幸福度を上げる思考を作る

人に感謝をしている時
人のイヤなところを探して文句を言っている時

あなたはどちらの自分が好きですか？

感謝する、というところに心が向いている時、私たちの心って穏やかであたたかくなっています。

イライラと心をトゲトゲさせている時よりも
感謝している時は、私たちの心を豊かにしてくれています。
人の良いところを見ようという気持ちも自然と沸いてきたりします。
そんないい状態の自分を感じると、自分自身が良い存在に感じたりもします。

このパターンを自分で意識して作っていくことで、私たちの毎日の幸福度は上がり、目の前の現実も自分にとって嬉しいものに感じられるようになる比率が格段に上がってきます。

身近な人への感謝の思いを拾ってみよう

自分の身近な人、やり易い人で良いんです、無理に10年口きいていないお母さん、とか、確執があるお父さん、とかじゃなく、仲の良いお姉ちゃん、とか、お友達でも同僚でも、大好きな彼氏でも、誰でも身近にいる人を選んでくださいね。

身近な人の、良いところ、感謝しているところを書いてみましょう。

まずは思いつくかぎり、書いてみてください。
多くても、少なくても、どんなに小さなことでも、思いついたものをひとつ残らず書いてみてください。

きれいな言葉とか、丁寧に、とか思わなくて大丈夫です。

例えばお母さんを選んでみたら…

 　お母さん、昨日の煮物美味しかった、ありがとう。
 　お母さん、いつも子供の面倒をみてくれて、ありがとう。
 　お母さんの良いところは、呼んだらいつも駆けつけてくれるところ。
 　子供の頃忙しかっただろうに送り迎えしてくれてありがとう。
 　高校時代はお弁当も毎日作ってくれてありがとう。

なんていろいろと書いていると、だんだんと心がポカポカ温まってくると良いのですが、
それだけではなく、いや待て待て、だけどあの時は…！って、不満が出てくることもあるんですよね。

不満が出てきた時こそギフトに変えてみよう

人間だから、不満だって持っていたって全然おかしくないんですよ。

不満を感じてしまう自分を責める必要はないんです。

でも、不満を感じてしまうと、せっかく感謝したり、相手の良いところを探して心が穏やかにいい気分になっているのに、イヤなザワザワした感情が自分の中に流れ込んでくるんですよね。それが自分自身を苦しめる原因になってしまう。

だからこそ、不満は解消しておきたいんですね。

どんな不満が出てきたのでしょう？

 　お母さんは私の言ったとおりにしてくれなかった！

そんな不満が出てきたのだとしたら

お母さんのどんな要素がイヤだと感じたのでしょう？

頑固な母？
人の話を聞かない母？
自分勝手な母？

不満に感じたお母さんの要素を拾い出してみてくださいね。

そして、同じ要素が自分の中には無いのか、自分と照らし合わせてみてほしいのです。

シャドーと投影

私たちは、自分に禁止している、自分の嫌いな要素を自分の中には封印したとしても、他人の中に同じ要素を見つけたりします。そして見つけた時に、とてもイヤな気分になったり、許せない想いになったり、相手を成敗したくなったり、なんて相手の中にあるとても悪いものとしてみたりするのですが、実は自分の中で絶対表面に出してはいけない、と思っている自分の中に存在している自分の大嫌いな自分だったりするのです。心の世界ではシャドーと呼びます。

私たちは、自分の心のフィルターを使って外の世界を見る、ということを日常茶飯事に無意識的に行っているので、相手に見る相手の良いところは、実は自分の中にも存在しているステキな自分の一部、として存在しているのです。反対に、相手のここは嫌い、ここは許せない、と思う要素は自分の中に存在している自分の隠しておきたい要素として同じように存在しているのです。

あの母の、あんなにイヤな部分が自分の中にも存在している…！？

なんて思ったら、絶対に認めたくない、と思ったり、人生終わった…なんて感じるかもしれません。

しかし、大切なのはここからです。

もう一度、感謝を思い出そう

先ほど、お母さんに感謝や良いところをたくさん書きあげましたよね。

人生終わった…なんて感じてしまう程、自分がイヤな存在、悪いものだと感じてしまったとき、そんな自分にも、お母さんはいろんなことをしてくれていましたよね。

自分では自分の事を最低な存在だ、なんて思っていたとしても、
お母さんはそうは見ていないんですね。

お母さんにとって、あなたという存在は、愛すべき愛おしい存在のまま何も変わらないんですね。

そんなお母さんに、愛されているとは思いませんか？

自分がただただ愛されている、ということをまずは受取ってみてください。

人の長所と短所って紙一重です。
どんな人にだって長所もあれば、短所もあります。

Aさんにとっての長所は
Bさんの目から見ると短所になるかもしれません。

今は良い悪いのジャッジが必要なときではないんです。

だって！って反発じゃなく
でも！って否定でもなく

まずは、素直に、愛されている、受け入れられている、ということを、受取ってみませんか。

それは、あなたが自分から受取りたい、と思って両手を広げ、心の扉を広げなければ、
どんなに相手が与えてくれていようと受取ることはできません。

自分の幸福度を上げるためには、自分から心の扉を開いて相手を愛すること
そして自分に向けられている愛を受取ること

この両方のバランスが整った時に、幸せを感じるんです。

どうしても難しいと感じてしまう程に残っている心の傷は癒しましょう。
そして、今までやって来なかった見方を変えるやり方を自分の中に定着させてみてください。

あなたの幸せ度は一気に上昇しますよ。