「イライラする！」どうする？

生きていれば、毎日の生活の中でイライラすることの一つや二つ、ありますよね。

イライラする気持ちを誰かにぶつけてしまうと、きっとそれは良いことにならない確率の方が圧倒的に高いと思うんです。関係性が悪くなってしまったり、トラブルに発展したり。感情を誰かにぶつけなければ、イライラするってこと自体が悪ではないと思うんです。

ただ、イライラしている時の自分自身が、実は一番不快だったりするので、その点を考えると、なるべくイライラを解消する方法があったり、そもそもイライラしなくて済む状態を作りたいですよね。

イライラする要因

疲れている

圧倒的に多い理由は、疲れている、これではないでしょうか。

案外自分ではまだ大丈夫、なんて思っている場合が多いかもしれません。でも寝不足だったり、体力的にも精神的にも余裕がなく、疲れている時、バケツの水がいっぱいになって溢れるように、疲れがたまって自分のキャパが狭くなってきている時ってイライラするものです。

子育て中のお母さんとか
いつもお仕事を頑張っている方とか
重要な役割を抱えていらっしゃる方とか

知らず知らずに疲れがたまっていたりはしませんか？

ちょっとした自分へのご褒美休暇をあげるのも、たまには良いのでは？
リラックスできる時間・環境を、いつも頑張っているご自分にプレゼントしてみてはいかがでしょう？

我慢している

何かを我慢している時、疲れている時に似た状態で、バケツが溢れそうになっているんですね。

よくうちの師匠の平準司が話す、牛丼女の悲劇。
大好きな彼に、食事に誘われて、どこに行きたい？何食べたい？と聞かれ、あなたに任せるわ、なんて言ってしまった。彼から、お肉は好き？と聞かれ、好きヨ、と答えると、牛丼屋さんに連れて行かれた。彼女は実は牛丼はあまり好きじゃないんだけど、彼に嫌われないように、頑張って美味しそうに牛丼を食べていると、彼女はそんなに牛丼が好きだったんだ！と彼が間違って思い込み、次のデートも、また次のデートも牛丼、しまいには牛丼大盛り！彼女は彼に嫌われないよう我慢して我慢して我慢して我慢して…だけどもう限界！私は牛丼なんて好きじゃないのよ！牛丼ばかり私に食べさせるあなたも好きじゃない！と、好きじゃなかったのは牛丼だけだったはずなのに、彼のことまで好きじゃなくなってしまう、なんてお話し、聞いたことがあるでしょうか。

自分の想いを我慢して、我慢して、我慢して、我慢して…我慢し続けると、イライラするんです。イライラしている自分に気付けたときは、爆発する前に、自分の本当の想いをちょっと拾ってあげる、というところに意識を向けてみられてはいかがでしょう？

なかなか自分で見つけにくい時は、イライラしている、という想いをカウンセリングでお話しいただくと、一緒に探していくこともできます。ご自分の本当の想い、大切にしてくださいね。

コントロールしようとしている

私の友達で、何年か前にまだ彼女の子どもが小さかった時、ワーワー泣きわめく子供にとても冷静に対処していたんです。すごいなぁ、と思い、彼女にイライラしないのかと聞いてみたら、イライラしても子どもが言うことを聞いてくれるわけじゃないので、子どもの気分に任せようとすると、得にイライラしないんだ、なんてことを言っていました。

なかなか簡単なことじゃないように思うのですが、こんな捉え方ができるのか、と感心させられました。

相手に、ああして欲しいこうして欲しい、と相手をコントロールしようとしている時って、自分の中には怖れが強くなっている時だったりします。○○になってしまうと困るから、相手にああして欲しいこうして欲しい、という期待をするんですね。

期待している、コントロールしようとしている、そんな自分の想いに気付いたら、相手を信じて見てみると、相手がどんな行動をしようと、相手の状態を受け入れやすくなります。

そして、相手を信じるためには、まずは自分自身を信じる気持ちを持つ必要があります。相手が信じられなくなっている時って、そもそもの自分自身を信じられなくなっている時です。

イライラを感じながらも、頑張っているご自身
自分に向き合っていらっしゃるご自身
そんなあなた自身を、労って、頑張ってるね、って自分に声をかけてみてください。

1人で頑張らなくても大丈夫です。
いつでもお話し聞かせてくださいね。