心を繋げる「アイメッセージ」

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。

「アイメッセージ」、という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

「アイ」とは英語で「わたしは」という意味の「I」ですね。

「わたし」を主語にして相手に伝えたいことを伝えると、柔らかい表現で、お互いを尊重できる伝え方ができますよ、というもの。

その反対が、「ユーメッセージ」。「ユー」とは、英語で「あなたは」という意味の「you」です。

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例えば恋人と 、彼が忙しくてなかなか連絡が取れない。そんな時、彼女は不安に思ったりしますね。本当に忙しいだけ?もう私のこと好きじゃなくなっちゃったのかしら?浮気してるのかしら?
そんなことを考え出したら想像はどんどん悪い方向へと進むものです、例え本当に彼がただ仕事で忙しいだけだったとしても。

そうすると、こんなこと言ってしまったりしませんか?

(あなた)ねぇ、なんで連絡くれないの?」
(あなた)酷い!」
(あなた)私がこんなに寂しくて我慢してるのわかってない!」
(あなた)もう私のこと嫌いになったの?」
(あなた)浮気してるんじゃないの?」

そう、全部、主語が「あなた」なんですね。

ちなみに、この「ユーメッセージ」、悪いところばかりでもないんです。相手に命令する、相手より上の立場だと、それはそれで効果があるのですね。強い立場で相手にいうことを聞かせる、という関係性ではあえて使われるということもあるのです。

なので、まずはその関係性がどのような関係性なのか、というところは大切ですよね。

恋人同士だと、どちらが上、というものではなく、依存と自立がコロコロとお互いチェンジできるような、相互依存関係が理想とされます。

先ほどのセリフを「アイメッセージ」に変えてみるとどうなるか。

(あなた)ねぇ、なんで連絡くれないの?」
「わたし、あなたから連絡がないと不安になるの。」

(あなた)酷い!」
「わたし、悲しいの。」

(あなた)私がこんなに寂しくて我慢してるのわかってない!」
「わたし、寂しいんだけど、あなたの邪魔しないように我慢してた。」

(あなた)もう私のこと嫌いになったの?」
「わたし、あなたに嫌われちゃったんじゃないかって、すごく不安なの。」

(あなた)浮気してるんじゃないの?」
「わたし、あなたが浮気でもしちゃったのかと不安になっちゃったの。だって私、あなたのことをとっても素敵だと思ってて、大好きだから、他の人があなたのこと好きになっちゃっても全然おかしくないって思っちゃうの。」

「アイメッセージ」として伝える時、主語が「わたし」なので、私が感じていることを伝える、という形になるのですね。
そうなると、どうしても抵抗が出てきてしまったりするんです。

恥ずかしい
負けた気分になる
こんなこと感じているの知られたらどう思われるか怖い 

そう、この抵抗こそが、とても乗り越えがたいものなのですよね。

でも、ですよ。

もしあなたが逆に、相手の心の内を見せてもらったら、安心しませんか?
え?そんな風に私のこと思ってくれてたの?と嬉しくなっちゃったりしませんか?
そんな風に心の内を伝えてくれる人のこと、大切にしよう、って思いませんか?

あなたも同じなのですよ。

あなたが、
その恥ずかしさを乗り越えて、
負けた気になって悔しいけど
心の内をさらけだして
あなたの大切な人に、ちゃんとあなたの想いを伝えよう、と思う時、

その心に触れた相手はきっと、あなたを今以上に大切にしよう、って思うんじゃないでしょうか。

あなたの勇気が、2人の未来をより豊かにするのです。

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