こりやすくなったりします。
それは、お金というものに対する自分のネガティブな思いを証明しようとする作用が働くんですね。
認知的不協和、という心理学用語があります。
自分の思考や行動に矛盾がある時、何か気持ち悪さや不快感、ストレスを感じる、という状態に陥ります。すると、人は、この気持ち悪さや不快感、ストレスを軽減させたいと思います。そのために、つじつまを合わせようとするのです。
今のお金の話に当てはめるとすると、
お金に対してネガティブな思いが強いと、お金はやっぱり良いものではない、という現状を作ろうとする、ということ。
その認知はどこからやってきたのか?
ではなぜ、お金に対して、それほどまでにネガティブな思いを抱えているのか。
私たちは、知らないこと、に関しては、知らないまま、なのですよね。
例えば、アフリカ大陸に、ケニア共和国、という国があるのはご存じでしょうか。
ケニアで話されている公用語は英語なんです。ご存じでした?
しかし、ケニアの国語はスワヒリ語、なんですって。
因みに、スワヒリ語でこんにちは、とは何と言うか知っていますか?
こんにちは、は、ジャンボ、というらしいですよ。ジャンボ、と言われて返す言葉は、シジャンボ、と返事をするらしいです。
何が言いたいかというと、いつの間にか自分の中に入っている知識、だとか、何度も誰かに言われてきたことに関しては、知らないうちに知っている状態になっているんですね。
日本で生まれ育った人にとっては、日本語を話すのは当たり前のことですよね。
だから、英語やスワヒリ語というのは、非常に難しく感じたり、使いづらく感じたり、馴染みが無いんですね。
お金に対する思いも同じなんです。
お金は〇〇だ、という概念、それは、自分が経験したことも結果的にあるかもしれませんが、親や自分以外の人が言っていたことが、そういうものだ、と自分の中に定着した考えが多かったりします。
だとすると、自分ではどう思いたいのか、どういう存在であってほしいのか。
自分が理想とするお金の概念って別にあるのではないか、というところを見ていく必要があるんですね。
このように、概念を書き換える、とか、枠を外す、なんてことを、面談カウンセリングの中で行ったりします。
今、これはお金という、とても分かりやすい、誰しもが関わるものであろう対象を出しましたが、例えば恋愛や結婚。これらに関しても同じように考えてみると、自分の中での制限やネガティブな概念に気づくことがあります。
良かったら、一度試してみてください。
その中で気づいたネガティブなイメージを変えたい、と思われた時は、一度ご連絡ください。