今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。
もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学
今日も必要な方に届きますように。
カウンセリングで伺うお話しで、恋愛・仕事・友達関係、どんな内容だとしても、ほとんどの場合、私はご両親とのご関係を伺うタイミングがあるんですね。
一見、親と何の関係があるの?って感じられるんだろうな、って思うし、昔の私も、今その話じゃない!なんて思っていた時があったんですけどね。
親との関係って、実は私たちのあらゆる関係性の中で深く根付いていて、成長過程での、いつかの親との関係性をパターンとして日常に反映させていたりするんですね。
子供時代の親への想い
親に愛されたい、見てもらいたい、かまって欲しい、っていう想い、子どもは誰だって持っているし、それが満足に得られない、と感じると、そんな親に対して、腹立たしさや怒り、もしかすると恨みの感情も抱いてしまうことがあるのかもしれません。
だけど、実は本人も心のどこかで、怒りや恨みを抱えたいわけでも無いし、親にイヤな感情をぶつけたいわけじゃない、それどころか、親の苦労を感じていたり、だからこそ、親に迷惑をかけたくない、なんて思っていたり。
親が大好きで、子どもながらに親を幸せにしてあげたい、なんて愛に溢れた想いがあるからこそ、子どもは感じる葛藤なんだと思うんですよね。
そんな大好きな親にだからこそ、見てほしい、認めてほしい、受け止めてほしい、って思うんですよね。
子ども心って、とっても素直で純粋なんです。
大人になって知る親の愛
そんな子が、大人になって、親になったら、どんな親になるんでしょうね?
きっと、お子さんがいらっしゃる方も、いらっしゃらない方も、読んでくださっていると思うので、お子さんがいらっしゃる方は、ご自分の親としての姿を思い出していただいて、お子さんがいらっしゃらない方は、想像力を働かせてみてください。
私は子どもがいませんが、私はこんな風に思うんですね。
きっと私も、自分を育ててくれた親のようになるんだろうな、って。
外でお金を稼ぐために仕事をするにしても、家の中で家事という仕事をするにしても、自分のために、自分が快適に暮らすため、ってもちろんあるんだと思うんですけど、きっと子どものため、って思う気持ちも、実はずっと大きくあるんじゃないかなって思うんです。
だからきっと、自分自身も一生懸命になるんでしょうし、子どもにも、何か自分が
「こうであればきっと幸せになれるはずだ」
「こうであったらきっとこの子の人生は上手くいくはずだ」
「こうしてあげたい」
「ああしてあげたい」
なんて想いを持って、接していくんじゃないかなって思うんですよね。
それって、子どもの頃には見えなかった視点もきっとあって、大人になったからこそ願って実行できることなんだろうなって思うんですよね。
その心で子供時代に戻ったら、きっと見えるモノってまた変わってきて、大人になって振り返るからこそ見える親の愛、というものもきっとあるのではないでしょうか。
あの頃に取り残されたままの自分
しかし、頭では大人になって親への見方が変化したとしても、なかなかそれを素直に受け入れ、全部美しい想い出にする、っていうのも難しいって思うんです。
少なくとも私自身はそう簡単に一筋縄ではいきませんでした。
子どもの頃、我慢した経験が多いほど、その我慢度合いが強いほど、感情はあの頃に取り残されたままになっているかもしれません。
近い距離で、親を助けてきた人ほど、親の想いを読み取ったり、親の期待に応えようとするからこそ、自分がしたいことや自分が感じていることよりも親の想いを気付かぬうちに優先してきたはずです。大人になってもその距離感はあまり変わらず、大人になればなるほど、何故か辛さや苦しさを感じているのかもしれません。それも実は、本当はもっと小さな時から感じていたはずだけれど、実感していなかった、いわば、あの頃に自分を置き去りにして親を優先する選択を小さいながらもしてきたのだと思うのです。
大人になると、そんな苦しさが親に対する怒りや恨みつらみのように感じるのかもしれないけれど、実はそれって、違うんですよ。
なんで子ども時代にそんなに我慢したのか、親を優先したのか。
それって、子ども時代の自分自身の優しい心がしたことですよね。
全部、愛と優しさが元なんです。
親との葛藤を超えるために
愛と優しさが元、とはいえ、子どもの頃は、そのやり方しか知らなかったし、それができる精一杯だったから。子どもにしてはちょっと大変で苦しくても、精いっぱい頑張ったんですよね。
承認しよう
だから、そんなに頑張った自分自身を、まずは頑張ったね、って承認してあげませんか。
そんな小さな子ども時代に、自分よりも親を優先しようと思った、それが出来たって、本当にすごいことです。尊いことです。
癒そう
承認した上で、そうは言っても、辛かったこと、悲しかったこと、苦しかったこと、寂しかったこと、いろいろありましたよね。そんな必死に抑えていた自分の我慢は、少しずつ癒していってあげたいですね。
転んでひざを擦り剝いたって、ちゃんと傷は癒えていきます。
心も、目には見えなくて、わかりづらいかもしれませんが、やっぱり辛さや悲しさ、苦しさや寂しさって、見えないからこそ、結構傷んだまま残っていたりします。
ここは焦らず少しずつ、触れるところから癒していきましょう。
もう一度、愛そう
親を大好きで、親に優しさを向けていた子どもが、大人になって、葛藤を感じるから親を思いきり愛せないって、どれほど辛く苦しいことか、わかりますか?
愛せないことや、怒っていること、葛藤していることが悪いんじゃないんですよ。
良いとか悪いとか、そんな次元じゃないんですよ。
自分にとって、大好きな人を愛せない、ということが、本当はどれほど辛く苦しいことなのか。
それが一番の問題なのです。
自分自身に、無理難題を突き付け、自分自身を苦しめている、ってこと。
でも、言葉でいうほど感情って簡単じゃない時があるから、そんな時は、まずは吐き出すところからでも大丈夫です。ぜひ、声をかけてください。
私も散々吐き出してきたから、通ってきた道は同じです。
きっとあなたには超えられるはずです、その葛藤。
心から、応援して、見守っています。
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