「あのとき、あの人に睨まれた」
「あのとき、絶対に嫌われた」
そう確信していたのに、ずっとあとになって「え、そんなつもりじゃなかったよ」と言われた経験はありませんか?
記憶って、思っているより、ずっと自分勝手なものなのです。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。
もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学
今日も必要な方に届きますように。


玄関に立っていたお母さんの話
ある男の子が、はじめてのデートで女の子の家に迎えに行きました。
チャイムを鳴らすと、玄関に彼女のお母さんが出てきて、「いってらっしゃい」と娘を送り出してくれました。
その瞬間、彼はこう感じてしまいました。
——睨まれた。
お母さんの目が、じっと自分に向けられた気がしたのです。
「この子、大丈夫かしら」と品定めされているような、そんな空気を感じたのです。
帰り道、ずっとその視線が頭に残っていました。
それからというもの、彼女のお母さんのことを考えるたびに「自分は嫌われている」という確信が強くなっていきました。食事に呼ばれて顔を合わせるたびに、お母さんの言葉や表情が気になって仕方ない。
「今日もそっけなかった」
「やっぱり歓迎されていない」
——そんな記憶ばかりが積み重なっていきます。
ところが、数年後
ふたりの関係が深まったころ、お母さんが笑いながらこう言いました。
「あのとき、ただ見送っていただけよ。どんな人とデートに行くのかしら、って思ってね」
悪意も、敵意も、何もなかった。
ただ娘を送り出す、普通のお母さんの顔だったのです。
記憶は「録画」ではなく「編集」である
彼は嘘をついていたわけではありません。
本当にそう感じていたし、本当にそう覚えていたのです。
でも、その記憶は少しずつ、自分の「解釈」によって塗り替えられていました。
心理学者のエリザベス・ロフタスは、
記憶はビデオテープのように「録画されて保存される」ものではなく、
思い出すたびに「作り直される」ものだということを明らかにしました。
私たちの脳は、過去の出来事をそのまま再生しているのではなく、
そのときの感情や思い込みで補完しながら、
毎回少しずつ「編集」しているのです。
彼の場合、最初に「睨まれた」と感じた瞬間から、記憶の編集がはじまりました。
その後のお母さんの何気ない言葉も、
少し無愛想な表情も、
全部「やっぱり嫌われている」という物語に合うように解釈され、
記憶として積み重なっていったのです。
そうして「嫌われている」という確信は、どんどん強固になっていったのです。
これを「確証バイアス」と言います。
人は自分が信じていることを裏づける情報ばかりに目が向き、
それに反する情報は無意識に流してしまう
——というクセです。
「嫌われている」と思えば嫌われている証拠ばかり集まり、
「好かれている」と思えば好かれている証拠ばかり集まる。
記憶は、その人の「物語」に沿って編集されていきます。
「起きた出来事」は変えられない。
でも「その記憶の意味」は、あなた次第で変えられるのです。
見たいものを見て、聞きたいことを聞く
「人は見たいものを見て、聞きたいことを聞く」という言葉があります。
これは単なる比喩ではなく、脳の仕組みそのものです。
玄関に立っていたお母さんは、ただそこにいただけでした。
でも彼の脳は、その表情から「睨み」を読み取った。
緊張していたのかもしれない、娘を心配していただけかもしれない
——そういう可能性は、最初から考慮されませんでした。
「この人は自分を嫌っているかもしれない」という不安が先にあって、
その不安を証明するように知覚が動いたのです。
これは彼が特別に疑い深かったわけでも、ネガティブだったわけでもありません。
初対面の緊張、
相手に認めてもらいたいという気持ち、
そういうごく自然な感情が、知覚をゆがませただけです。
きっと誰にでも、似たような経験があるはずです。
あなたにも、こんなことありませんか?
会議で発言したとき、上司がちょっと眉をひそめた。
——「やっぱりあの発言、変だったかな」と何日も引きずった。
でも上司は、そのとき別のことを考えていただけだったかもしれない。
友達にメッセージを送ったら、返信がそっけなかった。
——「怒ってるのかな」と不安になった。
でも友達は、ただ忙しかっただけだったかもしれない。
記憶は、そういう「かもしれない」を知らないうちに消しながら、育っていきます。
だから、嫌な記憶も書き換えられる
ここで大切なことをお伝えしたいのです。
記憶がこんなにも「編集可能」なものだとしたら
——それは実はとても希望のある話ではないでしょうか。
過去に起きた出来事そのものは、変えられません。
あの玄関のシーンは、たしかにあった。
でも「あれはただの見送りだったんだ」と知った彼の記憶は、そこから変わっていきます。
お母さんへの見方が変わり、
一緒に過ごした時間の意味が変わり、
あの緊張した日々さえも「若かったな」と笑える思い出になっていく。
記憶を書き換えることは、過去から逃げることではありません。
それは、今の自分が過去の出来事に「新しい意味」を与えることです。
傷ついた記憶も、視点を変えることで少しずつ違う色を帯びていきます。
それは脳の自然な働きでもあるし、心が回復しようとするサインでもあります。
嫌だったこと、心が傷ついたこと、
過去に全くなかった、なんて人はきっといないでしょう。
だけど、それを今もずっと抱えているかどうかは今のあなたが決められます。
今のあなたが生きやすいように、
今のあなたが幸せでいられるように、
あのときの出来事を、今日のあなたが少し違う目で見てあげることができるのです。
あなたの毎日がより良いものでありますように。
あなたに届けたいメッセージ






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