カウンセリングサービスの青山リナです。
浮気をされた時の心の傷は、された側にしかわからないと思うくらいの深い傷になりますよね。
今日は、浮気された側ではなく、浮気してしまった、という想いに、同じように苦しみを抱えている女性に贈りたいと思います。
私は浮気を肯定しているわけではないですが、浮気するにはするだけの理由があるのではないかと思うのです。
浮気という問題に直面した際、カウンセリングでは『不足原則』を考えます。この考え方は、自分のパートナーから期待しているものがあるけれども、それを完全に満たすことが難しいと感じたときに、その不足を他の人や他の手段で埋めようとすることです。
浮気は悪いことだと思ったり、浮気をしてしまう自分を良くないと感じたり、浮気をやめなければ、と思ったとしても、それができない背後にある理由の一つが、この『不足原則』の心理的な影響かもしれません。
足りていない
貰えていない
そう思うところに、浮気相手に気持ちが向く理由があるのだと思うのです。
では、具体的に何が足りていないのでしょうか?
夫や彼には、もう自分が女性として見られていると感じられない。
夫や彼と一緒にいても、寂しさがずっとある。
夫や彼とは心が通じあっている気がしない。
など、具体的に心に大きな影を宿している想いがあると思うのです。
浮気をしてしまった、という想い、自分では気付かぬところで、意外と大きく自分で自分を責める、自己攻撃の要素になっていたりするんです。
なぜならそれは、きっと本当は、夫や彼をもっともっと愛したい、という想いがそこにあるから。だけどそれが叶わない、と感じるから、愛を他に向けるんですよね。
愛しても受け取ってもらえていないような
愛してもスーッとかわされちゃっているような
それほどまでに愛したい想いを持っているなら、本当に愛したい相手を思う存分愛せるように、自分自身を整えていく、というところに目を向けてみられるのも一つかな、と思うのです。
夫や彼には、もう自分が女性として見られていると感じられない。
夫や彼と一緒にいても、寂しさがずっとある。
夫や彼とは心が通じあっている気がしない。
どんな理由にせよ、相手がくれない、と思う気持ちがあるのですが、そこは一度自分に軸を戻してみることをおススメします。
どこかで、やっぱりこんな自分だから愛されないんだ、と思う気持ち、ありませんか?
こんな自分、と自分を自分で下げてしまっている要素を正確に把握することで、具体的に、どうパートナーと繋がりたいのか、自分がどんな関係を望んでいるのか、自分自身の本当のニーズが見えてくるかもしれません。
大丈夫、あなたは愛の人です。
それほどまでに愛したい想いを抱えている、愛の人。
あなたが本当に心から幸せを感じられる、より豊かで満足感のあるパートナーシップを結ばれることを、心から願っています。