カウンセリングサービスの青山リナです。
優しい人の特徴は
いつも人のことを気にかけている。
いつも自分よりも人を優先しようと頑張っている。
いつも、私はいいの、と遠慮している
今日のお話しは、自分を優先してください、というお話しです。
一見、優しさとは真逆なのでは?と思われるかもしれません。
でも、本当に優しさを長続きさせたいのであれば、大変重要なことなのです。
自分を優先する。
例えば丸いケーキを6等分したとします。
しまった、7人だった!
どうしよう…1個足りない。
まぁ、私が我慢すればいっか。
そんな風に思う人、意外と多いんじゃないかと思うのです。
6人みんなにケーキを配ります。
みんながケーキを美味しそうに食べている時に、ある人が気づくんです。
あれ?○○ちゃん、ケーキ無いの?
そんな時に、「私はいいの。みんな食べて。」
なんて言われて…食べているみんなは変わらず美味しそうに食べられるのでしょうか?
え?なんか…ごめんね。
そんな気分にさせてしまうのです。
優しい人は、自分さえ我慢すれば、自分が犠牲になれば、いろいろ上手くいくんじゃないの?と自分を数に入れない、ということを悪気なく、それどころか、相手に良かれと思っている、ということがあります。
それをし続けると、確実にどこかで我慢の限界ってやってくるんですよね。
もちろんね、私はケーキが好きじゃないから、自分だけポテトチップスを食べている、なら、それはそれでいいんですよ。
でも、相手もあなたに我慢をさせたい、犠牲させたいわけじゃない、ということ、相手もあなたを大切にしたい、ということが抜けてしまうと、ことは上手く運びません。
そんな「優しさ」が当たり前になっている方にまず試してほしいこと。
自分のことを知る
自分の良いところ
自分の頑張っているところ
自分の願っていること
自分が楽しいと感じること
自分が嬉しいと感じること
そんなことを出来るだけ多く、リストアップしてみてください。
自分のことを知る、というと、意外と、
「私はこんなダメなところが…」
「私はこういうの好きじゃない…」
といったような、ネガティブなことは出てきやすいんですね。
今回は、ネガティブなことではなく、ポジティブなことにとことん目を向けてみてください。
感情を感じてみる
私、今さみしいって感じてる
私、今かなしいって感じたかも
私、今ちょっと嬉しかったな
私、今たのしいみたい!
小さな感情の変化に意識を向けてみてください。
例えば、大好きな彼と話したくて電話してみたけど出ない。
なんだ、出ないのか。残念。
あ、私、今かなしいな。寂しさもあるな。
数分後、今電話できないよ、とLINEでメッセージが返ってきた。
あ、私、メッセージ返ってきてメッチャ喜んでる。
あ~、だけど、メッセージの内容には寂しいなって感じたな。
なんで寂しいんだろう、あ~そっか、私、すっごい彼の声が聴きたかったんだ。
彼の声聞くと、安心するもんね~。なんか、1人じゃないなって感じられるんだよね。
そこまで感じられれば万々歳です。
それを丸っと彼に伝えられたら、彼は大喜びしますよね。
価値を認める
誰しもが、自分自身の価値を認められたいと思っています。
でもなかなか自分の価値を自分で認めるって難しかったりするんですよね。
そんな時は、あえて、相手の価値をどんどん認めていきましょう。
価値を認められた相手は嬉しいです。
価値を認めてくれたあなたのことを好きになります。
あなたの価値も認めたいと感じます。
と、同時に
あなた自身の中で、
相手の中にあなたが見たその価値は
あなた自身の価値でもあります。
あなたの中にその要素が無ければ、あなたにその相手の価値を見つけることはできません。
相手の価値を見つけることができたあなた自身を、「私って素敵ね!」と、あえてご自身を褒めてみてください。
優しい人は、いつの時点でか、「私が我慢した方が良いんだわ。私が少しぐらい犠牲になった方が良いんだわ。」と思い込んだ時があると思うのです。
それはもしかすると、あなたのお母さんがそうしていたのかもしれない。逆に、あなたが我慢することで、お母さんが笑顔になったのかもしれない。
どんな理由とて、
あなたがあなたを大切にしても、
あなたの優しさは消えません。
あなたがあなたを優先して大切にすることで、
あなたの周りには優しさが増えていくでしょう。
試してみてください。