カウンセリングサービスの青山リナです。
言葉がけ
私、個人的には、この「言葉がけ」って、小さい子に対してするもの、というようなイメージが実はあるのですが、皆さんは如何でしょう?
今日はこの「言葉がけ」について書いてみたいと思います。
私たちはきっと、子供の頃から、たくさん言葉をかけてもらっていると思うんですよね。
それは、嬉しい言葉だった時もあったでしょうし、嬉しくない言葉だったのかもしれません。
私自身も、例えば親から、嬉しい言葉なんて子供の頃かけてもらったことあったっけ?なんて実際のところ思ったりします。
きっと全く無かったわけでもないと思うんですよね。でも、褒められた記憶とかないんですけど…?というくらい、覚えていなかったりします。
逆に、叱られたこととか、怒られたこと、なんでそんな言い方するの?なんてことはよく覚えていたりしますよね。
親から言われる言葉が当たり前すぎちゃって、心理学とか心のことを学び始めて、実は私、嫌だったんだ!悲しかったんだ!ってことに気づいたり、なんてこともありました。
そうすると、何が起こるのか。
親からの言葉がけが与える影響
親から言われていない言葉は、自分の口からも出にくくなります。
親から褒めてもらえなかった、と思う不満感があるとすると、ベースは褒めて欲しかった、という思いを抱えている状態ですよね。ですが、人を褒める、人から褒められる、ということが自分の中で当たり前ではない状態になっているのですよね。
すると、自分の口から誰かを褒める、ということが当たり前のことではなく、意識しないとなかなか人を褒めるというところに繋がらなかったりします。
同時に、自分も褒められていない、褒められることが当たり前ではない、という状態が出来上がっているので、褒めて欲しい、と思う欲求が出てくると同時に、褒められた時に、どう受け取って良いのかわからず、跳ね返してしまう、なんてことが起こります。
親から言われて嫌だったことは、自分の口から知らぬ間に出ていたりします。
逆に、親からネガティブなことばかり言われていた。
テストで95点取ったのに、なんで100点取れなかったの?とか
描いた絵が市民コンクールで優勝したのに、ここの色はもっと別の色にした方が良かったんじゃない?とか。
そうすると、ダメ出しされることが当たり前になっているので、ダメだしすることも当たり前になってしまっていたりするんですね。
それは、自分にも、相手にも。
こんなんじゃまだまだ全然ダメよね…と自分で思ったり
相手が頑張っているのはわかるけど、もっとこうした方が良いんじゃない?と、余計なことを言ってしまったり
自分の世界を作る言葉がけ
欲しかった言葉を集めてみる。
親からの言葉がけに不満を感じる、褒めてもらえなかった、喜んでもらえなかった、とするならば、どんな言葉をかけて欲しかったのでしょうか?
私たちは自分の世界を自分で作れるだけの力を、今はもう持っています。
子供の頃はそれができずにいたけれど、
今、私たちは、もう自分で自分の理想を現実化できる大人になっています。
人が使っている素敵な言葉
こんな風に言って欲しかった言葉
今の自分がかけて欲しい言葉
いろんな言葉を集めてみてください。
それが、今の、そしてこれからの、あなたの世界を作ります。
自分にも、相手にも、心をあたためる言葉を使いましょ。
自分の発する言葉を、一番よく聞いているのは、自分自身です。
〇〇さんってステキな人。
そんな言葉を聞いているのも自分。
〇〇さんってダメな人よね。
そんな言葉を聞いているのも自分。
自分自身に、
よくやってるね、頑張ってるね。
今日も元気だね、今日も笑顔だね、今日も可愛いね。
そんな言葉をかけていると、人にもそんな言葉をかけるのが、自分の中での当たり前、になってきます。
最初は意識して、声をかけていく必要があります。
最初はちょっと頑張らなきゃいけないって感じるかもしれません。
自分の理想の世界を作るため、一緒に取り組んでみませんか?