カウンセリングサービスの青山リナです。
皆さんは、苦手な人、っていませんか?
以前の私は、男性女性年代問わず、苦手な人、たくさんいました。
あの人は人のことなんて考えず、自分のことばっかり考えている。苦手だ…。
この子は何考えているかわからない、うんともすんとも言わない。苦手だ…。
この人はなんかいつも明るく大はしゃぎしているけれど、なんか嘘くさい。うるさいだけ。苦手だ…。
こっちの人はなんか愚痴ばっかり。いつもネガティブなことばかり言っていて、嫌になっちゃう。苦手だ…。
まぁとにかく苦手な人が多かったです。
私が相手に対して苦手意識を持っていると、相手も基本私には近づいてきません。だからその人との距離は開いたままです。
苦手なら近づかなければそれで解決する…
だけれど、何故か不思議とそれでは上手くいかない、なんてことが起こりますね。
何故か仕事でいつも同じチームになったり。
何故か飲み会お食事会でいつも隣の席だったり。
何故か職場の上司が苦手なタイプだったり。
何で逃げられないの…という状況…本当に嫌です。
私が相手を苦手に思っていると、
相手も私のことを苦手に思っていたり、嫌われているよね、なんて思ったりするものです。
だから余計になんだか気まずいし、一緒にいる時間がとにかく苦痛で、何かの拷問?なんて思ったりもします。
そうすると、イライラしていることも増えますし、何もかもが上手くいかない!と思ったりもします。
「投影の法則」という言葉を聞いたことはありますか?
「投影」とは、「自分の心が目の前のもの(人)に映し出されている」状態です。
それはまるで鏡のようだと私は思っています。
例えば、同じ夕日を見ても、ハッピーな気持ちならば、美しい夕日、になるでしょうし、最悪な気分で見る夕日は、悲しい夕日、夕日のバカやろー!みたいに見えますよね。
これは夕日だけではなく、目の前にいる相手に対しても同じように感じます。
A子さん、という女性がいます。
『この人は、人のことなんて考えず、自分のことばっかり考えている。』
と私が思っています。
A子さん:「あたしってね、○○なんだよね。仕事では▲▲だし、昨日はこんなこともあって大変だったんだけど、いや~よくやったよ、あたし!がんばってるな~、あたし!ねぇ、あたしってすごくない?どうどう?あ、だけどね、あたしって、□□なところもあるんだよね、知ってた?それからね、あたしって~…」
『この人、自分の話ばっかりでうるさいなぁ。もういいよ、聞きたくない…ウンザリだ。』と思った私は、そんなA子さんを私は嫌います。
だって自分のことばっかり考えている人、人のことを全く考えてくれない人なんて、嫌じゃないですか?嫌いです。
でも、どうして私は、A子さんに対して、『この人は自分のことばっかり、全然人のことを考えない!』と思うのでしょう。