相手は敵なのか、それとも味方なのか。

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。

以前は私、母親と怒鳴り合いの毎日でした。

母は私の邪魔ばかりする、と感じていました。
私を否定してばかりだし、
私のやることなすことケチつけるし、
いつも私が間違っていて、母が正しい、

そんなことを私に知らしめることばかりする

そう感じていました。

だから私は、そんな母に怒鳴り散らしていました。

今、これを書きながら、当時を思い返すと、
可哀そうなことしたな、と心が痛くなるくらい、
本当に酷い状態でした。

母は私によく言っていました。

「あなた、私のこと嫌いよね。」

と。

私はそう言われるたびに、

そんな母は大嫌い

と感じる気持ちと

私をそんな悪者にしないでよ

と感じる気持ちと

ごめんなさい

と感じる気持ちと

なんだかいろいろ、
いろんな気持ちが複雑に交じり合って、心が締め付けられるような感覚を味わっていました。

今は、当時は想像もできなかったくらい、穏やかなものです。
本当に、びっくりするくらい。
当時は本当に想像ができなかったんです、こんなに穏やかな関係性になることができるなんて。

一体何が変わったのか。

母も、結果的には変わったのでしょうが、
私が変わったんだと思うんですね。

どう変わったのか。

私が感じていた、

母は私を否定して攻撃してくる、

というものが

もしかしたらそれは違っていて

母は私を否定したいわけでも攻撃したいわけでもないんじゃないか？

そんな風に思うことができたら、
ひとつひとつのことが、私に刺さらなくなったのですね。

相手が攻撃をしてくる、と感じると、
私たちは誰だって防御しようとしたり、やられてしまわないように、自分も攻撃を仕掛ける、ということをします。

その相手が本当に敵であるならば必要なことですが、私たちはこの防御や攻撃をやり返す、ということを、敵でもない相手にしてしまうんですよね。

もし、攻撃のように感じてしまう相手のその言動が
攻撃ではないとしたら？
相手に余裕が無いのだとしたら？
相手も自分の言動がそんなに影響を与えているなんて気付いていないんだとしたら？

そうだとしたら、一度、私たちが、あれ？と疑ってみると見えてくるものって全然違ったりするんですね。

あれ？これは…私を刺そうとしているわけじゃない？

そうなると、防御だとか、攻撃をし返す、ということが必要なくなるんですね。

そんな、敵ではない相手にとってのあなたの存在。

渦中にいる時なんかは特に、
あなたは信じられないかもしれないけれど

そこにいてくれるだけでいい

あなたはそんな、素晴らしき光の存在なのかもしれませんよ。

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