承認欲求は、どう満たしたらいいのだろう?

承認欲求って、すごく人間らしい、って私は思うのです。
そして、実はみんな誰でも持ってるものでもあります。

でも、それが「強すぎてしんどい」って感じるときは、自分を責めちゃいますよね。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

目次

■承認欲求が強い人って、どんな人?

一言で言えば、
「誰かの目を通して、自分の価値を確認したい」人。

こういう人たちは、たいてい子どもの頃に

・がんばっても褒められなかった
・条件つきの愛(いい子にしてたときだけ愛された)
・比較されたり、評価で存在価値を測られてきた

っていう背景を持ってることが多いんです。
いくつかわかりやすい例を挙げてみますね。

◆がんばっても褒められなかった

テストで95点を取ったのに…

子ども:「ママ、見て!テストで95点だった!」
親  :「ふーん。でも、100点じゃないじゃん。どうして間違えたの?」
子ども:(がんばったのに…見てほしかっただけなのに…)

このような「がんばりを見てもらえない」体験が重なると、
「どうせ私は何をしてもダメ」って思ってしまうようになるんですね。
褒められなかったことで、自己価値が空っぽになっていってしまったりするんです。

部活でレギュラーに選ばれたのに…

子ども:「ねえねえ、お父さん!レギュラーに選ばれたよ!」
親  :「へえ、で?じゃあちゃんと結果出せよな」
子ども:(喜んでほしかっただけなのに…)

このように、成果より“次のプレッシャー”ばかり与えられると、
 「がんばっても、愛されるとは限らない」と感じてしまうんですね。

だから、「私には価値がある」っていう感覚が、自分の内側には育ちにくくて、
“外からの評価”に頼るしかなくなるってことが起きるのです。

◆条件つきの愛(いい子にしてたときだけ愛された)

これは、「親の機嫌や期待に合わせていれば大丈夫」という
愛の不安定さの中で育った子に多いんです。

親がイライラしているとき…

子ども:「ママ、おなかすいた」
親  :「今忙しいの、うるさい!」
でも、
子ども:「お手伝いしようか?」
親  :「あら、いい子ねぇ。やっぱり〇〇ちゃんは優しいわね」
子ども:(怒られないように“いい子”でいなきゃ…)

このような経験は、自分の欲求よりも、“親のニーズ”を優先するクセがついてしまうんですね。
本当の自分じゃなく、「期待される自分」だけが愛されると学んでしまうんです。

本音を言うと怒られる

子ども:「ぼく、ピアノよりサッカーのほうがやりたいな」
親  :「は?なに言ってるの?サッカーなんて無駄よ」
子ども:(言わなきゃよかった…)

このような、自分の気持ちを表現すると否定される体験が続くと、
 「親に愛されるためには、自分を押し殺すしかない」と思い込んでしまう。

◆比較されたり、評価で存在価値を測られてきた

これは、兄弟や他人との比較の中で劣等感を植えつけられるような体験です。

お兄ちゃんはあんなにできるのに…

親  :「お兄ちゃんは小さいときから自分でやってたのに。なんであんたはそんなにだらしないの?」
子ども:(また比べられた…)

このような経験は、どんなにがんばっても「誰かと比べられる」という土俵に乗せられてしまいます。
すると「私のままでは足りない」という感覚が染みついてしまうんです。

通知表の点数で愛情が変わる

親  :「オール5ならゲーム買ってあげる」
→ 少しでも点が落ちると、がっかりされたり無視される。

このような経験は、自分の価値が“存在”ではなく“結果”で決まると感じるようになります。
すると、「何かを達成しないと、愛されない」と信じ込んでしまったりするのです。

このような体験が何度も何度も重なっていくと、
「誰かに認めてもらえないと、自分に価値がある気がしない」って感じる気持ちがどんどん大きくなってしまい、
それが、承認欲求の強さの根っこになるんですね。

SNSの「いいね」が気になるのも、
仕事で認められたいのも、
恋人に愛されていないと不安になるのも、

全部つながってるんです。

■じゃあ、どうやって承認欲求を自分で満たすの?

ここが大事なんですけどね、
「承認欲求を無くす」のではなくて、
“外に向いてる承認のアンテナ”を、自分の内側に向けること。

つまり、「他人がどう思うか」じゃなくて、
「自分が自分をどう思うか?」を、毎日ちょっとずつ取り戻していくこと。

たとえばこんなこと:

今日、自分がうれしかったことを書き出す
自分ができたこと、小さなことでも「ナイス!」って声かける
イヤな気持ちがあっても、「そっか、そう思ったんだね」って否定しない
誰かに認められたときは、「私は私を認めてもいいってことだ」って受け取る

外からの承認に頼らず、自分が自分にOKを出す練習を積むと、
人に認められなくても、そんなに不安にならなくなるんですよ。

■承認欲求って、なくせるの?

承認欲求が強いな、って自分で感じている時って、なんか嫌な気分になっちゃったりしますよね。
だから、こんな承認欲求無くなってしまえばいいのに!なんて思ったりもします。

でも、残念ながら、なくすのは無理なんですよ。

それは人間の根本的な欲求だし、あっていいものなんです。

ただ、
「誰かに認めてもらわないと、私はダメになる」
っていう飢餓的な依存状態からは、抜け出すことができますよ。

そして、「私が私を認めてあげたいな」っていう方向に変わっていくと、
“健やかな承認欲求”になるんです。

たとえば、

自分の頑張りをちゃんと認めてあげたうえで、
「誰かと分かち合いたいな」
「応援してもらえたら嬉しいな」
って思えるのは、すごく自然なことですよね。

■承認欲求は、悪者じゃない

承認欲求は、悪者じゃないんです。

それは「誰かにわかってほしい」っていう、すごく健気な願い。

大事なのは、「わかってほしい」という気持ちを、
まずは自分が、自分に向けてあげること。

それって、自分の存在を自分でしっかり認めてあげる、ってことですよね。
自分自身がココにいていい、って許しているってこととも言えるかもしれませんね。

すると、他人からの承認が“ご褒美”とか“デザート”のように感じられるんです。
ご褒美やデザートって、あると嬉しいですよね。

ちょっとあると嬉しい。
ちょっとあるのがちょうどいい。

そんな感覚。

“命綱”になっちゃうと、すごく苦しくなっちゃいますからね。

もしもあなたの承認欲求が飢餓状態で苦しい、って感じているなら、
良かったら、いつでもお話し聞かせてくださいね。

一緒にあなたが今より楽に豊かに暮らしていける方法を見つけていきましょう。

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