カウンセリングサービスの青山リナです。
カウンセリングでお話しを伺う時、そもそもカウンセリングに来られる方って、とても優しい方ばかりだと思うんです。
でもね、半分ほどの方は、「優しいですね」ってお伝えすると、なんだか言葉に詰まっていらっしゃったりして…お伺いすると、「優しいって言われると、全然嬉しくないんです、むしろ、バカにされているのか、扱いやすい騙しやすい、と思われているのか…と感じてしまうんです。」
世の中不思議なもので。
優しい、と言われたい方と、
優しい、と言われるのが全然嬉しくない、と感じる方と、
真逆ですよね。
私、カウンセリングの他に、英語教室をやっているんです。
あまりそのお話しはここのブログで触れたことは無いのですが、今日はちょっとだけ、そこでのお話しをさせてくださいね。
英語教室では、12月になると、クリスマスカードを英語で作成するのです。今年も、生徒全員、もれなく、家族みんなにクリスマスカードを作りました。
ある小学2年生の女の子のお話しです。
弟が2人います。
1人の弟は幼稚園に入ったばかり。
もうひとりはその下でまだ彼女の認識では赤ちゃんの弟。
多分、私が想像するに、このくらいの年齢って、お母さんはそれはそれは毎日大変でしょうし、お父さんもよく送り迎えに来られているので、ご両親お二人が協力し合って子育てをされているんだと思うんです。
とは言っても、心理学の事やカウンセリングを学び携わっていると、私たちは大人になっても、子どもの頃に傷ついた心を引きずったり、子どもの頃不満だったことを我慢していた分、大人になっても心にしこりを残していたりしますよね。
そう思うと、この女の子も、お母さんのお手伝いをしたり、本当はお母さんにもっともっと甘えたかった時期でもきっととっても頑張ってきたんだろうなって思うんですよね。
その彼女が、クリスマスカードを家族みんなに、とっても優しくてあたたかいメッセージを載せて書くんですね。
そして、英語でメッセージを書いた後、色を塗ったりシールを貼ったりして、そのカードをデコレーションするんです。
子どもにとってはこれが一番楽しい時間。
お母さんはこの色が好きだから、お父さんはこっちの色。弟はあれが好きで、これが好きで。いっぱい家族の話をしてくれます。
そして最後に、「あっ!」って言うんです。
どうしたの?って聞くと、幼稚園に入ったばかりの弟は、まだ字が読めないんだって。だから、どれが自分のカードかわからなくなっちゃうから、目印を描くんだ!って言うんです。
赤ちゃんの弟は、多分まだカードをもらってもわからないんだと思うんです。でも、幼稚園の弟は、自分のカードだってわかるんだけど、名前が読めないから、どれが自分のかわからない。だから、弟が自分の貰ったカードだってわかるように、目印を描いてあげるんだって。
クリスマスカードよりも、よっぽどその想い、その目印が、最高のクリスマスプレゼントですよね。
今日、このブログを読んでくださっているあなた。
私は断言します。
あなたは、誰が何と言おうと、優しい、そして、あたたかい心を持った人です。
忘れていませんか?
あなたも、この彼女と似たようなこと、していましたよね?
ただただ、相手を想って、気遣って、心のままに行動したこと。
想い出してみてください。
大きな思いやりを持っていますよね。
その行動が、そのまま真っすぐ相手に届いた時
残念ながら、上手く相手に想いが届かなかった時
相手があなたの想いを受け取る余裕が無かった時
いろいろあったと思います。
優しさは、弱さではありません。
優しさは、利用されるものでもありません。
優しさは、あなたの強さであり、あなたのギフトです。
もしあなたが優しさゆえに傷ついているのだとしたら、それはあなたの優しさのせいではありません。
傷ついた心があれば、そこは癒すお手伝いをします。
優しいあなたには、あたたかい豊かな幸せがピッタリなのです。
Merry Christmas!
あなたの毎日が、もっともっと、豊かであたたかくありますように。