「どうして私は、いつも自分で幸せを壊してしまうんだろう」
そんなふうに思ったことはありませんか。
恋愛がうまくいきそうになると、急に相手を疑ってしまう。
大切にされると、なぜか素直に喜べず、冷たい態度をとってしまう。
仕事が順調に進み始めると、急にやる気をなくしたり、投げ出したくなったりする。
穏やかな毎日が続くと、
「こんなにうまくいくはずがない」
「このあと、きっと悪いことが起きる」
「今のうちに離れたほうがいいかもしれない」
そんな不安に襲われる。
そして、関係が壊れたり、チャンスを失ったりしたあとで、
「また私がダメにした」
「どうして普通に幸せになれないんだろう」
「私は幸せになる資格がないのかもしれない」
と、自分を責めてしまうのです。
でも、本当にその人は、幸せを壊したいのでしょうか。
私は、そうではないと思うのです。

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。
もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学
今日も必要な方に届きますように。


幸せを壊したいわけではない
自分で幸せを壊してしまうように見える人も、本当はずっと幸せになりたいと願っています。
愛されたい。
大切にされたい。
安心したい。
誰かと穏やかな関係を築きたい。
自分らしく生きたい。
そんな願いを持っているからこそ、幸せが壊れたときには深く傷つきます。
本当に幸せなんていらないのであれば、壊れたあとに、あれほど自分を責めることもありません。
では、なぜ幸せになりたいのに、幸せを遠ざけるようなことをしてしまうのでしょうか。
それは、心の中で、
「幸せになること」よりも、
「幸せにならないこと」のほうが安全だと感じているからかもしれません。
人は、幸せよりも「慣れている状態」を選ぶことがある
私たちは、苦しい状態から抜け出したいと願います。
けれど心は、必ずしも「心地よい場所」を選ぶわけではありません。
それよりも、「慣れている場所」を選ぼうとすることがあります。
たとえば、ずっと我慢してきた人にとっては、我慢している状態が普通になっています。
誰かに大切にされるよりも、自分が相手に尽くし続ける関係のほうが慣れている。
安心できる関係よりも、いつ相手が離れていくかわからない不安定な関係のほうが、どこか見慣れている。
褒められることよりも、否定されることのほうが受け取りやすい。
幸せではないのに、心にとってはそのほうが予測できるのです。
何が起きるかわからない幸せよりも、いつもの孤独、いつもの不安、いつもの報われなさのほうが、心にとっては安心できることがあります。
とても不思議なことですが、人の心は「幸せかどうか」だけではなく、「知っているかどうか」で物事を選ぶことがあるのです。
幸せになったあとに失うのが怖い
幸せを壊してしまう心理の奥には、「失う怖さ」が隠れていることがあります。
大切な人ができれば、失う可能性が生まれます。
愛されれば、いつか愛されなくなるかもしれません。
期待すれば、裏切られるかもしれません。
幸せになれば、その幸せを失ったときに傷つくかもしれません。
そのため、心は先に幸せを壊そうとすることがあります。
相手に捨てられる前に、自分から離れる。
嫌われる前に、相手を疑う。
関係が深まる前に、わざと冷たくする。
失敗する前に、挑戦をやめる。
これは、傷つく未来から自分を守ろうとする心の働きです。
もちろん、頭では「そんなことをしたら余計に苦しくなる」とわかっています。
けれど心の中では、
「突然奪われるより、自分で終わらせたほうがまし」
「期待して傷つくより、最初から期待しないほうが安全」
「相手に捨てられるくらいなら、自分から壊したほうが傷が浅い」
と感じているのかもしれません。
幸せが、自分に似合わないと感じる
自分に対するイメージと、目の前の現実が合わないとき、人は居心地の悪さを感じます。
もし心の中に、
「私は愛されない」
「私は大切にされない」
「私には価値がない」
「私は最後にはひとりになる」
という自己イメージがあるとします。
そんな自分が誰かから大切にされたとき、心の中で矛盾が起きます。
「こんな私が愛されるはずがない」
「この人は、私の本当の姿を知らないだけ」
「いつか嫌われるに違いない」
「何か裏があるのではないか」
そう考えてしまうのです。
愛されている現実を受け取るよりも、愛されない自分というイメージを守るほうが、心にとっては自然に感じられることがあります。
その結果、相手を試したり、疑ったり、怒らせるようなことを言ったりしてしまう。
そして関係が壊れると、
「やっぱり私は愛されない」
という自己イメージが証明されたように感じるのです。
本当は、自分の価値が証明されたのではありません。
心の中にあった思い込みに合わせるように、現実を動かしてしまったのかもしれません。
自分だけ幸せになることへの罪悪感
幸せを壊してしまう背景には、罪悪感が隠れている場合もあります。
家族が苦しんでいた。
お母さんがいつもつらそうだった。
自分だけ楽をすることを許されなかった。
誰かを置いて、自分だけ幸せになるような気がする。
そんな環境で育った人は、幸せになることに罪悪感を持つことがあります。
恋愛がうまくいく。
仕事が評価される。
お金に余裕ができる。
好きなことを楽しめる。
そうした幸せが近づくと、
「私だけ幸せになっていいのかな」
「誰かに申し訳ない」
「苦しんでいる人がいるのに」
「こんなに楽をしたら罰が当たる」
という感覚が出てくるのです。
本人は、それが罪悪感だと気づいていないこともあります。
ただ、なぜか幸せになると落ち着かない。
なぜか問題を探してしまう。
なぜかうまくいっているものを壊したくなる。
それは、自分が不幸でいることで、誰かとのつながりを保とうとしているのかもしれません。
幸せを壊す行動は、かつて自分を守った方法
自分で幸せを壊してしまう行動を見ると、どうしても自分を責めたくなります。
「私は性格が悪い」
「私は面倒な人間だ」
「私は何をやってもダメ」
でも、その行動は、もともと自分を守るために身につけたものだったのかもしれません。
期待しないことで、落胆から自分を守った。
人を信用しないことで、裏切りから自分を守った。
先に離れることで、捨てられる痛みから自分を守った。
喜ばないことで、失ったときの悲しみを小さくしようとした。
幸せにならないことで、誰かに対する罪悪感を感じずに済んだ。
その方法は、過去のあなたにとっては必要だったのかもしれません。
そのときのあなたには、ほかの守り方がわからなかった。
だから、自分を守るために一生懸命に身につけたのです。
ただ、その守り方が、今のあなたには合わなくなっている。
守るための方法が、今はあなたの幸せを遠ざけているのかもしれません。
「なぜ壊すの?」ではなく、「何が怖いの?」と聞いてみる
幸せを壊してしまったとき、
「どうしてまたこんなことをしたの?」
「私は本当にダメだ」
「また失敗した」
と責めても、心はさらに怖くなります。
心が怖がっているからこそ、壊す行動が起きているのに、そこで自分を責めれば、心はもっと守りを強くします。
そんなときは、責める代わりに、少しだけ質問を変えてみてください。
「この幸せが続いたら、私は何が怖いんだろう」
「大切にされると、どんな気持ちになるんだろう」
「この人を信じたら、何が起きると思っているんだろう」
「幸せになったら、誰に申し訳ないと感じるんだろう」
「幸せではない自分でいることで、私は何を守っているんだろう」
「私は、本当は何を失うのが怖いんだろう」
すぐに答えが出なくても大丈夫です。
幸せを壊してしまう自分の奥には、わがままな自分ではなく、怖がっている自分がいます。
傷ついた自分。
期待して裏切られた自分。
信じたのに置いていかれた自分。
幸せを喜んでもらえなかった自分。
その自分を責めるのではなく、見つけてあげることが大切です。
幸せは、一気に受け取らなくてもいい
幸せを受け取ることに慣れていない人は、急に大きな幸せを受け取ろうとすると、心が怖くなることがあります。
だから、最初から全部信じなくてもいいのです。
「絶対にこの人を信じる」と決めなくてもいい。
「これからずっと幸せだ」と思えなくてもいい。
まずは、小さな幸せを受け取る練習をしてみてください。
誰かが優しい言葉をかけてくれたら、疑う前に「ありがとう」と言ってみる。
褒められたら、否定せずに「嬉しい」と少しだけ受け取ってみる。
楽しい時間があったら、「どうせ終わる」と考える前に、「今、楽しいな」と感じてみる。
うまくいっているときに、問題を探さず、少しだけその穏やかさにとどまってみる。
幸せを受け取ることも、練習が必要なのです。
これまで不安の中で生きてきた人にとって、安心は見知らぬ感覚です。
慣れていないから怖いだけで、あなたにふさわしくないわけではありません。
壊してしまったからといって、もう幸せになれないわけではない
これまで何度も関係を壊してしまったかもしれません。
大切な人を遠ざけてしまったかもしれません。
チャンスを逃してきたかもしれません。
そのたびに、自分を責めてきたかもしれません。
でも、過去に幸せを壊したことがあるからといって、あなたが幸せになれない人だということではありません。
あなたは、幸せを壊したかったのではなく、傷つくことから自分を守りたかったのです。
ただ、その守り方しか知らなかっただけなのです。
これからは少しずつ、新しい守り方を覚えていけばいいんです。
疑う代わりに、不安を言葉にする。
離れる代わりに、少し待ってみる。
試す代わりに、寂しさを伝えてみる。
壊す代わりに、「私は今、怖くなっている」と気づいてあげる。
幸せを受け取るとは、何も怖くなくなることではありません。
怖さを感じながらも、すぐに壊さず、そこに少しとどまってみることです。
「私はまた壊すかもしれない」
そう思う日があっても大丈夫。
そのたびに、自分に聞いてあげてください。
「私は今、何が怖いの?」
その問いかけが、自分を責める生き方から、自分を理解する生き方へと変わっていく最初の一歩になるのだと思います。
一番のおススメは、ひとりで頑張りすぎず、誰かと一緒にやってみること。
カウンセリングもその一つの手段です。
やってみよう、そう少しでも思われたら、ご連絡くださいね。
一緒にあなたの幸せを見ていきましょう。
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