他人を責めること=自分を責めること ~罪悪感を手放した時に手に入るもの~

今日も読んでくださってありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。

「罪悪感」

無い方が良い、とわかってはいるけれど、なかなか手放せないものでもあったりしますね。

人である以上、多かれ少なかれ、知らず知らずのうちに抱えているもの。
罪悪感を感じている自分を責める、なんて事すらしてしまうほど、罪悪感にとらわれ過ぎると負のループにもハマりやすい、そんな風にも思ったりします。

それでも、「あっ!また私、自分のこと責めちゃってた、てへ。」なんて言えるのと、「罪悪感を絶対手放すものか!」と思っている状態とでは、やはり全然違うんですよね。

ではどんな状態が、「罪悪感を絶対手放すものか!」と思っている状態なのか、というと、

今、わたしが幸せでないのは、〇〇のせい!

って思っている状態。

心理学では、こんな言葉があるんです。

私たちが一番怖れていること、それは、罰せられることではない。
許されて、幸せになってしまうことだ。

変ですよね。

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罪悪感を持ち続ける、絶対に手放すものか、と思うには、それなりのメリットがどうやらあるらしいのですね。

そもそも、自分で自分を責めていれば、他の人から責められることはあまりないですよね。

こんな私はダメだダメだ!と自分で自分の頭をポコポコ叩いている人がいたとしますよね。
すると、そんな人を見て、そこに加勢しようとする気にはならないと思いませんか?

もうやめなよ、イイじゃん、大丈夫だよ、ちゃんと反省したんでしょ。

そんな言葉をかけて、その人が自分でポコポコ自分の頭を叩いている手を止めてあげたくなりますよね。

罪悪感を持って自分で自分を責めている状態を作ることにより、人から責められることを防げる、なんてことがあったりします。

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もうひとつ。

想像してみて欲しいのです。
あなたが、歩いていたら、誰かがぶつかってきた。
その人は、悪気があってぶつかったわけではないけれど、結果的にぶつかってしまった。

その人は、あなたに、「ごめんなさい、ごめんなさい、本当に申し訳ありませんでした、自分の不注意であなたにぶつかってしまって、本当にごめんなさい…」

ずっと謝り続けます。

悪気が無いのがわかったあなたは、1度、2度、謝られたら、もういいよ、と思うことの方が殆どではないでしょうか?

でもその人は、ずっとずっと、謝ることを止めません。
「ごめんなさい、ごめんなさい、本当に申し訳ありませんでした、自分の不注意であなたにぶつかってしまって、本当にごめんなさい…ごめんなさい、ごめんなさい、本当に申し訳ありませんでした、自分の不注意であなたにぶつかってしまって、本当にごめんなさい…ごめんなさい、ごめんなさい、本当に申し訳ありませんでした、自分の不注意であなたにぶつかってしまって、本当にごめんなさい…」

それがずっと続くと、どうでしょう。

なんだかぶつかられたあなたの方が、悪いような気分にすらなってきてしまうと思いませんか?よけられなかった私が悪いのかしら?なんて思ってみたり…

しまいには、その謝罪を聞いていることがしんどくなってきて、イライラしてきてしまうかもしれません。

ぶつかられたことだけなら大したことじゃなかったはずなのに、もうなんなのよ!と、まるで自分が責められているような気になって腹が立ってくる、なんてことが起こったりします。

罪悪感は罪悪感を呼ぶ、という状態ができてしまうのです。

ここでわかることは、
もし自分が、ぶつかられた方ではなく、悪気無くぶつかってしまった側だったら、ということ。

ぶつかった方も、ぶつかられた方も、どちらも悪意があったわけではないんですよね、元々は。
でも、ぶつかってしまった側が、自分の罪悪感を手放すことなく、そこに執着したことで何が起こったかというと、何度も繰り返される「ごめんなさい」の言葉が、言われている方(ぶつかられた側)にはまるで「こんなに謝ってもあなたは許してなんてくれませんよね」となんだかまるで悪い人のような、とんでもない厄介な人にぶつかってしまった、とでも言われているような気持ちになってしまう、ということなんですよね。

要するに、自分が罪悪感を抱えて手放さないことにより、自分が幸せではない現実をあなたのせいです、と攻撃する材料にしてしまう、ということにもなってしまうんです。

これは、親との関係や、パートナーとの関係、身近な人との関係で、気付かぬうちにパターンとして作り上げてしまっている、このパターンにハマってしまっているケースがよくあるんですね。

もちろん、こんなこと、考えながらしているわけではないんですよね。

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罪悪感が手放せない
自分を責めることを止められない
人を責めることを止められない

あなたが怖がっていることは、罰せられることではないのです。
今まで想像もしていなかったほどの幸せを手にすることを、あなたは怖がっているのです。

想像もしていなかったほどの幸せ

そろそろご自身に受け取る許可を出してあげても良いのかもしれませんよね。
だって今まで、ずっと頑張ってきたあなただから。

あなたの輝く幸せな日々を、応援しています。

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