三日坊主、なんて言葉を耳にしますね。
三日も続けばまだいい、なんて思ったことも、私自身はありました。継続して続ける、ということがとても苦手だったのです。
今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。
もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学
今日も必要な方に届きますように。
私たち人間の行動や習慣において、継続性は大きな力を持っています。
継続性と習慣化
心理学的に見ると、継続することによって自己効力感が高まり、目標達成へのモチベーションが持続します。
これは、バンデューラ(アルバート・バンデューラ、カナダ生まれのアメリカ人心理学者)の社会的学習理論に基づくもので、自分が努力を続けることで成果を出せるという信念が強化されると、新たな挑戦にも積極的に取り組むことができるようになります。
新しいスキルを学び始めるとき、最初は成果が見えにくいため、挫折しやすいです。しかし、毎日少しずつでも続けることで、自分が進歩している実感が得られます。
学生の時、第二外国語として英語を最初に勉強したころは、何も単語を知らないまま、何を言っているのかさっぱりわからなかった時がありましたよね。しかし、I like apples. 今ならこのくらいの英語は裕にわかるようになってはいませんか?
これは、行動が自己認識に影響を与えるという認知不協和理論とも関連しています。自分が努力を続ける姿勢を持つことで、結果として「自分はできる」というポジティブな自己イメージが形成されます。
また、習慣化することも大切です。ハーバード大学の心理学者、ウィリアム・ジェームズは、習慣が人格形成において極めて重要な役割を果たすと指摘しました。
日々の小さな行動が積み重なることで、大きな変化が生まれます。例えば、毎朝の運動や読書など、日常のルーティーンが長期間にわたって続けられることで、自己成長や幸福感の向上に繋がるのです。
現実を変えていく
今、自分の現実が望まぬものとなっている、幸せだと感じられていない、とすると、現実を変えたい、と思いますよね。
ここでも同じように、継続性と習慣化が大切になってきます。
私たちは自分でも気づかぬところで散々自分を責めまくることをします。
自分を責める罪悪感を抱えている時には、自分を責めていない時、誰かを責める、ということをしたりしてしまう、という心のパターンも持ち合わせています。
これは、火山が噴火するようなわかりやすい怒りとして発揮されることもあるでしょうし、
自分を傷つける、というように、自分に怒りが向いていることもあります。
自分だけが我慢すれば何とかなる、という犠牲的な生き方も実は自分を傷つけるやり方の1つですし、どうせ誰も自分を大切にはしてくれない、と自分の殻に引きこもることも同じように自分を傷つける行為だったりします。
もっとわかりにくいやり方は、相手を怒らせてしまう、という怒りの表現の仕方をする場合もあります。
一見まるで空気の読めない人、のようなふるまいをしてしまったり、何か頼みごとを引き受けたのに全然手を付けない、とか、明らかに不充分な状態で終わらせる、とか。
周りに怒りをぶつけてくる人が多い、という時は、相手の問題もあるかもしれませんが、一度自分の怒りについても見てみると良いかもしれません。自分の無意識のふるまいが相手を怒らせる形で本来自分の抱えている怒りを表現している、なんてこともあったりします。
これは何が起きているかというと、自分の怒りを抑圧しているので、自分でも自分が抱えている怒りに気付いていない、ということだったりします。
感情を抑圧している人には多いかもしれませんね。
自分の怒りに気付いていないと、その怒りを手放すことも難しくなってしまいますし、怒りの下に抑え込んでいる感情にも気付きにくいんですね。
怒りの下には、自分の心の傷があったり、本当に自分が求めているものがあるんですね。
そこに気付かないと、自分が本当にしたいこと、自分が心から喜びを感じることってなかなか見つからない、って感じる現実があるかもしれません。
現実に不満はあるけれど、
○○はイヤだ
○○にはならないようにしたい
○○じゃないのがいい
という否定形では欲求が出てきても、
○○をしたい!
○○がほしい!
というストレートな欲求を感じにくい、感じたとしても無理な気がする、なんて自分に制限がかかってしまうかもしれません。
現実を変えていくには、自分の中の溜め込んでいる怒りを手放すって、とても有効なことなんです。
ゆっくりと、確実に
自分のパターンを変えていくって、実は思っている以上に時間がかかることでもあったりします。
右利きの人にとって、左手でお箸を持ってご飯を食べる、ってなかなか難しいですよね。
掴めないし、そもそもお箸が思ったように動かない。
そんな大変なことをするのなら、右手が使えるのなら、左手でお箸を持とう、なんて気にすらならないですよね。
自分のパターンを変える、ってこれと同じことなんですね。
お箸なら物理的に目に見えるし、触って体感して、わかりやすく感じられるけれど、
心のパターンってそう簡単には目に見えなかったり、感じにくかったりするものです。
だからこそ、1人でやるってとっても難しい。
仲間と励まし合いながら、でも良いですし
コーチを付ける
カウンセラーと二人三脚も良し
自分に合ったやり方で、取り組んだ先には確実に自分にとっての欲しい未来、得たい現実ってやってきます。
継続することは簡単ではありませんが、それがもたらす効果は計り知れません。
心理学的には、「小さな勝利」が重要とされています。達成可能な小さな目標を設定し、それをクリアすることで自己効力感が強化され、次のステップに進む意欲が湧きます。
このプロセスを繰り返すことで、大きな目標達成へと繋がっていくのです。
最後に、継続性はストレスや不安の軽減にも役立つことが知られています。ルーティーンがあることで、心に安定感が生まれ、精神的な負担が軽減されます。これはよくスポーツ選手なんかも取り入れていますよね。ラグビーの五郎丸選手のポーズが有名になったことがありましたね。
継続することは、心理的な回復力を高め、困難な状況でも自分を支える力となるのです。
自分の心を見つめる時間を作り、自分の中に握りしめている怒りを手放し、あなたの現実をよりあなたの望むものへと変えていく。
そのために、小さな一歩を大切にし、日々の積み重ねを続けることで、あなたの人生はもっと素敵なものになっていくと思いますよ。
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