自分の中のネガティブな想いを認めてみる

この世界は陰と陽でできています。
闇があるからこそ光をまぶしく感じる。
土の中に根が生えているからこそ、高くそびえたつ木が生えていられる。
悲しみがあるからこそ喜びが際立つ。

人は誰でも、良い人、正しい人、できる人、というポジティブなイメージを持たれたい、と思うものです。

そして、自分のネガティブさやブラックな部分を自分自身が好んでみたいとは思いませんし、隠したいとも思うものです。

しかし、人間である以上、誰にでも多かれ少なかれ、ネガティブな感情はあります。腹の立つこともあるでしょうし、機嫌が悪くなることもあります。悲しみに打ちひしがれる瞬間だって、心の痛みに耐えられないと感じる時だってあっておかしくないんです。

ネガティブな感情を隠したまま、自分の中で無いことにしてしまうと、私たちはそのネガティブな感情を自分の外側に映し出す、ということをします。もちろんそんなことを好んでしているわけではありません。心が自動的に映し出すのです。自分の心を外の世界に映し出すことを、投影、といいます。

あの人が私に優しくない！
そう思う時は、自分自身が自分に優しくできていない時なのかもしれません。

あの人が怒ってばかりだから近くにいると気分が悪い。
そう思う時は、自分の中に何かに対する怒りの感情があるのかもしれません。

パートナーを信用できない。
そう思う時は、自分自身を信用していないのかもしれません。
こんな私がそこまで愛されるわけない、って感じているのかもしれません。

今まで放置し続けてきた自分の中にあるネガティブな感情を発見し
その感情を感じてみると
ずっと陽の目を見られなかったその感情は、もうそこに留まる必要なく
昇華していったりします。

現実の世界で問題がある時、
一度自分の中の放置されてきた感情に向き合ってみると
目の前の問題が問題ではなくなるかもしれません。

良かったら、一度試してみてください。

ご自分の心の中に、まだ昇華されていないネガティブな感情が残っていないか
自分自身の心と繋がる時間を持ってみてくださいね。