カウンセリングサービスの青山リナです。
「どうにでもなれ!」
なんて思ったことはありませんか。
私、よく思っていたな~、と思うのです。
自分の手に負えなくなった時、
もうムリだと思った時
焦りマックスで考えるのが嫌になった時
「もうどうにでもなれ!」
投げやりなネガティブな態度ですよね。
一方、
「どうにでもなる!」
とても似ているとは思いませんか。
でもそこにあるマインドは、似て非なるもの。
意識が全く逆方向を向いているのですね。
「どうにでもなれ!」
そう思う時、私たちのマインドは
どうせ上手くなんて行かない!
どうせダメに決まっている!
どうせ失敗するに決まっている!
そんな、最悪の方向を見ています。
がしかし
「どうにでもなる!」
そう思う時の私たちのマインドは
きっと何とかなる!
きっとできる!
きっと大丈夫!
という、明るい未来を見ているんですよね。
プラシーボ効果、という言葉があります。
これは、薬学界における実験で、偽薬、いわゆる、有効成分の含まれていない錠剤を、薬だと伝えて患者に飲ませると、その暗示効果や自然治癒力などで、本来何の効果も発揮しない錠剤のはずなのにも関わらず、改善症状がみられる、というものです。
病は気から、とはよく言ったものですね。
私たちの普段の生活の中でも、薬ではなくとも、起こる出来事なのです。
私たちの意識が、
「どうせダメ、どうせできない」
の方向に向いているのか
「できるんじゃない?きっと大丈夫!」
の方向に向いているか
それだけで変わる現実って、実は大きいのです。
例えば、
「どうせ私はダメな人間。こんな私は嫌われるに違いない。」
そんな心で見ると、目の前の人は私を嫌っているんじゃないかと思えてしまいます。
私を嫌う人に私はわざわざ親切に愛想よくなんてしたくありません。
そんな態度が表に出ると、結局目の前の人には、私は親しみやすい、受け入れてくれる人、には映りませんね。
反対に
「私はダメなところも確かにあるけれど、でも、仲良くなれると良いな。」
そんな心で見ると、目の前の人と仲良くしたいと思います。
目の前の人にも仲良くしてもらえると良いな、と思います。
そんな私が取る行動は、相手に受け入れてもらいやすいよう、笑顔になります。柔らかい態度になります。
すると、相手も笑顔で柔らかい態度で接してくれます。
これを「好意の返報性」と言います。
ただ単に、自分の矢印がどちらを向いているかだけで、返ってくる反応が大きく変わるのです。
「どうにでもなる!」
そう思うだけで、
本当に「どうにでもなる!」のです。
是非、実験してみてください。