何度言っても理解されない、通じない。なんで？？？

妻と夫、何度言っても理解されない、通じないこと、ってあったりしませんか。

食器を洗う時は何度もきれいに洗剤を洗い流して、って言ってるのに、お皿の裏側にいつも洗剤が残ってる。
洗濯するときは洗濯機のゴミを取ってから、って言っているのに、いつもゴミを取らずに洗ってる。

なんで何回言っても直らないの？

こんなお話し、意外と多くあったりします。

妻のやり方、夫のやり方、いつまで経っても平行線、なんてこと、あったりしませんか。

皆さんはこんな時、どうされますか？

相手を「直そう」としてガチンコ勝負してしまうと、完全にパワーストラグル（主導権争い）に入ってしまいますね。

そもそも、パワーストラグル自体、自分の正しさを証明しようとしている行為なんですね。

このやり方で、相手と主導権を争ったとしても、戦いに勝って主導権は取れるかもしれませんけれど、これが幸せに結びつくかと言われると、実は残念ながらこの争いに勝ったとしても幸せにはならないことの方が多いようです。

もちろん、戦っている時は、勝った方が良いに違いない、と思い、戦うわけですから、幸せに結びつくような気持ちになっているのですが、残念ながら手に入るのは正しい自分、であり、幸せな自分、ではないんです。

だとすると、幸せな自分を手に入れるためにはどうしたらいいんでしょう。

「正しさ」を主張することをやめてみる

お皿に泡が残っているのも、洗濯機のゴミを取らずに回してしまうのも、
泡は残っていない方が良いし
ゴミも残っていない方が良い

どちらも正しいんですね。

でもそれはきっと夫も本当はわかっているはずなんですよね。
それでも、泡が残ったり、ゴミが残ったまま洗濯機を回してしまうのだとしたら
夫の意識はどうもそこには向いていないようですよね。

しかし、このケースの場合、何度も注意されても、夫は食器を洗う気があり、洗濯機も回す気がある、ということは事実のようです。

まずはそこ、夫がやろうとしてくれている、というところに意識を向けてみるのはどうでしょう。

自分の「正しさ」ではなく、夫の「頑張り」に意識を向け、拾い上げ、伝えてみる。

妻から見ると、全然完璧じゃないって感じる夫の動きかもしれませんが、あえてそこを見てみると、何が見えてくるでしょう？

相手を信頼してみる

妻と夫との関係って鏡のような関係性です。近くにいるからこそ、マイナス面が目につく頻度も上がるものです。特に自分に厳しい人ほど、相手にも厳しくなっているものです。

そんな相手のやり方を「信頼」してみる、ということをあえてご提案します。

妻のやり方ではないでしょうから、見ていて不安になることだってあるでしょうし、何でそんなやり方を…！？って口出したくなることもあるかもしれませんが、あえて全て任せてみる、ということをおススメします。

人って、いろいろ口出しされると、コントロールされている、とか、信用されていない、なんて思う気持ちが大きくなってきます。

逆に、全部丸投げで任せられると、責任もってやらなきゃな、なんてことを想うものです。

夫を信頼して任せることができると、実は自分自身に対する信頼度も上がったりします。

自己価値や自己肯定感、というところにもいい影響を及ぼします。

より良い関係性を自分に許す

妻と夫とのパワーストラグル。どちらが主導権を握るか。この戦いをやめた時手に入るのは、2人のより良い関係です。

主導権を争わなくてはならない、と感じている時、相手のやり方で主導権を取られたら、自分にとっては不利になる、マイナスになる、と感じるからこそ、主導権を手放してはなるものか！と思うわけです。

しかし、相手のやり方で主導権を握られても、自分に対して夫は酷いことをしないし、サポートしてくれるはずだ、と思うことができれば、自分の主導権なんて無くたって、何のマイナスにもならないわけです。

夫を信頼し、自分自身をも信頼し、成り行きに任せる、なんてことができるようになると、自分が主導権を取ってあれこれ決めていた時なんかよりも、自分の想像より斜め上の思いもよらないラッキーな幸せが舞い込んでくる可能性の方が高いのです。

そんな、斜め上の思いもよらないラッキーな幸せを自分に許してみてください。

あなたはそれに値する存在ですから、心配はいりません。

両手いっぱい、降ってくる幸せを受け止めてみてください。