カウンセリングサービスの青山リナです。
出逢いを求めて相談所に登録しようかと思う時
素敵だなと思った人との初めてのデート
彼との距離が縮まってお付き合いが始まった時
彼との初めての喧嘩
新しいワンステップのタイミングで、とても怖い！という感覚を感じたことはありませんか？
怖い、と感じる時や、不安、を感じる時、
失敗したらどうしよう、
上手くいかなかったらどうしよう、
嫌われちゃったらどうしよう、
この関係が終わってしまったらどうしよう、
そんな想いで頭がいっぱいになってしまうんですよね。
もしそうなったら…傷ついちゃうから…
私たちは誰だって、傷つきたくなんて無いものです。
でも、傷つくことを怖れるあまり、新しいワンステップを踏み出さなかったら…？
傷はつきません。
でも、そこには残念ながら喜びも、無いのではないでしょうか？
あなたの望みは何ですか？
新しい恋愛のスタートって、ドキドキしますよね。
嬉しいドキドキもあれば
不安なドキドキもある
嬉しいドキドキなら、それを感じることに不快感もなく、むしろ感じていたいものですよね。
反対に不安なドキドキは、できれば感じていたくない、辛くなったりしんどくなってしまったりするものですね。
だとしたら、不安なドキドキを感じずに済む状態を探してみたらいいのではないでしょうか。
そもそも、不安なドキドキってどこから来るのでしょう？
不安なドキドキ要素は、過去と未来にあるんです。
過去、傷ついたままになって封じ込めた心。
確かに、その当時はその方法しか無かったのかもしれません。心に痛みを追うと、身体にできる傷や怪我と違い、目に見えないんですよね。痛みも身体の傷や怪我よりわかりにくい。だから、傷ついた心は、傷ついた瞬間、嫌な思いをした瞬間、大きな痛みや衝撃を受けるでしょうけれど、それがあまりに辛く悲しいものだと、その感情に触れたくなくて、封じ込めてしまったりします。
封じ込めた時は、きっとそれが一番良いやり方だったのだと思うのです。そのおかげで今まで大きな痛みや苦しみを伴うこと無く生きて来られたのですからね。
でも、封じ込めたものは、触らないように避けるんですね。
避けることにより、選択肢が狭まったり、自分の身動きが取れなくなったりしてしまいます。
想像してみてください。
今、あなたのいる部屋にあちこち物が散らかっていたとしたら。
それらのモノは、ずっとそこにある、手付かずのもの。
すると、その散らかっている部分を避けて生活しなければならないと、確実に使えるスペースが減りますよね。不便ですよね。
心の領域もそんな状態になっているのです。
想い出してみてくださいね。
新しい恋愛に一歩踏み出したい、そう思ったのはなぜでしょう？
あなたはその素敵な彼と、どんな時を過ごしたい、と思ったのでしょう？
どんな関係を築きたい、と思ったのでしょう？
どう彼を愛したい、と思ったのでしょう？
「どう愛されたい？」ではなく、
「どう愛したい？」
なぜこの質問をするかというと
愛されたい、と思うことは全く悪いことではありません。
ただ、残念ながら、愛は一方通行では成り立たないのです。
愛する・愛される、これらは二つでひとつ。
だとしたら、愛されることを望み考えるより、愛することにフォーカスを向けると、確実に愛されます。
ここで大切なことは、自分が何を望んでいるのか、それを明確にすることです。
どうして恋愛したいと思ったのでしょう？
素敵な彼と、どんな時を過ごしたい、と思ったのでしょう？
どんな関係を築きたい、と思ったのでしょう？
どう彼を愛したい、と思ったのでしょう？
不安な気持ちや隠れた心の痛みは、心にも行動にも、ブレーキをかけます。
逆に、自分の本来の望みは、心と行動の、エネルギーであり、アクセルです。
ブレーキの方が強すぎると、どう頑張っても前に進みませんね。
自分の本来の望みを明確にすることは、あなたのワンステップを後押しする大きな力です。
相手も同じ不安を抱えているかも？
恋愛で不安を感じている時、見えているのは自分の不安な気持ちと、不安な未来です。
この時、相手の存在を忘れ去っていることがあるのです。
あなたにとって彼が素敵な人であると思うなら
彼にとっても、あなたという存在が、素敵な女性だ、ということ、考えたことはありますか？
恋愛は一方通行では成り立ちませんよね。
片思いで終わってしまいます。
お互いを想い合ってこそ、初めて関係性が築けるのです。
彼があなたを見つめている眼を見てみてください。
彼があなたを見つめている表情を見てみてください。
彼があなたにかける声を聴いてみてください。
女性と男性は、同じ人間で人としての優しさは共通している部分がもちろん多いですが
女性の特性、男性の特性、というのは違う部分も多いです。
同じ女性同士、男性同士でも、個人によって違う部分ももちろんたくさんあります。
自分が望んでいる方法で彼が愛してくれるとは限りません。
だからと言って、そこに愛がないとも限りません。
これは私自身も何度も失敗をしました。
私は愛されているの？
それを確かめたいと思えば思うほど、あまりいい結果にはならなかったように思います。なぜならそれは、自分が相手を愛する、という想いが抜け落ちる瞬間だから。
そうすると、相手の調子が悪い時、相手が疲れている時、相手が不安になっている時、関係性が破綻しやすくなってしまいます。
前の「あなたの望みは何ですか？」のパートで書いたような「心の傷」は彼の中にもゼロじゃないでしょう。
それは人間である以上、誰しもに当てはまることなのだと思います。
それも含め、彼にも不安な気持ちがあるのかもしれない、と心に留めておくと、ひとりでパニックにならず、彼と一緒にワンステップを踏み出すことをしやすくなるのではないでしょうか。
あなたの世界の中心は、あなた自身。
最後に、大切なこと。
自分軸、なんて言葉を聞かれたことがありますか？
自分軸とは、自分が何を大切にして、どんな方向に進みたいかをしっかりと考え、それに基づいて生きることです。他人の意見や社会の期待に振り回されず、自分の心を大切にしていくことです。
あなたの世界は、あなた自身が作ることができる、ということ。
そのためにできること
心を柔軟にすること、です。
心を柔軟に、というのは、1つの強さです。硬い強さではなく、柳のようなしなやかな強さです。この強さは、心の傷をも愛の要素の変換することができます。
最初「あなたの望みは何ですか？」のパートで、心の傷のお話しに触れました。覚えていらっしゃいますか？
心の傷は、誰しもが持っていると、私は思っています。皆それぞれ傷や痛みは違うかもしれませんが、それは人と比べられるものでもないですよね。
そしてその痛みや傷自体が悪いなんてことは決してないんです。なぜならそれは、あなたが悪いことをしたわけではないから。それどころか、多くの場合、どんな経緯であれ、心の痛みや傷は、あなたの心が美しく素晴らしくあったからこそできたものだと思うのです。
でも残念なことに、私たちはほぼ誤解します。何か自分が悪かったからだ、とか、何か自分が足りなかったからだ、と。だからずっとその痛みや傷には触れたくない、だって同じ悲しみや苦しみを味わいたくないって思うから。
痛みを掘り起こす必要はないのです。苦しみを味わう必要はない。
ただ、誤解したまま、自分が悪かった、自分が足りなかった、と一緒に封印してしまった間違った思い込みは解き放ってあげても良いのではないかと思うのですね。
その誤解がそこにずっとあるって、自分の潜在意識の中にずっと抱え込んで手放さないのと同じ状態です。
その誤解を解き放った時、その悲しく苦しかった痛みや傷は、元々あなたの愛と美しさの象徴だったことが実感できます。
すると、不思議なことに、他人の言葉や意見、人の目に左右されず、自分を信じることができるようになってきます。
自分を信じられると、自分本来の魅力を表現しやすくなります。
みんながやっていることと同じじゃなくても、自分が「良い」「好き」「ステキ」と思うことを優先できるようになります。
それ以上に、もう傷つく自分でいる必要がなくなるんです。
自分自身の価値が、「悪い」とか「足りない」という認識でいる時は、相手が酷いことを言ってきた時、それがたとえ自分には非が無く相手の問題だったとしても、自分のことだと思い傷つきます。
自分が自分のことを、「悪い」とか「足りない」という認識でいるからです。
でも、自分の中からその「悪い」とか「足りない」という認識が外れた時、相手の酷い言葉が降ってきたとしても、「この人は今調子が悪いのかしら？」と流すことができるのです。
恋人と喧嘩になる時って、多くの場合、お互い積み上がった我慢が崩壊した時です。
崩壊するほど我慢を積み上げている、って、どれほど本来の自分を見せてはいけない、と思っているのでしょう。それほどまでに本来の自分を見せられない、と思っている状態って、自分のことを相当悪い存在だと本能的に思っているってことですよね。
でもね、あなたを恋人に選んだ相手は、あなたのことをそんな悪い存在だなんて見ていないんですよね。素敵な手放したくない愛する人、として見ているんですよ。
そんな彼女が、僕の方に近づいて来てくれる、なんて、彼としてはどれほど嬉しいことでしょうね。
傷つかない自分、を手に入れること、あなたの選択で、できるのです。
あなたの世界の中心は、あなた自身です。
あなたを幸せにするのもしないのも、あなた自身。
不安になった時には、いつでもご連絡くださいね。
大丈夫、あなたはちゃんと、幸せでいられます。
