今日も読んでくださってありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。
感謝をするのが良いとわかっていても、
関係の悪くない相手には感謝しているとしても、
この人だけには…この人だけにはどう頑張っても感謝なんて湧いてこない…!
そんな相手が、私にはいました。元夫です。
あなたには、そんな相手がいますか?
私は、離婚して、3年くらいは何とも言いようのない、未練なのか、執着なのか、怒りなのか、もう自分でもなんと表現していいのやら…よくわからない感情が手放せないでいました。
そんな時って、ホント、どうしたらいいものか…
自分でどうにもできず、かといって誰かに話したところで実際のところ何かが変わるわけでも無く、ひとりでずっともがいていました。
友達や、カウンセリングや、そんな相手に話せばその瞬間はスッキリした気持ちになるけれど、それでも腹立たしさや、執着心や、何とも言いようのない何かが消えるわけでも無く、結局あなたのせいで私の人生めちゃくちゃよ、なんて気持ちとか、失敗感とか、元夫も不幸になればいい、なんていう想いとかがグチャグチャと心に残ったまま、イライラすることもあれば、泣けてくることもあれば、頭から消そうと思ったり、消えられては困るような気にもなったりで、もう本当にグチャグチャだったんです。
1. 次のステップに踏み出せない理由
怒りや、腹立たしさや、執着心や、未練や…
いろんな気持ちが混じって、別れているのに心は別れている状態に全くなっていない、ということがあります。
全然次のステップに踏み出せない状態。
恋愛の痛みは、新しい恋愛で癒す、なんて言ったりしますよね。
それが可能なほど、痛みが軽ければ良いのかもしれません。
でも、関係性が長かったり、深かったりした場合、なかなか新しい恋愛を始めても、同じ痛みでつまずく、なんてことが起こったりします。
それどころか、そんな気にすらならなかったりすることだってあるものです。
次のステップに踏み出す時って、やはり勇気が要るんですよね。
逆に考えれば、次のステップに踏み出せない時は、勇気がない時。
何かを怖がっていたり、上手くなんていくわけないと感じていたり、もうこれ以上傷つきたくなんてないと思っていたりする時です。
勇気がないのが悪いのではなく、そこには理由がある、ということです。
私を愛してくれる人なんていない。
私を大切に想ってくれる人なんていない。
私のわがままを聞いてくれる人なんていない。
私を幸せにしてくれる人なんていない。
自分にはそこまで価値が無く、たとえ誰かが自分を好きになってくれたとしても、本当の姿を知ったら嫌われるに違いない、そんな怖れが心の底に大きく横たわっている時、なかなか次に進むことができなかったりします。
だって大好きだったあの人でさえ、私を手放したわけだから。
なんで私を手放すの?
私の何が気に入らないっていうの?
なんでもっと頑張ってくれないの?
そんな文句が山のように相手に対して出てくるんですよね。
でも、相手を責めている時は、自分を責めている時。
相手に言っているようで、自分に言っているんです。
なんで私はあの人を手放したの?
あの人の何が気に入らなかったっていうの?
私はなんでもっと頑張らなかったのよ?
関係性が上手くいかなくなる理由はさまざまです。
さまざまだけれど、私たちは不思議と自分を責めるものなのですよね。
どんな状況であれ、なんで私もっと頑張れなかったの?と。
頑張れないには頑張れない理由があるし、頑張る必要なんてないケースも意外と多かったりするんですね。
多くの場合、誰も自分を愛してくれないからせめてこの関係だけは死守しなければ…!と感じていることって多いんです。
本当に心から相手を愛していて、関係を壊したくないという場合なら、違うやり方の頑張りが必要です。それは、嫌で苦しいことを頑張る、という状態とは真逆で、むしろ楽しい嬉しい頑張りなのです。
元カレ、元夫、まだ別れてはいないけれど別居中で離婚前提、という関係性の中で、それでもまだ自分が彼を手放せていない、心に彼の存在が留まっている、怒りなのか、未練なのか…とにかく苦しい、という場合、一度ご自身に思って見てください、
自分が、前に進むことを、怖がっているんだな、と。
2. 彼は何を満たしてくれていた?
自分が前に進むことを、自分が怖がっている。
そんな時、なかなか人の愛や親切を受け取りづらいものです。
人の愛や親切を受け取ってしまうと
自分がその相手に何もしてこなかった、と感じてしまうから。
でもそれは、真実ではないんです。
罪悪感の罠、ですよね。
自分の醜い部分(実際には、醜いわけではないんですけど、自分で醜いと思い込んでいる部分)を見たくない時は、相手の愛をとてもじゃないけれど受け取れません。
なので、「彼は何を満たしてくれた?」こんな問いかけに、「何もない!」そう感じた方は、まずは、自分は自分を責めているのかもしれない、と思ってみてください。
誤解しないでいただきたいのですが、
自分を責めなさい、と言っているわけではありませんよ。
自分を責めているあなたが悪い、と言っているわけでもありませんよ。
自分は自分を責めているのかもしれない、と認めることができると、やっと、自分を責めることを止めることができるのです。
ご自身の感情的に、そこからもうちょっと自分に向き合えそうだな、と感じたら、彼が満たしてくれたものを考えてみましょう。
お金の不安を消してくれた?
ひとりじゃないって感じさせてくれた?
女性として受け入れてくれた?
認めたくないかもしれないけれど、そうだったかもしれないな、と、もし認めることができたら、それはあなたの強さと愛の大きさ、しなやかさです。それは確実にあなたの素晴らしい価値。
認めてしまうとなんだか負けた気になりますからね、なかなか認めたくは無いものですよね。
それでも向き合っていらっしゃるあなたは、本当に美しい心の持ち主ですよ。
3. 愛を受け取ってみようと自分に許可を出す
彼が満たしてくれたもの、それが見つかると、後はそれを受け取るだけ。
もし見つからなかったら、ただただ思って見てください、「彼の愛を見つけたい、ちゃんと受け取りたい。」と。
「無い」ものを受け取ることはできないんです。
「有る」にまず変える必要があるんですね。
それができるのは、自分自身だけ。
潜在意識って、とても変化を嫌うんですね。
どんなに顕在意識(表面意識)で新しいことに対する抵抗が無かったとしても、潜在意識は新しいことをあまり取り入れたがらないんです。そうやって自分を守ってくれているんですね。だって新しいことを取り入れるって、リスクもあるって感じるのが普通ですよね。だったら、今までのやり方の方が安心だ、って潜在意識は感じるんです。
でもそんな自分の潜在意識に、教えてあげなきゃいけないんです。
愛を受け取ることは、自分にとっていい事だ、って。
自分には受け取れる、それができる、って。
だから、自分は愛を受け取っても良いんだよ、大丈夫なんだよ、って、自分に許可を出してあげる。
何度も何度も、許可を出し続けてあげる。
慎重派さんこそ、怖いよね、でも大丈夫だよ、って自分に許可を出し続けてあげてみてください。
4. 奇跡が起きる瞬間
自分に愛を受け取る許可を出し続けた時、ある日突然、ふと、今まで見えなかったことが見える、そんな瞬間ってやってきたりします。
急に白黒だった世界に彩がついてカラフルになったり
何も動かなかった世界が突然動き出したり
人によって感じ方は違うかもしれないけれど
確実に、どのきっかけでどのタイミングかはわからないけれど、ちゃんとやってくるんですよ、そんな奇跡のような瞬間が。
あなたの人生に、そんな奇跡はちゃんと訪れるんです。
あなたは、そんな奇跡を受け取る価値のある存在なのです。
大丈夫、パーフェクトな瞬間に、あなたの元に奇跡が舞い降ります。
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