付き合って、別れて…何度も復縁を繰り返す

付き合っては、別れて…何度も復縁を繰り返す関係。

なかなかしんどいものですよね。

何度も繰り返す復縁。くっついては離れ、離れてはくっついて。こんなシンドイ恋愛を繰り返すのは一体なぜ？

もしかすると、そこには「未完了の感情」と「依存パターン」が大きく関わっているのかもしれません。

未完了の感情

別れた後も、愛情・後悔・怒り・寂しさといった感情が消化されていない場合、心の中で「まだ終わっていない」と感じます。未解決な感情は、再び相手に引き戻される強い動機になります。

別れたはずの相手のことを、ふとした瞬間に思い出してしまう。
それは、あなたの心の中でまだ「終わっていない物語」が続いている状態。

未完了の感情というのは、言わば「置き去りにされた想い」なのです。

• 「ありがとう」を伝えられなかった。
• 「ごめんね」と言えなかった。
• 「どんなキミでも好きだったよ」という一言が胸に残っている。

こうした感情は、心理学では「未完了課題」と呼ばれています。
未解決の思いは、心の奥で静かに息をひそめながらも、ふとした瞬間に顔を出し、私たちに問いかけます。

あなたの中で「やり残したこと」って何でしょう？

「やり残し」って、思った以上に私たちの心に影響を与えるものです。

特に恋愛や人間関係では、

「もっと素直になれたかもしれない」
「あの時、ちゃんと話していれば…」
「あの人に感謝を伝えたかった」

こんなふうに、心の奥でずっと響き続ける小さな「やり残し」が、時間が経っても消えずに残ってしまうことがあります。

でも、逆に言えば、その「やり残し」に向き合うことが、自分の未来を好転させるきっかけになることも多いんです。

「まだ終わっていない」と感じる気持ちは、きっと「今の自分が大切にしたいこと」を教えてくれているのかもしれません。

あなたの心には、何か引っかかっているもの、ありますか？
それを一緒に整理していくことが、未完了課題を手放す第一歩かもしれませんね。

依存と共依存の関係

相手がいないと自分の価値を感じられない、または相手を支えることで自分の存在意義を見出す場合、無意識に復縁を選ぶことがあります。これは心理的な依存状態です。

「自分の価値や幸せを、相手に委ねてしまう」状態。
この状態では、相手が自分の期待通りに接してくれないと、極端に不安になったり、自己肯定感が下がったりします。

たとえば

相手からの返信が遅いと強い不安を感じる。
相手がいないと「自分には価値がない」と感じる。
何をするにも相手の意見に従ってしまう。

これらのような依存が強くなると、自分の感情や欲求よりも「相手に受け入れられること」が最優先になり、自分を見失ってしまうことがあります。

また、「相手を助けることを通じて、自分の存在価値を感じる」状態になっている時も要注意かもしれません。

私たち人間は、誰しもが多かれ少なかれ、人の役に立ちたいと思うし、役に立つことに喜びを感じます。
ただ、その度合いを超してしまうと、自分も相手も苦しくなってしまう、という状況に陥ります。

たとえば

相手のために無理をすることが「愛情」だと信じている。
恋人が問題を抱えているときに、「この人が私を必要としてくれるからこそ、私は価値がある」と感じる。
相手の問題を解決することに過剰に集中し、自分のニーズを後回しにしてしまう。

このようなことを自分の中で強く感じている時、助けさせてくれる相手を探し求めているのかもしれません。

依存や共依存の関係にあると、相手の存在が「自分のすべて」になってしまいがちです。でも本来、恋愛は「お互いが自分らしくいられる関係」が理想ですよね。

まずは、自分自身を大切にすることが、健全な関係への第一歩。
相手のために動く前に、「自分はどうしたいのか？」と問いかけてみてください。

それができるようになると、恋愛はもっと自由で、心地よいものに変わっていきます。

繰り返しのパターンから、新しい未来へ

自分でも気づかない「繰り返す恋愛パターン」に縛られているとき、一度立ち止まって自分に聞いてみてください。

「本当にその人と一緒にいることが幸せなのだろうか？」と。

そして、

• 自分の感情や依存に気づくこと
• 相手と距離を置き、冷静に関係を見つめ直す時間を持つこと
• 必要なら、カウンセリングなどで深層心理を探ること

これらがあなたを苦しいループから抜け出す助けになるかもしれません。

良かったら、いつでもご相談くださいね。

あなたの幸せな恋を応援しています。