カウンセリングサービスの青山リナです。
自分の幸せって、考えたこと、ありますか?
もちろん、考えますよね。
あなたの幸せは、どっちを向いているでしょう?
私は○○になりたい!
私は○○が欲しい!
私は○○がしたい!
になっていますか?
以前、友達何人かと集まった時に、友達がケーキを買ってきてくれました。
どれがいい?
そんな風に選ばせてくれちゃうと、迷いませんか?
私、迷うんですよね~。
あ~こっちも美味しそう、あ~でもこれも捨てがたい、わ~どうしよう…
決めた時には、あ~あっちにしておけば良かったかな…
なんて、人が食べている方が美味しそうに見えちゃったりしてね。
自分の好き、が選べない時って、嫌い、も実は言えなかったりするんですね。
例えばね、そのケーキを、あなたが買ってきてくれたとします。
想像してみてくださいね。
3つ、あなたは私にケーキを買ってきてくれました。
生クリームのショートケーキ
チョコレートケーキ
チーズケーキ
私の目の前に、
生クリームのショートケーキを置いてくれました。
私の表情は悩んでいるような顔をしています。
あなたは、「あまり好きじゃないのかな?ちょっと違ったかな?」って思いませんか?
次にチョコレートケーキを私の前に置いてくれました。
また私は、悩んでいるような表情をしています。
あなたは、「これも違ったか。」そんな風に思いますよね。
じゃあ、チーズケーキかな?と思い、また私の前に置いてくれました。
また私は悩まし気な顔をしています。
あなたはどう感じますか? 「これも違うのか…、そもそもケーキは嫌いですか?」 なんて思うかもしれませんよね。たとえ私が、本当はケーキが大好きで、どれも美味しそうで決めきれなかったとしても、です。
自分の中で、Yes / No をつけるって、自分のためにも大事なことなのですよね。
同時に、相手にどう見えているのか、というところ、見逃しがちになっていますけれど、案外大きなポイントだったりするんですね。
相手の顔色を伺う、ということとは違います。
あなたの、楽しい嬉しい、という表情、あなたの、これは苦手だわ~、という表情、そんな表情で相手を喜ばせることもできるのだ、ということなのです。
あなたのわかりやすい表情で、相手が安心する、ということも起こり得るのです。
私たちは、この世界、誰かと関わりを持って生きていますよね。
周りの人があなたに対して安心感を抱く時、あなたを囲む空気は穏やかな安心できる空気なのです。
逆に、あなたがいろいろなことを隠さなきゃ、と思う時、あなたの本当の感情も隠そうとします。
それは、何か相手から攻撃されるんじゃない?怒られるんじゃない?なんて思う時。
そうすると、相手の顔色を伺う態度になってしまうのですね。
例えば先ほどのケーキの話。
う~ん、本当はどれも実はあまり好きじゃない。でも、そんなこと言ったらせっかく買ってきてくれたのに、傷つけてしまうんじゃない?甘いものって苦手なんだけど、一番甘くなさそうで、美味しく食べているように見せられるのってどれだろう?
もし私がそんなことを考えていたとしたら、ケーキを買ってきたあなたも、はっきり言ってくれた方が良いって思いませんか?
人間って不完全な生き物なのですよね。
だから、完璧である必要なんて無いし、そんなの出来っこないんです。
でも何故か、私たちは、少しでも完璧に近づかなきゃ、なんて思って頑張りますよね。
頑張りたい時はそれも良いと思うのです。
多くの場合は、完璧になることに近づくよりも、
これは得意、これは苦手、
これは好き、これは嫌い、
そんな私もあなたは受け入れてくれるよね?
って思って付き合っていられる関係性の方が良いって思いませんか?
そうやって、人を愛し、人に愛される。
そんな関係を作ろう、と、まずは思ってみる。
それが、私たちの幸せに繋がっていくのではないかと、私は思うのです。