いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。
リナの軌跡
と題して、青山リナという人物がどんな人なのか、知っていただくシリーズを作ってみようと考えました。
過去の失態や、恥ずかしい話、この人大丈夫?なんて思われそうな内容もあるかもしれませんが、何か読んでいただいている方のヒントや笑顔、元気や安心感などに繋がればいいかな、と思い、綴ってみます。
あたたかい気持ちで読んでいただけると嬉しいです。
よろしければ、お付き合いくださいませ。
1. 「お父さん」という存在
今日は、父のことについて、書いてみたいと思います。
私の両親は、私がまだ赤ちゃんの頃に離婚しています。
それから30数年、私は父に会ったことがありませんでした。
物心ついたときには、私の中で「お父さん」という存在は無いものとなっていました。だから、父に会えなくて寂しい、とか、父がいなくて寂しい、という感覚は感じていませんでした。
ただ、父がいなくて寂しい、とは思っていなくても、
どうして私にはお父さんがいないんだろう?
とは思っていましたし、
お父さんがいないということは普通のことじゃないのだ、
という思いはありました。
お父さんがいるお家は普通のお家。
家にはお父さんがいないから、私はみんなとは違うんだ。
私の家はきっと良くないんだ。
お父さんがいない私はダメな子なんだ、恥ずかしい子なんだ。
そんな風に感じていた気がします。
今でこそ、離婚、ということがそんなに珍しいことでもなくなっていて、母子家庭や父子家庭という、いわゆる両親が揃っていない家庭も、昔に比べたらだいぶ増えているのだと思います。
私自身も子どもはいませんが、離婚を経験しています。
離婚をしていようが、母子家庭だろうが父子家庭だろうが、どんな環境で育っていようが何も悪くも恥ずかしくも無いのです。今だから、そう言えるし、思える私がいます。
ですが、当時、幼かった私にとっては、「お父さんがいない」ということは、私の人生の汚点としか感じられませんでした。
2. 母の想い
私が幼いころ、何度か母に聞いたことがありました。
「どうしてうちにはお父さんがいないの?」
母が何と答えたか、正直なところよく覚えていません。
ただ、子供の目から見ても、明らかにその問いかけは、母を不機嫌にしていることが見て取れました。
母としても、自分が離婚した、という経験は、母自身の心の痛みになっていたのでしょうし、劣等感を感じていたのかもしれません。
母自身のことだけではなく、私に対する罪悪感も大きくあったのだと思います。
母が結婚生活を続けられなかったから、「娘から父親を奪ってしまった」というような思いがあったのではないかと思います。
私に対して申し訳なく感じ、また、母自身は自分に対して、不甲斐ない母親だと感じていたのではないかと思います。
きっと、母は自分自身を責めていたでしょうし、私からの父に対する疑問質問は、拷問のようにすら感じたのかもしれません。
私は、いつの頃からか、父のことは話題に出してはいけないのだ、と思うようになりました。
子供心に、ただ知りたい、という思いがあったのですが、
どうやら父の話をすると、母の機嫌を損ねる、
母の機嫌を損ねるようなことをする私は、悪いこと、してはいけないことをしているのだ、と感じていたようです。
また、母は、ことあるごとに
「うちにはお父さんがいないんだから!」
「よそのうちとは違うんだから!」
というようなことを言い、
「だからあなたはちゃんとしなさい!」
と言われていました。
「リナちゃんのうちはお父さんがいないからダメなんだね」
と言われないように、後ろ指さされないように、バカにされないように、というようなことを言いたかったようです。
母としては、母自身の劣等感、離婚してしまった私はダメな女、ダメな母親、という思い、
それでも独りで子育てをしなくてはいけないというプレッシャー、
そんな母の自分自身を奮い立たせるような叱咤激励の気持ちもあったのではないかと思います。
そして何より、私に対する申し訳なさと、私がダメな子にならないように、ダメな子だと思われないように、ちゃんと育てなきゃ!と思う母の愛情でもあったのだと思います。
ですが、幼い私にとっては、なんだかとても窮屈で、
うちはよそのうちとは違い、お父さんのいないダメな家で、だからみんなは私をバカにするのだ、これはとても恥ずかしいことで、とても悪いことなのだ、と感じていました。
いなくなったお父さんも悪い人だし、私をこんな目に合わせるお母さんも悪い人、
そんな気持ちを抱えていました。
3. 小学生の時の出来事
小学生になり、担任の先生に、教室の一番前にある先生の机に呼ばれたことがありました。
「あなた、おとうさんは?」
先生は私に聞きました。
先生としては、きっと担任として、生徒の家庭の事情を把握する必要があり、良いも悪いもなく聞いた質問なのだろうと、今なら思います。
ですが、当時の私には、心底意地悪な質問!で、心底意地悪な先生!に感じました。
こんなみんながいるところで、そんなこと聞かなくてもいいのに!
先生の声は、多分そんなに大きくなかったのだと思うのですが、あの時の私は、
みんなが見ている、みんなが聞いている、みんなの前で、何で先生はこんなこと聞くの!?
そう感じました。
とてもとても恥ずかしくて、泣きたいのか、怒りたいのかもよくわからないようなグチャグチャな気分で、とても小さな声で必死に答えました。
「…いません。…おかあさんはリコンしました。」
先生は鬼だ!大人も私をイジメる。もうクラスのみんなにもバレてしまった。あぁ、もうダメだ。こんな想いをするなら、この世から消えたい、今すぐこの世から私を消してほしい…
そんな風に思いました。
4. 中高校生時代
中学生になっても、高校生になっても、
うちには父がいないことがバレてしまう!
家族構成とか聞かれたらたまらない!
そんなことを思うので、家族の話になると、すぐにでもその場から逃げ出したい気持ちでいっぱいになりました。
でも反面、そんなことに怯えている私を悟られるのも嫌だったので、必死で話題を変えようとしたりしたこともありました。
心臓がバクバクしている状態でした。
「うちの両親は離婚していて、うちには父がいません」
私にはどう頑張っても、言えなかったのです。
5. 怖れていたこと
それは実際のところ、「父がいない」ということよりも、
そのことを知られることをこれほどまでに怖れている私自身を知られること。
周りの友達は、私を脅かすつもりなんて全く無いのです。
ですが、私には、「父がいない」ということは、私の最大の秘密であり、弱点であり、とても嫌なことで悪いことで、そして何より、
父がいないことをこれほどまでに嫌悪して、必死で隠している自分を知られること
それがとんでもなく恥ずかしく、怖ろしいことだったのです。
to be continued…
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