影のある手のかかる彼との関係性を築く方法　～幸せのリーダーシップ～

今日も読んでくださってありがとうございます。
カウンセリングサービスの青山リナです。

なぜか、すこし影のあるような、手のかかる彼を選んでしまう。

そんな時
彼を愛しているのか
傷ついた人を救いたいのか
どちらなのでしょう。

助けたい症候群、なんて言葉があったりします。

傷ついていたり、苦しんでいる人を助けたい、と手を差し伸べる。

これは、とても愛と勇気ある優しさの行動ですよね。

マザーテレサのような
聖母マリア様のような
素晴らしい想いです。

ボランティアや、仕事としてやっていることは、プライベートとは本来切り離れているんです。だから生活の一部ではあるものの、自分をリセットできる場がちゃんと確保されている状態。少なくとも、自分をリセットできる場を確保できる前提があるんです。

でもこれが、パートナーとなると話はちょっと違いますね。

両親が離婚して、愛に飢えている彼。
子どもの頃にいじめられて、心に傷を負っている彼。
前の妻に浮気され、愛を信じられなくなっている彼。

そんな彼が、自分が愛されることに疑いを感じていると、愛を試す行為を多々してきたりするんです。

心が敏感で優しい女性には、わかるんですよね、そんな彼の心の傷が。

その優しさゆえ、愛の深さゆえ、そんな彼を救いたい、癒してあげたい、私だけは理解してあげたい、愛してあげたい、彼に愛される幸せを教えてあげたい、そんなことを思ったとしても、何の不思議もないのです。

そしてね、それが、自分の喜びで幸せとなっているならば、問題は無いのです。
マザーテレサのように
聖母マリア様のように
ただただ彼を愛することができるのなら、全然問題は無いのです。

しかし、彼の苦しみを理解できる、彼の悲しみを理解できる、彼の寂しさを理解できる、彼の痛みを理解できる、それって、なぜだかわかりますか？

あなたも同じように、
苦しみ、悲しみ、寂しさ、痛みを、抱えているからですよね。

私たちは、自分の心の痛みや傷を、優しさに変えることができるのです。
それは事実。

ただ、それは自分の傷を傷じゃない状態にした後の話です。

自分の心の痛みを放置した状態で、彼を救うことはとても難しいんです。
私がこんなにあなたを想っているのだから、あなたも同じように私を想ってよ！という取引のような形が知らぬ間に出来上がってしまったりするんです。

だって自分だって愛されたいと思いますからね。当然ですよね。

もしくは、助けることで自分の価値を証明しようとする、なんてことも起こったりします。すると、相手を助けたら、もう自分は役に立たなくなるので、また助けなきゃいけない別の相手を探してしまったり…というループを作ってしまうことにもなります。

こうなると、恋愛関係を築くことよりも、助けることがメインになってしまうので、いつまで経ってもパートナーシップという観点からの幸せが訪れない状態になってしまいます。

忘れてはいけないのは、あなたは彼の素敵なところをちゃんと見ているっていうこと。
あなたは、彼の素敵さをキャッチできる目を、心を、持っているんです。

その目と心を使って、まずはあなたの素晴らしさに気付いてみてください。

まずはそこから。

あなたが本当に幸せな時、彼も一緒に幸せを感じられるんです。

あなたが幸せになる、それがあなた自身と、あなたの大切な人を、救う一番の近道です。