居場所を見つけてみよう。

先日、母校神戸メンタルサービスのリーダーシップトレーニングに出席した、というお話を書きました。

それに参加していた時に感じたのは、みんな楽しそうだな～、ということ。リーダーシップに参加している人たちって、感情を感じるワークショップが好きな人ばかりなんだと思うんですね。今はZOOMで行っているワークショップですが、元々はリアルに会場に集まって行っていたんです。今回も、大阪の会場で行ったんですね。

やはりお互い実際に顔を見て、同じ空間の中で、触れあう距離で同じものを見て感情を感じるって、熱がお互い繋がるんですね。空気感がすぐわかるので、逆に安心するんですね。

そんなみんなの表情が、とても楽しそうで、幸せそうだな～、となんだかそんな参加者みんなを見ているだけで顔がほころんできたんですね。安心感やあたたかさを感じるんですね。

居場所、って、良いですよね。

そんな「居場所」を作っている人に出逢い、その居場所に触れさせていただく機会が何度かあり、正直私は個人的に、ちょっと羨ましいなと感じました。

居場所があっていいな、という羨ましさではなく、誰かに居場所を作ってあげられる、っていう器の大きさに、羨ましさを感じたんですね。

そして、改めて感じたんですね。私も居場所を作りたいんだな、と。誰かを安心させることができたり、誰かがぬくもりを感じられる居場所を作る。素敵だなって、今だから私も思うのですが、昔はそんなことより自分の居場所が無い、なんてことをよく思っていました。

学校に行っても、友達の間でも、心から安心できていた場所、居心地が良かった場所なんてあったのだろうか？とすら思っていました。だから私はクルマの中が好きで、どこに行くにもほぼクルマなんですね。安心する安全な自分の空間、という感じがしてたんですね。それも少し前に気付いたんですけどね。

カウンセリングに興味があったり、ご利用されている方って、何かしらそんな自分の居場所を感じられない、と感じる方も多いのではないでしょうか。

そんな想いを抱えていらっしゃる方には、是非、まずは自分の居場所を見つけていただけると良いな、と思うんですね。

見つけなきゃいけない、と言いたいわけではないのでね、プレッシャーに感じられないようにいていただければと思うんですね。

私は子どもの頃は、祖父母の家にいることが多く、祖父母の家には母の弟である叔父とその妻の叔母といとこたちもいたので、どこか遠慮しなきゃ、という気持ちも当時は私の中でゼロじゃなかったと思うのですが、今振り返ると、祖父母も叔父叔母いとこたち、みんな私に対して嫌な態度を取ったことなんて無いんですね。気にして勝手に遠慮していたのは私だったのかな、と、今振り返って、思うのです。心のことをいろいろ学んでいろいろ取り組んできた今だからこそ、そう受け入れられるのです。

もちろん私のように時間をかけずとも、純真な心で真っすぐ人のあたたかさや優しさを上手に受け取れる人もいらっしゃるでしょう。たとえそんな簡単に受け取れなかったとしても、時間をかけてでも、受け取ってみよう、って思えるならそれもとっても素晴らしい事ですよ。

自分の居場所がない、なんて感じる気持ちが強かった方は、実はあなた自身が、誰かの居場所を作ってあげる才能が眠っていたりします。

あったかい家庭なのかもしれないし、何かのグループなのかもしれないし、どんな形でもあなたが心地よければそれが最適。

居場所が作りたい、という夢や、居場所が無いのが今でも悩み、なんて方がいらっしゃれば、良かったらお話し聞かせてください。

そんなあなたの居場所になれると、私はとても嬉しいです。