罪悪感があると、目が合わないってホント？

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。

罪悪感があると、目が合わないって言われます。
なぜでしょう？

皆さん、例えば誰かと話している時、ぜんぜん目が合わない人っていませんか？
そんな時って、嫌われてるのかな？なんて思ってしまったりしますよね。

逆に、目が合わせられない人もいるかもしれませんね。

なんだか恥ずかしい、そんな理由で。

もしこれが、罪悪感から来るものだとしたら？

目を合わせてもらえない人はこう思うかもしれません。
え？でも、何か悪いことされたかしら？

目を合わせられない人はこう思うかもしれません。

いやいや、何も悪いことはしてませんよ。ただ恥ずかしいだけです。

そう、多くの場合、決して物理的に何か悪いことをしているわけでもされているわけでもないと思うのです。

が、しかし…
心理学では罪悪感には2種類あると言われています。

1つは、物理的に何か悪いことをしてしまった罪悪感。
わかりやすいですよね。
モノを壊してしまった、だとか、人に嫌なことを言ってしまった、だとか。
自分で意識できるので、反省することも、謝ったり償ったりすることも可能ですね。

では、もう１つの罪悪感とは…？

こちらは気づきづらい罪悪感だと言われています。
それは、「まだしていない」罪悪感、だからです。

まだしていない？

そう、これは、気づかないふりをしようと決め込めば、一生気付かないかもしれません。
ただ、気づかないと、それはそれで苦しいかもしれません。

なぜなら、自分の心に反しているから。

どういうことかというと、例えば、子どもは基本、お母さんが大好きです。でもだんだん自我が芽生え、子どもも徐々に自立心が出てきますね。自分のことは自分でしたくなる、自分のことは自分で決めたくなる。

高校を卒業して、本当は美容系の専門学校に行きたい。だってメイクとかファッションとかが大好きで、そっちの方に進みたい。でも、お母さんは猛反対。すると、お父さんもお母さんに便乗して反対する。大学に行きなさい！と言われる。

結局、大学の費用なら出してくれる、でも専門学校の費用は出さない、と言われ、仕方なく大学へ。とはいえ、別に行きたい大学があるわけでもないし、勉強したい学部があるわけでもない。どうしよう。

いけそうな学校を選んで、入学したけど、ぜんぜん楽しくない。友達もできない。もう学校辞めたい…。結果、バイトばっかりしてたら、留年してしまった。お母さんにめちゃくちゃ怒られた。

もうお母さん嫌い！いっつも昔っからお母さん私の言うことなんて聞いてもくれない！いっつもお母さんの考えを押し付けてくる！最低！

あれから10年、もう30歳になるけど、お母さんとの関係はずっと良くない。

恋愛も上手くいってない。
彼氏ができても、なんかいつもフラれる。
ワタシのこと、重くなるみたい。ワタシは一緒にいたいだけなのに。愛して欲しいだけなのに。こんなに一生懸命尽くしてるのに、なんでフラれるの！？

こんな時、実は罪悪感があるんです。

どんな罪悪感か。

それは、お母さんに心を閉ざした罪悪感。
お母さんの愛を受け取っていない罪悪感。
本当は大好きなはずのお母さんだけど、そのお母さんの愛を要りません、ワタシは受け取りません、と突っぱねている罪悪感を感じているんです。

ここで間違ってはいけない大事なことは、
お母さんの言うことを聞かなきゃいけないわけではないんです。

お母さんの言いなりにならなきゃいけないわけでもないんです。

自分の意思で、自分の選択をして良いんです。

罪悪感を抱えず、自分の「好き」を選択していいんです。

この状態だと、もしお母さんを目の前にすると、目を合わせられません。睨むことはできるかもしれないけれど、目は合わせられないんです。罪悪感いっぱいだから。

彼氏ができても同じ。
覗き込むように、様子を伺うように、見ることはできるかもしれないけれど、対等に目を合わせることはとても不快で嫌なはず。
そこにも罪悪感を感じてしまっているからです。

どちらの罪悪感も、本当は必要の無いものなんです。
手放すことができるんです。
手放そう、と思えば。

きっと、お母さんを一生懸命喜ばせたいって想いが、昔々あったんです。
上手くいった時があったんです。
だから、お母さんの言うことを聞いていれば、お母さんは喜んでくれると思ってずっとずっと頑張り続けてきたんですよね。

3歳の時に来ていたお洋服が、30歳になったらもう着られないように
3歳の時に成功したやり方を、30歳になってやり続けなくていいんです。

あなたの幸せな方法で
お母さんも喜ばせることが必ずできます。
彼氏とも、2人一緒に幸せになることができるんです。

もう、自分を苦しめるのは、やめませんか。
罪悪感を抱えて一番苦しいのは、自分自身です。

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