今だからこそ出逢える、子どもの頃のわたし　～インナーチャイルドを癒す～

今日はちょっと私のお話しを聞いていただこうかなって思います。

私、今はこうしてカウンセラーとして活動しておりますが、カウンセラーだからといってパーフェクトなんかではありません。

長い間、心を癒すワークショップにも出ていましたし
切羽詰まって何とかしたい問題はおかげさまで減ってはいますが
問題が無くなったわけでもありません。

今でも、自分の心の世界を深めるため、定期的にカウンセリングを利用していたりもします。

むしろ、カウンセラーになる前よりも、今の方が定期的に自分メンテナンスでカウンセリングを利用しています。

先日、そのような形で私のカウンセラーに最近の近況を話しながら、父の話になりました。

父のことは、私がこの心の世界に飛び込んだ時からもう10年以上も扱ってきた関係性。

記憶にも残っていなかった父に会いにも行ったし
怒りや悲しみ、父に期待していた想いもイヤという程感じたし
結局私は父親という存在が大好きで、愛されたかった自分のニーズも感じたし

それらひとつひとつを感じて昇華するってことを散々やってきた

そんな自負がありました。

私のカウンセラーもそれは知っていて、ずっと見てくれていて、
そしてだからこそ、もう一度、父を見てみて、という言葉をかけてきたのです。

何かが手放せない
わかっていながらも期待してしまう

そんな想いがある時、ずっと自分は手に入らないものを追いかけている、っていう心の状態。

それって、頭では無駄なことってわかっていたり、諦めていたり、意味ないって思っていたりするんですよね。

でも、心の奥底では、諦めきれていない、今でも泣き喚いたまま放置されているあの頃の自分がずっといる、そんなイメージなんです。

父のことを思った時、
父と母が作れなかったパーフェクトな家庭
子ども心にそれを望んでいた私の姿がずっとあったようです。

もちろんそんなこと、私自身では意識していないんですよ。

だって私の頭の中では、
今更そんなパーフェクトな家庭を望んでいないし
今更両親の離婚に文句言う想いも無いし
大人になって振り返ってみるからこそ、父にも母にも多大な感謝を感じるし
もう自分で何とでもできる

って思っているんです。

でもね、見つけたんです、私の心の深いところで。

「パパはなんでわたしを置いていったの？」

って悲しんでいる小さな小さな自分自身を。

いま？

って思いました。

え？今になって出てきたの？

って。

そしてこうも思いました。

これって、私のエゴ？被害者意識？え？どういうこと？

って。

ちょっとした混乱です。

冷静に考えれば、置いていったとかいかなかったとか、そういう問題でもないんですよね。
じゃあ母じゃなくて父に引き取られれば良かったのか、って言ったら、それはそれで別の不満が出て来るに違いない、とも思うんです。

だから、理性で考えられる、現実的にどうだったら良かったか、っていう問題では全くなくて

ただただ、私の心の奥の方に、置き去りに放置されていた小さな小さな私がいた、ってこと。

きっと、その小さな小さな自分に出逢うことを自分自身が許さない限り、出逢えなかったんじゃないかな、って思うんです。

でもこうして出逢えたら、その悲しみを今の私が一緒に感じてあげることができます。
そしてそれができると、不思議とその子は今の私にギフトを授けて昇華していくんですね。

一瞬は闇や痛み、悲しみを感じます。

でもその後は、その子がちゃんとギフトを授けてくれているから
そのギフトを受取って存分に堪能するだけ。

心の癒しって、本当に深くておもしろい。

そんな体験を、私のクライアントさんたちにもしっかり還元していきますよ。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

何か感じることがあれば、聞かせてくださると嬉しいです。