既読はついたのに、返事が来ない。
数時間、半日、もしかしたら一日。
「もう私のこと、好きじゃないのかな」
「もう、脈なし???」
ぐるぐると同じことを考えてしまうことが、続いていませんか。
でも、「彼から連絡がこない」って、ひとことで言っても、実はそれぞれ事情がまったく違うのです。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。
もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学
今日も必要な方に届きますように。
私のところに来る相談でも、サキさん、アヤさん、ナナさん、3人の女性が、それぞれ「彼から連絡が返ってこない」と悩んでいました。
でも、よく話を聞いてみると、3人の状況は、全然違っていたのです。
※こちらのお話は、ご相談者さまの許可をいただいた上で、プライバシーに配慮してアレンジを加えて掲載しています。
3人の相談から見えたこと
3人とも、最初の相談の入り口は「彼から連絡が返ってこない」という、同じ言葉でした。
でも、丁寧にお話を伺っていくと、3人それぞれが抱えているお悩みの正体は、まったく違うものだったのです。
1人目・サキさん(30代後半・既読スルー2週間)
サキさんが彼に送ったのは、「来週どこか会える?」というLINEでした。
すぐに既読はつきました。
でも、それから2週間、彼から返事は来ません。
「忙しいの?」と追加で送っても、既読はつくけど、返信はないまま。
サキさんは、何度も何度も、既読の2文字を見つめていました。



「もう私のこと、好きじゃないのかもしれません」
「別れたいなら、ちゃんと言ってほしい」
「でも、何かあったのかもしれないって、心配な気持ちもあって…」
サキさんの場合は、状況がはっきりしていました。
会う約束を決めたいという、返事が必要なLINE。それを2週間、既読のまま放置されている。
彼の身に何か大きな出来事があった場合を除けば、これは「ペースが違うだけ」では説明がつきません。
サキさんが感じている苦しさは、「答えが返ってこない」ことそのもの以上に、「相手から、ちゃんと向き合ってもらえていない」という感覚から来ているように感じました。
2人目・アヤさん(30代半ば・付き合って1年)
アヤさんと彼は、付き合って1年以上の安定したカップル。
でも、アヤさんはいつも、彼からの返信のラグに不安になるのでした。



「私が送ったLINEに、彼が返してくれるまでに、いつも数時間〜半日かかるんです」
「私はすぐ返したいタイプだから、待っている時間がしんどくて」
「もう新鮮じゃないのかな、愛されてないのかなって、つい思っちゃうんですよね…」
詳しく聞いていくと、彼は仕事中はスマホをほとんど見ない人。プライベートでも、没頭できる趣味を持っている人でした。
アヤさんの感じる「遅さ」は、彼にとってはどうもごく普通のペースだったのです。
ふたりのコミュニケーションのスタイルが違うだけ。それでも、アヤさんの心の中では、「返信が遅い=愛されていない」という回路が、ぐるぐる回り続けていました。
3人目・ナナさん(30代前半・付き合って3ヶ月)
ナナさんは、付き合い始めて3ヶ月の彼との関係に、悩んでいました。



「最初はすぐ返してくれてたのに、最近、返信が遅くなってきたんです」
「不安になって、私からLINEを立て続けに送っちゃって」
「重いって思われてるのかなって、わかってるのに、止められなくて…」
ナナさんの場合、起きていることは少し複雑でした。
彼の返信が遅くなったきっかけは、もしかしたら彼自身の事情かもしれません。
でも、ナナさんの不安を彼に解消してほしい、という気持ちが漏れ出ていたのです。彼女は自分でもそれを自覚していて、このままじゃ本当に彼に重いって思われちゃう、彼が離れて行ってしまう、と彼女自身が葛藤していたのです。
ナナさんが本当に向き合いたいテーマは、「なぜ自分は、相手の返信が少し遅れただけで、こんなに不安になってしまうのだろう」——ここでした。
彼が連絡を返さない理由は、ひとつじゃない
3人のお話を聞いてもわかるように、「連絡を返さない/返せない」という現象の裏側には、本当にさまざまな事情があります。
私が普段、相談を聞きながら整理している「連絡を返さない男性のタイプ」を、12個に分けて図にしてみました。


ざっと並べると、こんな感じです。
気持ちが向いていない
- 興味薄れ型:気持ちが冷めた、または最初から本気ではなかった
- 曖昧キープ型:関係を定義せず、いつでも引ける距離を保ちたい
- 本命別在型:他に本命や家庭があり、返せる時間が物理的に限られる
自分を守ろうとしている
4. 回避愛着型:親密になると怖い。飲み込まれないために沈黙する
5. 過去疲弊型:前の恋で「重い」と言われた経験から積極性を封印
6. 駆け引き型:わざと遅らせて反応を見る。重く見られたくない
個人の特性・状態
7. 自信が持てない型:「自分なんかが」または「ちゃんと返さなきゃ」と固まる。大切な人ほど返事が出ない
8. 特性由来型:文字や感情の処理が構造的に苦手。意図ではなく特性
9. 不調沈黙型:心身の不調で気力が出ない。本人も返せず苦しい
悪気のないすれ違い
10. リズム優先型:仕事や趣味が優先。恋愛の優先順位がそもそも低い
11. 読んで完結型:内容を読んだ時点で本人の中では完了。雑談に返事をする習慣がない
12. 後で返そう型:「あとで返そう」と思っているうちに忘れる。忙しさのムラで返信が不安定
こういうインフォグラフィックを見ると、「へぇ~」と思うと同時に、
「ワタシの彼は…」と当てはめてみたくなりませんか?
たいせつなこと
ここで大切なことをお伝えしますね。
この12タイプは、「相手をラベルで判定するための地図」ではないということ。
「彼はきっと◯番のタイプだ」と決めつけるために、この分類を作ったわけではないのです。
そうではなくて、「彼の沈黙には、ワタシの想像していなかった理由が、もしかしたらあるのかもしれない」——そんなふうに、視野が広がるための地図として、見てもらえたらと思って作ってみました。
どんな理由だったとしても
サキさん、アヤさん、ナナさんの3人の相談に戻りますね。
3人それぞれの彼が、12タイプのどれに当てはまるのか。 それを正確に突き止めることが、3人にとってのゴールでは、ないのです。
サキさんの彼が、興味が薄れていたのか、他に本命がいたのか。
アヤさんの彼が、リズムが違うだけなのか、用件主義の人なのか。
ナナさんの彼が、距離を取りたいのか、たまたま忙しいだけなのか。
それを完璧に当てたところで、3人のしんどさが消えるわけではないのです。
では、何が、3人を本当の意味で楽にしたのか。
それは、「彼の対応で、ワタシの価値は変わらない」という視点でした。
あなたの幸せに、あなた自身がコミットしたら
3人がカウンセリングを続けていくなかで、それぞれに変化が訪れました。
サキさんの変化
サキさんは、「2週間の既読スルーに耐え続けることが、私の人生にとって本当に必要なことなのか」と、自分に向き合うようになりました。
彼のことが嫌いになったわけではない。
でも、自分を大切にしてくれない人と一緒にいる時間を、これ以上重ねたくない。
そう思えるようになった頃、サキさんは彼との楽しかった時間、幸せだった思い出に感謝しつつ、彼を手放す方向に進み始めました。
その後は、新しい出会いに目が向くようになっていきました。
アヤさんの変化
アヤさんは、彼との「ペースの違い」について、思い切って話し合ってみました。
アヤさん自身、今までの恋愛の中でも、自分の気持ちや思うことを素直に相手に伝える、と言うことが苦手だったようです。だからアヤさんにとって、彼と話し合う、ということはとてもハードルが高く、勇気のいることだったのです。
しかしアヤさんの予想に反し、彼は、「返信が遅いのは、君のことを大切に思っていないからじゃない。仕事に集中しちゃう自分の癖なんだ」と、教えてくれたそうです。
アヤさんは、大切な彼とのこの関係を育てるために、不安からではなく、安心の中から彼とコミュニケーションを取る努力を惜しまなくなっていき、二人のコミュニケーションが今までよりもずっとスムーズに取れるようになっていきました。
ナナさんの変化
ナナさんは、「なぜ自分は、彼の返信が少し遅れただけで、こんなに不安になってしまうのか」を、ゆっくり掘り下げ始めました。
そこには、ナナさん自身の心の中の、小さな自分(インナーチャイルド)が抱えていた寂しさが、隠れていました。
カウンセリングで少しずつインナーチャイルドに向き合い、その寂しさを癒しながらゆっくり時間をかけて彼女の中に安心感の土台を作っていく作業を進めていきました。
彼女の心に安心感が戻ってくると、彼女の行動も徐々に変わり始めました。
ナナさんは、彼に不安を解消してほしくて立て続けにLINEを送る衝動から、少しずつ自由になっていったのです。


3人に共通していたのは、
「彼にどうしてほしいか」から、
「自分はどうありたいか」へ、視線を移したことでした。
相手の対応は、ワタシの価値を決めない
彼から連絡が来ないとき、私たちはつい、こう考えてしまいます。
「私に魅力がないから、返してくれないんだ」
「私が重いから、返したくないんだ」
「私が悪いから、こうなっているんだ」
でも、本当はそうではないのです。
彼が連絡を返さないことには、彼自身のなかにある、彼の事情がある。 それは、あなたの価値とは、別のところにあるものなのです。
そして、もうひとつ。
彼の対応をきっかけに、あなたのなかに不安や悲しさが湧き上がってくるとしたら
それは「彼が悪い」のでも「あなたが弱い」のでもなく、
ワタシ自身の心の奥に、何か向き合うテーマがあるのかもしれない、というサインだったりします。
相手の態度は、ワタシの価値を決めるものではなく、今のワタシがより自分らしく生きていくために、見えている鏡なのです。
その鏡に映ったものを、自分を責める材料にするのか、それとも自分を大切にしていくきっかけにするのか。 それは、あなた自身が選べることなのですよね。
彼の連絡を待つ時間が、あなたにとっての「自分と向き合う時間」に変わったとき、私たちはきっと、もっと幸せになっていけるのだと思います。
ひとりで抱えこまずに、お話を聞かせてください
「彼から連絡が来ない」というしんどさの奥には、その人それぞれの大切なテーマが隠れていることが、よくあります。
ひとりで考えていると、どうしても「彼の気持ち」のほうへ、視線が向いてしまうもの。
でも、本当に大切なのは、あなた自身が何を感じて、何を必要としているのか、ということです。
カウンセリングでは、その時の自分の気持ちを、一緒にゆっくりほどいていきます。
「彼の対応に振り回されない自分でいたい」と感じている方、ぜひ一度、お話を聞かせてくださいね。


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