中学生の頃、部活に入っていました。バスケ部でした。
試合前、みんな一致団結して盛り上がっていました。
そんな中私は…ひとり冷めている子でした。
今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。
もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学
今日も必要な方に届きますように。
グループが苦手、集団が苦手。
そんな人、いませんか。
私もその1人です(でした)。
今は、どちらかというと、集団やグループよりも1対1の方が好きですが、
昔ほどグループや集団に対する苦手意識は減っています。
それどころか、グループや集団の良さも感じ始めています。
グループでは自分のパターンが出てくる
集団やグループになると、自分のパターン、自分ではあまり意識していない普段の自分の役割が表面化して出てくる、ということがあります。
たとえば、ひとりっ子で周りが大人ばかりの世界で育った場合、大人がいつも自分を優しくかまってくれると感じていると、集団になっても周りの人たちは自分を優しく扱ってくれるのだと潜在的に感じているので、心地よくいられるという現実ができたりします。
逆に、大人は子どもの相手をしてくれない、大人は大人の世界で自分はほったらかしにされている、と感じていると、集団になっても、どうせ周りの人は自分をかまってくれない、いつも自分だけ仲間外れ、ほったらかし、誰も自分の寂しさになんて気付かない、と潜在的に感じるので、集団が苦手だと感じやすくなります。
自分のパターンは過去の自分
自分が知らず知らずのうちにしている自分のパターンって、実は全部過去の自分なんですね。過去の自分が作った、過去に必要だった自分のやり方。
3歳の時、動きやすく、可愛いお洋服を着ていましたね。
お気に入りのお洋服ならずっと手放したくないと思うのは当然のことですよね。
でも、今大人になって、3歳当時のお洋服、着られませんよね。
どんなに可愛かったとしても、どんなにお気に入りだったとしても、古くなり、小さくなり、今は今の自分に合ったお洋服を選んだ方が良さそうですよね。
心のパターンも実は同じ。
昔、自分の身を守るためのやり方を身につけたのが、自分のパターンとなって続いているわけです。
しかし、大人になった私たち、あの頃のやり方、あの頃のパターンで今も自分にとって最適にフィットしているのでしょうか。
きっとそれは自分の心が一番よく知っています。
仕事でいつも人間関係が上手くいかず行き詰る。
どんなに頑張っても上司にはいつも評価されないって感じる。
どの部署に行っても、何故か自分だけ大変な仕事を押し付けられ、みんなは楽している。
自分はいつもルールを守ってやっているのに、何故かいつも理不尽な目に合う。
どこに行っても目障りな同僚がいる。
これだから集団はイヤだ…
そんな想いに、場所を変え環境を変えても、毎回付きまとわれているのだとしたら
今までの自分のパターンから一歩離れて違うやり方を試してみると気分がガラリと変化するかもしれません。
愛を受取るために必要なこと
ひとりで買い物に行くと、自分の好きな服を選びますよね。
スタイリストやファッションコーディネーターのような人とお買い物に行くと、自分では選ばないような服を選んでくれたりします。そして、それらが想像以上に似合っていたり良かったりする。
もちろん自分の好きな服が悪いわけではありませんが、違う視点を持つと、自分の想定外の良いものに出逢う、ということがあるのです。
そして、それに出逢うには、自分でスタイリストやファッションコーディネーターのような人にお買い物に付き合ってもらうよう声をかける必要があるんですね。
心も実は同じ。
集団やグループの中で、
仕事でいつも人間関係が上手くいかず行き詰る。
どんなに頑張っても上司にはいつも評価されないって感じる。
どの部署に行っても、何故か自分だけ大変な仕事を押し付けられ、みんなは楽している。
自分はいつもルールを守ってやっているのに、何故かいつも理不尽な目に合う。
どこに行っても目障りな同僚がいる。
これだから集団はイヤだ…
と感じる時、集団に対して潜在的な苦手意識や、
どうせ自分は注目されない、かまってもらえない、わかってもらえない、愛されない…
そんな感情を抱えていたりします。
そうすると、もちろん自分の心のシャッターは閉まった状態です。
大人なので、それなりの対応はきっとするでしょう。
明るく振る舞ったり
愛想よく接したり
そのくらいのスキルはきっと身につけているんだと思うのです。
しかし、表面的にはやっていたとしても
心の奥で、シンドイ、面倒くさい、もうほっといて、という感覚があり、それを隠すために表面的に取り繕うと、それこそが自分自身をとんでもなく疲弊させる結果になってしまったりするのです。
これはある女性のお話しです。
ママ友のグループラインを見るのも嫌なんです。近々バザーがあるんです。リーダー格の人がいて、良かれと思っているんでしょうけれど、「バザーの集客頑張ろう!」みたいなLINEを毎日送ってくるんです。それに返事をしている人もいるし、していない人もいるんですけど、私はバザーにばかり時間を取っていられないんですよ。そんなに頑張りたいならひとりで頑張ればいいのに、って思うんです。仲良しごっことか、力を合わせて、とか…ウンザリしてしまうんです。
集団やグループが苦手な人にとって、こういったLINEは結構ウンザリしちゃいますよね。私もその気持ち、わかる方です。
仲良しごっことか、何の意味があるんだろう、って私も思っていたタイプです。
全く自分にメリットが無く、仲良しごっこなんてする必要が無い、って自分で思っていたとするならば、このグループラインもそこまで気にもならないのかもしれません。
しかし、この彼女はウンザリする感情を感じている。
LINEを送ってくる人は、多分ウンザリなんて感じていないでしょうし、むしろ、気分が良さそうですよね。
バザーにばかり時間を割いていられない、という忙しさからの余裕の無さもあるのかもしれません。
バザーの集客を頑張っていない自分にどこかうしろめたさを感じているのかもしれません。
もしそうだとしたならば、バザー以外の私生活が忙しいことには全く罪はないですし、集客を頑張る余裕が無いこと自体も、決して悪いことなどではないんです。自分で優先順位をつけて良いんです。
しかしどうも、この彼女の中で、バザーに熱が入る余裕が無い自分、バザーに意識が向いていない自分を、とても悪いことに感じているようなのです。
それは、裏を返せば、本当は、自分もバザーに熱を入れて取り組みたい、みんなと一緒に集客に力を入れて、みんなと一緒に良いものを作り上げたい、と思う彼女の気持ちが、どうやら彼女の中に、彼女自身気付いていないようですが結構大きく存在しているようなのです。
その気持ちに蓋をして、表面だけ、「それなりに」やろうとして、自分の事を少し後回しにして自分に無理を課してでも「それなりに」頑張っている余裕の無い自分を認めて評価してほしい、なのに、リーダー格の人が一番目立ってみんなを引っ張って、みんなに評価されて…私だってこんなに頑張ってるのに!って想いが溢れ出ちゃいそうになる、そんな刺激を次々にくるこれらのLINEメッセージから受けてしまうんです。
自分自身を後回しにして、周りからの評価を求めたり、認められることを求めて、頑張っていると、犠牲心が大きくなります。犠牲心が大きくなると、これだけ自分を犠牲にしたんだから、見返りをもらえないと割に合わない!って感じやすくなります。
やればやるほど、引き換えに求めるものが出てくるのです。
これって自分の中ではとても消化でき無いようなイヤな感情になって自分を蝕みます。
しかも、割に合う見返りがない、と感じると、余計自分ばかりが損をしているような気分になって、周りの人たちが自分から搾取する敵のように感じてしまうのです。
そんな感情、自分にとって嬉しいはずが無いんですね。
だからこそ、もうほっといて!連絡してこないで!って想いが強くなるんです。
彼らの姿が見えなければその間は少なからず平穏を取り戻すことができるから。
もちろん一時的なものとしてはとても役に立つと思います。
離れる、断ち切る、逃げる、
自分を守るツールにもなってくれるでしょう。
しかし、一時的、なんですね。
時間が経って、また同じ繋がり、または、別の人相手でも似たような状況になると、あの時感じたイヤな感情が蘇ってきたりします。どうせあの時と同じ状況になるんだ、とイヤな予測をしてしまうわけです。
イヤな予測をすると普通防衛反応が働き、身構えますね。
身構えると、相手には、何か身構えられている、と伝わります。
なぜか身構えられている、と感じた時、人は、自分が悪い存在だと思われている、だったらこの人には近寄らない方が良い、と自動的に思います。
思い出してみてください。
彼女の場合、本当は、自分もバザーに熱を入れて取り組みたい、みんなと一緒に集客に力を入れて、みんなと一緒に良いものを作り上げたい、と思う彼女の気持ちが、どうやら彼女の中に、彼女自身気付いていないようですが結構大きく存在していたのです。
彼女の中に、本当はみんなと一緒にやりたい、という想いがある時、相手が自動的に離れていくとしたら…
彼女が心から求めている真逆の世界ですね。
人は自分を嫌う、人は自分に近寄りたがらない、人は自分を避ける
そんな思い込みを持った状態で、集団やグループに属することは、地獄でしかありません。
まずは自分の心に素直になってみよう
相手に対してどのような行動をするか。
それ以前に
まずは自分の心に素直になってみる。
自分の心の声に耳を傾けキャッチする。
これに気付けなければ、何度相手に愛想よく振る舞ったところで、自分だけ頑張っているという犠牲心や、相手から搾取されるような想いは拭い去れません。
まずは自分の心に素直になってみる。
自分の心の声に耳を傾けキャッチする。
そして、その上で、自分の状況を素直に説明するのも良いでしょうし、自分の無理のないできる範囲、やりたい範囲でできることをする、と伝えるのも良いと思います。
このような形で、自分を責めるでもなく、相手を責めるでもなく、自分も相手も受け入れてコミュニケーションをはかっていけると、集団やグループがいつの間にか自分の大きな味方、自分の大きな応援団になってくれていたりします。
それは、彼らが何かをするからではなく
自分が彼らに心を開き、自分が彼らの存在をステキなものだと認めたからに他ならないのです。
どうかあなた自身が、愛されるに値する
愛されるにふさわしい存在だと、信じてみてください。
あなたが幸せであることが、あなたの周りの人をも幸せにする
そんな力が、あなたにはあるのですよ。
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