カウンセリングサービスの青山リナです。
皆さんは、困ったことがあったら誰かに相談しますか？
私は、ほとんどの場合、あまり相談するということがありませんでした。
私たちには誰しもが、依存心と自立心を持っています。
依存心が強いと、人に相談する、ということが比較的多い傾向があるかと思います。
ただこの場合は、相談する、というよりも、相手に頼って何とかしてもらおうと期待する、という思いが強くなる、と言った方が良いかもしれません。依存心が強いと、自分で物事を決めるということがやりにくくなります。自分で決めたことは自分の責任なのですが、自分で責任を取りたくない、と思うと、決めづらくなるのです。
逆に、自立心が強いと、人に相談をあまりしない傾向があります。自分で決めて、自己責任でどんどん進めていく。
一見カッコ良さそうですが、時にこれは、自分自身を孤独に追い込んでいく、という危険性が出てきたりします。また同時に、相手を寂しい思いにさせることもあるのです。
私たち人間は、誰しもが、1人で生きてはいません。必ず誰かとの関わりがあります。誰かと関わらずには生きられないのです。
たとえ天涯孤独だとしても、です。
先日、K-1グランプリでの私の講演内容で、父の話をしたのですが、その中で話したある出来事を、私は人に相談できない期間があった、という話をしました。
それは私が自分の中にある痛みと葛藤した期間だったからです。
自分が痛みを感じているときほど、実は誰かに相談する、というのは難しいのかもしれません。
でも、私は、ある人に言われました。
いつもお世話になっている人に、「なんで言ってくれなかったの？」と。
それは、決して私を責めてもいないし、相手が傷ついているわけでもないけれど
きっと、同じ感情を感じてくれようとしたんだろうな、と私は感じました。
イイコトを話せば、きっと一緒に喜んでくれる
悲しいことを話せば、きっと一緒に悲しんでくれる
そんな風に、心を共にしてくれようとしてくれたんだろうな、と。
あなたは、何かあった時、誰かを頼って相談するでしょうか？
私は、誰か、信頼できる人1人でいいので、相談してみることをおススメします。
ただ話してみる、というだけでいいのです。
相談した相手の意見を採用する必要もないし、最終的には自分が良いと思ったことを決断したらいいと思うのですが、話す、ということをしてみて欲しいと思うのです。
それは、心の想いを言語化するだけで、あなたの中で整理することが必然的にできる、ということ。
あなたが「話した」その相手は、あなたに話してもらって嬉しいということ。その人は、少なくとも、あなたと心の距離が少し近づくでしょう。
私たちは、心を寄せ合って生きるのが好きな生き物なのです。
心のあたたかみを感じます。
自分が役に立つ存在だと感じることができます。
あなたが自分のことを話す
それだけで、喜ぶ人がいるということ。
あなたの存在は、あなたが思う以上に、誰かの喜びになっている、ということ。
それに気づくと、その先は思った以上に解決は速いです。
追伸
ご報告が遅れましたが、
先日のK-1グランプリ
応援してくださった方、ありがとうございました。
皆さまのおかげで、4位をいただくことができました。
少しでも、応援してくださった皆様の、何か心に残るものであったなら良かったと思います。
次はあなたの番です。
あなたの、勇気ある行動と愛に溢れる未来を、私に応援させてくださいね。
