カウンセリングサービスの青山リナです。
ココロが苦しくて、辛くて、泣きたい。
泣いたら多少はスッキリするんじゃないかな。
でも…泣けない…
そんなことってありませんか?
私は以前、よくそんな感情を感じていました。
泣くこと自体を我慢していたんだと思います。
泣いちゃいけない、
泣くのは恥ずかしい、
泣くなんてもってのほか!
そんな風に、一生懸命頑張っていた時代がありました。
感情を感じる場所
あなたは今その苦しさ、もやもや、息詰まり感、どこで感じていますか?
ご自身の身体に手を当ててみるとわかりやすいかもしれません。
お腹の下の方?
おへそ当たり?
みぞおち?
心臓の周辺?
心臓よりもちょっと上?
喉元?
泣きたいのに泣けない…
そんな時に感じる感情は、心臓よりもちょっと上、喉元辺りの息苦しさ、キュ~ッと締め付けられるような感覚だったりしますよね。
言いたいことを我慢していたり、言葉にして表現したいけれど、これじゃだめなんじゃない?なんて思ったりして抑え込んでしまう、そんな感覚だったりもしますね。
緊張しているような、喉が閉まっているような、なにか栓がされてしまっているような感覚。
感情は溜め込むと不調をきたす
感情って、知らず知らずのうちに体内に溜まっていくんです。
病は気から、なんて言葉があるくらい、感情が身体に及ぼす影響は大きいのではないかと考えています。
楽しいことが起こったら、誰かに言いたい!って思いませんか?
同じように、悲しいこと辛いことも、本来であれば何らかの方法でアウトプットできると抱え込む量が変わってきて、少し楽だったりするんです。
でも、私たちは、「悲しみ」「苦しみ」「辛さ」「さみしさ」といったネガティブととらえられる感情は、我慢する、外に出さない方が良い、とどこかで学んだんですね。
「我慢しなさい!」と叱られた経験からかもしれない
「我慢できたの、いい子ね」と褒められた経験からかもしれない
どちらにしろ、「我慢」することが求められる、「我慢」できる方が価値が高いんだ、という経験をどこかの時点でしていると思うのです。
だから、今更簡単に感情を出すなんて…無理よ…とブレーキが自然にかかってしまいます。
我慢が重なると、「私の感情?無です。」という、何も感じていない、という状況にもなってしまったりします。 麻痺している、と言ったほうがわかりやすいでしょうか。
でもこの「無」という、何も感じていない状態ですら、それを感じているのですね。
感情は振り子のように動きます。
ネガティブに振ればポジティブにも同じくらい振る。
逆に言えば、ネガティブに振る振り幅が狭くなればなるほど、ポジティブに振る振り幅も狭くなるんです。
だから、良いことも悪いことも、両方、感じなくなる。
感情にタグ付けする
どんな時に、どんな感情を感じているのか。
ほんの小さな小さな感情かもしれません。
今、わたし、何感じてる?
これをご自身に問いかけてみてください。
今、わたし、ちょっと嬉しいのかな。
今、わたし、さみしいかな。
今、わたし、怒ってるね!
ご自身の心の動きに合わせて、感じる感覚にタグをつけていくんです。
楽しい、嬉しい、ドキドキ、ワクワク、
悲しい、さみしい、イライラ、ムカムカ…
そして、それを少しずつアウトプットしてみましょう。
あなたに会えて、私、嬉しいなって思ってるよ。
その話、私ちょっと苦手だな。なんだか悲しくなっちゃうな。
どっち食べよっかな~、ワクワクして選ぶの難しいな~
感情は、頭を使って考える、とはちょっと違います。
心が動く感覚、どんな風に動くか、なので、なかなか意識を向けることも少ないと思うんですね。 でもそこに、あえて意識を向けてみる。 すると、心の小さな動きを感じるんですね。
身体に手を当ててみるのもいいと思います。
喉の辺りが苦しい感じ。
みぞおちの辺りがキリキリする感じ。
全身からなんか上がってくる感じ。
それぞれの感情、いろいろ感じ方があります。
感情を感じて昇華させる
最後に、泣きたいときに泣けない、って結構しんどかったりしますね。
泣いたらスッキリするのかも。確かに。
でも泣けない… なんで?
泣いちゃいけない、って感情が「泣く」ことに蓋をしているんだと思うんですね。
泣くのは恥ずかしい?
泣くと負けた気がする?
泣くのは悪いこと?
何かしらの理由があるんだと思うんです。
まずは、今どう感じているのか。
辛いのか、悲しいのか、悔しいのか、寂しいのか…
なぜそう感じているのか
何が辛かった?
どうして悲しい?
何が悔しい?
誰がいなくて寂しい?
泣きたいほど苦しい感情はできることなら感じたくないです。
でも、ずっとそこを見ずに、ほったらかしにすればするほど、息詰まり感は大きくなります。 抑え込んで、抑圧して、無かったことにして、感じないように麻痺させるよりも、ひとつひとつ丁寧に見て感じていってあげることで、そこにある感情は昇華していきます。
慣れないと、なかなかやりづらいですよね。
そんな時は、是非、ご相談ください。
お話しを、ひとつひとつ丁寧に聴かせていただきます。
今まで感情を見せなかったのに、見ず知らずの相手に感情の蓋を開けるって、怖いなって感じますよね。 カウンセラーである私たちも、その道を通っています。 あなたがどれほど苦しく、痛みを感じ、怖いのか、全く同じではないでしょうけれど、似た感覚を経験しています。
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