カウンセリングサービスの青山リナです。
私たちは誰だって周りの人から大切にされたいって思いますよね。
あなたは、周りの人に大切にされている、と感じていますか?
もしも「わたしは周りの人から大切にされているとは感じられない…」と感じられる場合は、ちょっとこちらにチェックリストがありますので、ご自身に当てはめてYesかNoで答えてみてください。
職場、ママ友、サークル仲間、ご自分が関わっているコミュニティーで考えてみてくださいね。
今、5つ、項目を挙げましたが、あなたはいくつYesが当てはまったでしょうか?
ではここから、ひとつひとつ解説していきたいと思います。
自分から話しかけたり、誘ったりするのは恥ずかしいので、人から話しかけられる、誘われるのを待っている。
恥ずかしがり屋と恥ずかしがり屋が出逢うとどうなると思いますか?
…なにも起こらないのです。
恥ずかしがることが悪いことではないのですが、いつも待っている、という状態では、相手がアクションを起こしてくれない限り、何も始まらない、という状態になってしまいます。
本当は○○さんと話したい、本当は○○さんとランチに行きたい、などの思いがあるからこそ、「待っている」という状態ができているわけですよね。
本当は誘って欲しいのに、誘ってくれないかな?と待っている、これは他人軸(依存的)な状態。
人は誰しも自分に興味を持ってくれたら嬉しいものです。
あなたから声をかけられることを喜ぶ人がいるのです。
少しの勇気が必要ですが、あなた自身にあなたのしたいこと、喜びを与えてあげましょう。
人から大切にされるには、まずは自分で自分自身を大切に扱うことをおススメします。
「ありがとう」よりも「ごめんなさい」「すみません」の方をつい多く言ってしまっている。
「ごめんなさい」「すみません」「申し訳ありません」
これらの言葉は、罪悪感から来る言葉です。そして、罪悪感は罪悪感を引き寄せる、という法則があります。
どういうことかというと、「ごめんなさい」といつも言われていると、言われている人の潜在意識はこんな風に感じます。
「私、いつもあの人を謝らせている。私は別に責めるつもりも罰するつもりもないのに…なんだか私が悪者みたいね。」
するとあなたは別に相手を悪ものにするつもりなんて無くても、なんだか相手の人は良い気分がしないのです。
「書類を間違えてしまってごめんなさい」
→「書類の間違いを教えてくれてありがとう」
「遅刻してごめんなさい」
→「遅刻しても待っていてくれてありがとう」
この「ごめんなさい」を「ありがとう」に変えることができると、相手は感謝されているわけですよね。なんだか悪い気分はしないわけです。あなたといるその相手は悪い気分がしない、むしろなんだかいい気分。そんないい気分を感じられるあなたのことをないがしろにしたり、軽く扱おうとは思いません。
恥ずかしかったこと、失敗したこと、反省していることなどは絶対しられてはならない、人に弱さを見せたら付け込まれる、と感じている。
間違えたり、失敗したり、そんなことって恥ずかしいし、できれば知られたくなんてないですよね。でも、これを相手に見せることによって得られる効果があるのです。
私たちは、自分の欠点はあまり良いものとは思わないけれど、人の欠点や弱さというのは可愛らしいと思ったり、愛したいポイントだったりします。
赤ちゃんをイメージしてみてください。赤ちゃんは何もできませんよね。トイレに自分でいけないから、おむつです。そんなおむつも、汚れたって自分では換えません。誰かがちゃんと換えてくれるのです。そんな赤ちゃんを、ダメなヤツ!と思うでしょうか?それどころか、みんなに可愛がられ、愛されていますよね。
強がってデキる人に見せるよりも、弱さを見せられる強さ、そこが愛されポイントであり、また信頼にも繋がるポイントです。そして、周りがあなたを助けたい、と思う要素なのです。
人に好かれるために、なるべくNoは言わず、嫌なことも我慢して頼まれたことなどを引き受けようと頑張っている。
想像してみてください。
あなたは人に何かをお願いしました。相手が引き受けてくれました。
でも実はその人は、結構キャパオーバーで、無理して我慢してあなたのお願いを受けてくれていた。
そんなことをあなたが知ったら、あなたはどんな気分になりますか?
「言ってくれたら良かったのに!」
「そんなに無理してるなんて知らなかったよ、ごめんね。」
「あなたを苦しめたいわけじゃなかったのに、悪いことしちゃった。」
なんて思いませんか?
あなたにお願いをしている人も同じです。あなたを大切に思っている人なら、あなたを苦しめたいなんて思わないんです。だから、NOを伝えることは、あなたのためだけではなく、相手のためでもあるんです。
また、我慢が過ぎると、私たちは確実に余裕がなくなります。すると、怒りが出てきます。怒りの感情は共鳴するので、周りにもそのイライラが伝染していきます。結果、お互いを大切にする関係とはかけ離れた、お互いに余裕のない関係性が出来上がってしまったりするのです。
まずは自分の機嫌を自分でとる、というところに意識を向けてみてください。自分に我慢をさせ過ぎないことです。
人に何かをお願いするなんてとんでもない、と思っているので、誰かを頼るなんてことはしない。
私たち人間は完璧ではありません。お互いが多かれ少なかれ助け合って生きています。そして私たちは、面倒なことを押し付けられたくはない、という思いは持っていますが、「人の役に立ちたい」という思いも持っているのです。
意外とこの「人の役に立ちたい」という思いは大きく、喜びを感じさえします。
あなたが何かをお願いすることが、誰かの喜びになる、なんて考えたことがあるでしょうか。
人はあなたの役に立つことが喜びであり幸せであるのです。それだけ、あなたという存在が、誰かの喜びである、ということ。
あなたの価値を低く見積もっているのは実はあなた自身だということがとても多いのです。
あなたを誰かに愛させてあげてください。
あなたは愛される価値が十分あるのですから。
新年度、新たな環境で過ごされる方も多いのではないでしょうか。少しでもお役に立てれば幸いです。