こじれた恋愛 ~助けたい症候群~

今日も読んでくださってありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。

「お付き合いしている彼、私がいないとダメなんです。私が助けなくちゃ、と思うんです。」

「出逢ったころはとっても優しくて素敵な人だったんです。でも時が経つにつれて、暴言が多くなってきたり、浮気もするし、私はいつも我慢してばかり。なんで私だけこんなに我慢してなくちゃいけないんでしょう。」

「もうこの先一生ひとりは嫌だって思うんだですけど、全然良い人と出逢わないんです。出逢う人出逢う人、私のことを考えてくれない人ばかり。自分を犠牲にしないとやっぱり結婚なんてできないんでしょうか?」

そんな想いを抱えていらっしゃる方がいるのだとしたら、もしかすると「助けたい症候群」かもしれません。

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目次

「助けたい症候群」とは

そもそも、「助けたい症候群」とは何なのか。

恋愛関係、だけではなく、友達関係でも起こり得ることなのですが、弱い相手(自分が弱いと認識した相手)を一生懸命助けてあげようとしてしまうのです。

人を助ける、ということ自体は、決して悪いことではないはずですよね。

でも、「助けたい症候群」になると、根底にある自己存在価値がちょっと不安定になってしまっているのです。相手が困っているから助ける、というよりも、

問題のある人しか自分を相手にしてくれない
助けてあげなければならなさそうな人にばかり意識が向く
自分が相手を助けることにより、自分の存在価値をプラスに感じられる

こんな無意識が働いてしまっているんです。

なので、恋に落ちるパートナーは大きな心の傷を抱えていたり、問題を抱えていたりします。すると必然的に恋愛は苦しいものになってしまいます。

助けてあげなくちゃ!が生み出す弊害

助けたい症候群は、助けられる相手を選ぶことが多いのです。

何を隠そう、この私も振り返って見ると、傷ついた男性を見抜く能力は抜群に長けていました。

心がときめく男性は、なぜか心に傷を負っている。
恋に落ちるパートナーは、なぜか問題を抱えている。

フツーの、本当にごくごく普通の、害の無さそうな、世に言う、良いお父さんになりそうじゃない?って言われる人には男性として全く惹かれない、なんてことが起きたりします。頭の片隅ではわかっているんですけどね、多分この人の方が安心安全、穏やかに幸せなはず!って。

で、そんな、ザ・良い人、とお付き合いしてみても、あれよあれよという間に、ザ・良い人、だったはずの彼が、浮気をしたり、キミとはもう一緒にはいられない、なんて離れていったりしてしまう、なんてことが起こったりします。

原因は「助けてあげなくちゃ!」と思ってしまうから。

相手を「助けてあげなくちゃいけない人」にするということは、相手を弱い存在にしてしまうということなんです。

あなたは弱い
あなたは無力
あなたは役に立たない

このメッセージを相手に無意識のうちに送り続けてしまうことになるのです。

なぜ助けようとしてしまうのか

助けてあげなくちゃ、と思う時

自分=助ける側(自立側)
相手=助けられる側(依存側)

という状態が出来上がります。

自分=親
相手=子供

こんな立ち位置で表すこともできますね。

ただし、これは表面的なものであって、実際のところはそうではありません。

相手を助けられる側に置く必要がある時、相手をとても小さな存在として位置づける必要がある、ということになりますよね。もし本当に自分が、自立していて、自分の価値を自分で評価できているならば、相手も同等に扱うことができるはずなのです。

がしかし、相手を、助けてあげなくちゃ、と思うということは、相手を小さく位置付けておく必要がある、ということ。それは、自分がとても小さな存在で自分に価値を見出せない時、相手も同じくらい小さな存在でいてくれないと、こんな自分を相手になんてしてくれないんじゃないか、と感じてしまうのです。

これ全部、無意識で起こっていることです。

じゃあどうしてそんなに自分の存在価値を自分で認めることができなくなってしまったのか。

それはきっと、過去の生きてきた時間の中で、本来助けたかった人がいて、しかしその頃は、まだ自分自身が小さく弱く、助けられる力が無かったのかもしれません。その時の失敗感や出来なかったという想い、助けたかった大好きで大切な人がずっと苦しんでいる姿を見ているのが辛すぎたのだと思うのです。

もしそうだとしたら、そんな幼く小さかったころ、それほどまでに強く誰かを助けたいと願い頑張っていた自分自身も、深く傷ついたことでしょう。そんな自分自身も本当は助けて欲しいと泣き叫びたかったのかもしれませんよね。

でも今の今まで、そんな傷を負って助けを求めたかった自分自身をずっと隠して、歯を食いしばって頑張って来られた自分が心の中にいるのではないでしょうか。

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もう助けなくていい

助けたい症候群を手放して、素敵なパートナーシップを手に入れるためにすること。

「もう助けなくていい」

つぶやいてみてください。
自分に聞かせてあげてみてください。

相手を助けなくても、何もしないままでも、十分あなたの価値はあるのです。

助けることばかりに意識が向いている時、
自分も本当は助けて欲しいと心の底では思う気持ちがあるにもかかわらず
助けを受けるということを嫌い、その手をはねのけてしまいがちになります。

一度、助ける手を止めて
周りを見てみて欲しいのです。

今まで、自分が助けなきゃ、と思っていた彼
本当は二人で「一緒に」助け合いたいと、あなたに手を伸ばしているかもしれません。

あなたの周りの人たち
あなたにたくさん助けられてきて、次はあなたを助けさせて、と、あなたに手を伸ばしているかもしれません。

あなたが本来助けたかった人
あなたが幼い時心を痛めて一緒に泣いてくれたことで、あなたがこの世に存在してくれていたことで、実はとても助かっていたのかもしれません。

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勇気を出して「助ける」ことを止めてみると、見えてくるものがたくさんあったりします。

それは全て、あなたという存在に、あなたが存在していることに
大きな価値があるからです。

あなたはそのままで、とても素晴らしい愛の人なのです。

もし、こじれた恋愛に苦しんでいらっしゃるのであれば、
いつでもお話し聞かせてくださいね。

あなたはいつだって、幸せになれます。

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