セクシャリティとそれを隠す心

子どもの時にはコンプレックスって誰も持っていないんです。
赤ちゃんの時にコンプレックスがある赤ちゃんって、想像つきますか?

今日もお越しくださりありがとうございます。
カウンセリングサービス・心理カウンセラーの青山リナです。

もうこれ以上ワタシ(自分)の幸せを先延ばしにしない!
ワタシを幸せにする心理学

今日も必要な方に届きますように。

目次

コンプレックスの始まり

身体の変化

周りを見るようになって、人の視線を気にするようになって、人と自分を比べ出した時からコンプレックスって始まるんですね。

早いか遅いかの差はあるでしょうけれど、年齢で言えば大体10歳前後から、コンプレックスって大きく芽を出し始めます。思春期の時代です。

10歳前後というのは、子供が大きく変化していく年齢でもあります。

身体(運動能力)の発達段階では「ゴールデンエイジ」なんて言われる年齢でもあります。神経系の発達がほぼ完成し、動きの巧みさを身につけるのに最も適している時期です。

同じように、この年齢では自分の身体(発育)の変化を著しく感じます。

女の子なら初潮を迎えたり、胸が膨らみ始めたり、身体が丸みをおびて女児から女性らしさへ急激に変化を感じる年齢です。

男の子の場合は11歳前後になりますが、同じように男児から男性らしさを急激に感じる変化をしていきます。

声が変わり始めたり、精巣が大きくなり始めたり、肩幅が広くなってきたり、ひげが生えてきたり。

この時期を第二次性徴といい、性ホルモンが分泌され、男性・女性、それぞれに特徴的な身体の変化が現れる時期です。

これは本来、新しい命を授かるための準備なんですね。

心の変化

自分の身体の変化を感じている時、私たちは怖さを感じます。

想像しやすいのは、たとえば自分が老化していく、と考えてみてください。

元気に歩くこと走ることも当たり前にできている今から、急に20年30年と経ち、走ることはおろか、歩くこともままならない、自分で自分の事が何もできなくなるかもしれない、と思うと、怖さを感じませんか?

自分がこの先どうなるかわからない、と感じる時って、人は怖さを感じるんですね、たとえそれが、できることが増える成長期だとしても。

思春期に自分の身体が子どもから大人へと変化を遂げている時に、多くの人は怖さや不安感を感じています。

自分がちゃんと大人になれるのだろうか。

そんな怖れや不安を抱えていると、周りと自分を比較する、ということを無意識的によくするようになりますね。

小学生低学年頃までは、比較的素直ないい子で褒められたり励まされたりすると、その評価を素直に受け入れていた子も、思春期になると、周りと自分を比較するようになります。周りと自分を比較すると、自分はそれほどできるわけではない、と感じることも増えてきたり、どうせやっても上手くできないから無駄だ、なんて自分に期待しなくなったりして、劣等感を抱えやすくなったりします。

そんな劣等感を感じやすいところに、自分の身体の変化も一緒についてくると、成長している自分を、素直に素晴らしい!と感じるよりも、なんか変!自分は大丈夫なのだろうか!?と不安な気持ちはより大きく膨れ上がります。自分の発育過程を、素晴らしいこと、と感じにくくなってしまうことが往々に起こります。

しかも、自分の身体の変化を親に素直に話せて、親が子どもの成長にうろたえずにいられればいいですが、親だって1人の人間であり、異性の親ならどう子供を扱っていいのか戸惑ってしまったり、親自身が自分の性にコンプレックスや嫌悪感を抱いていると、強い口調になってしまうこともあります。隠しなさい!そんなことしちゃダメ!というような子供の立場から見ると叱られているような感覚になる扱いを受けると、敏感で繊細な思春期の子供は特に自分の存在を否定されたような気持ちになってしまったり、自分の性をとても汚いものに感じてしまったり、という引き金にもなっているかもしれません。

恋愛感情の芽生え

他人と比べなければコンプレックスって基本的に無いわけですよね。しかし、自分の身体の変化に不安を覚えると、周りをきょろきょろと見て、これは自分だけなのかどうか、と自分と周りを比較することをします。

そして、思春期の性ホルモン分泌で男女の性的特徴が大人に近づき際立って来る、それは新しい命を授かるための準備、ということは、性的欲求も自分の身体が変化するうえで出てきますね。

パートナーを見つける、恋愛、というものが始まるわけですね。

あの子が好き
あの子がカワイイ・カッコいい
あの子はモテる
あの子はモテない

そうすると、モテない、というカテゴリーに自分が入れられることって、誰からも選ばれない、自分はこの先独りぼっちなのかも、なんて怖ろしい想像を自分の中でしてしまいます。

周りから、

あの子はダメだ

というレッテルを貼られるような怖さを感じるんですね。

お友達と一緒にいたいし、ダメ認定されないようにしたい。

ダメ認定されないためには、自分はこことこことここが周りのみんなと違う!じゃあそれを隠さなきゃ!と思うわけですね。

他の人より背が高い、と思えば、なんとか背を低くしよう、と猫背になってみたり
他の人より胸が大きい、と思えば、胸が大きく見えない服を着てみたり
他の人より太っている、と思えば、必死でダイエットしたり、少しでも目立たない服装にしようと地味な服を選んだり

しかしこのような隠す行為は、本来の自分の姿を隠しているわけで、とても不自然な状態になっているんですよね。

人は基本的に、隠されると、何が隠れているのか気になります。
興味を惹かれる、という面と、危険回避能力、が働きますから。

だから自分が一生懸命隠していると、誰かが覗こうとしますよね。
覗こうとされれば、より強固に隠そうとしますね。
隠す側は、見られたら大変だ、って思うからですね。

他人と違うところは全部ダメ

この思春期の時代、10歳ごろからいじめを経験しているケースには、

▶ 実はとてもモテる存在だった

もしくは

▶ 気持ち悪がられていた

というケースが多くあるんです。

モテる子、というのは、羨ましがられて、嫉妬されるわけですね。あの子だけズルい!って。

逆に、気持ち悪がられる子、というのは、本来の自分の姿を隠して不自然な状態になっている、だから違和感の塊になってしまう、っていうことが起きるんですね。

▶ 羨ましすぎて手が届かない
▶ 絶対にあんな気持ち悪い存在にはなりたくない

っていう状態で嫌われていじめられる、ってことが起こったりするんですね。

どちらも、目立つ存在、なんですね。

で、目立つといじめられる、嫌われる、と思うと、自分の個性や魅力というものは光っていられると困るわけですよね、その時代には。

一生懸命、必死で、自分の光り輝く魅力を黒マジックで塗りつぶすような、そんな感覚で隠そう隠そうとするわけです。

他人と違う自分の本来の姿って、それが大きなチャームポイント、光り輝く魅力、
大人になると逆に羨ましがられる素質だったりします。

それを黒マジックで必死に塗りつぶそうと頑張っていると、自分は疲れるし、塗りつぶされたものを見ている他人はなんだか違和感ばかり感じますね。

そして同じように、黒マジックで自分の魅力を塗りつぶしている人が周りに寄ってきたりするので、恋愛をするにもどうにも自分の頭の中で理想とする人とは出会えなかったり、上手くいかなかったり、ということが起きてしまいます。

あなたが自分で黒く塗りつぶしているものって何でしょう?

そこを開放してあげると、あなたの本来の魅力が顔を出すかもしれませんね。

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